法人設立ワンストップサービスをご存じでしょうか。
https://app.e-oss.myna.go.jp/Application/ecOssTop

マイナンバーカードで法人設立登記をはじめ、
税務署や地方自治体、日本年金機構などへの申請手続きができます。
マイナポータルの中につくられています。
紙の書類を書いて押印して、
郵送か窓口で申請しなくてはいけない手続きが
変わりはじめました。
しかし、創業相談で起業家に
法人設立ワンストップサービスの利用を勧めるかと
いいますと、私は現状ではお勧めしないです。
一番の理由は、一般の人にとって、
どう入力して良いか(書いたらよいか)が
わかりにくいからです。
UI(ユーザーインターフェイス)デザインも
改善の余地があります。
「かんたん問診・申請」から始められるのですが、
この質問に適切に答えることが難しく、
専門家レベルの知識が必要です。
例えば最初の質問は、
設立登記と同時に、会社・法人の代表者に対する
商業登記に基づく電子証明書(商業登記電子証明書)の
発行申請を行いますか?
というものですが、
いきなり聞かれても答えに困る人が大半でしょう。
いろいろなことがいっぺんにできるのですが、
そのため複雑になっています。
一般の人は会社設立が初めての人が多いので、
最低限の質問・手続きに絞ったり、
デフォルトで答えを誘導してほしいところです。
いろいろやりたい人、知識のある人に向けて
手続きを追加できるようにしたり、
設定を変えられるようにした方がよいでしょう。
デジタル庁も努力しています。
改善はどんどん続いていますので、将来は期待したいです。
会社設立のお勧めは、
司法書士などの専門家に依頼するほかに
「弥生のかんたん会社設立」「freee会社設立」
「マネーフォワード クラウド会社設立」です。
弥生は無料、
freeeとマネーフォワードは会計ソフトを契約しない場合、
電子定款作成費用で5000円かかります。
これらは入力にあたって迷いが少なく、入力手間も少ないです。
この記事へのコメント