三越と伊勢丹が経営統合します。
(参考:読売新聞社のWEBサイト)
http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20070824gr04.htm
百貨店業界の再編により、三越は業界売上4位、
伊勢丹は5位になっていたんですね。
私は「百貨店といえば高島屋か三越」という
イメージをもっていました。(今ももっています)
三越のブランド力は絶大という印象でしたが、
業績面では、利益率は他社を下回っています。
一方の伊勢丹はファッション衣料に強く、
三越よりも利益額では上回っていました。
こちらも「ファッションといえば伊勢丹」
というブランド力があり、
先日、新宿本店の改装は大きな話題になりました。
この2社を例に挙げても、ブランドと経営の関係については、
語りつくせないテーマです。
ブランド力があることと、
業績がよいこととは単純にイコールとはならないのです。
これらについては、また考えていきたいと思います。
「三越」ブランドも「伊勢丹」ブランドもそれぞれ残ります。
持ち株会社を作っての経営統合です。
この経営統合のプレスリリースには、次の文章があります。
「以上の戦略を通じ、両社が営々と築いてきた『お客さまとの
信頼関係』とそれに基づく『伊勢丹』と『三越』という
『ブランド価値』の更なる強化・先鋭化を図ってまいります。」
つまり、この経営統合は、
両社のブランドを更に強化・先鋭化させるためのものです。
ブランド価値をあげるために経営統合するのです。
両社がブランドをいかに大切にしているか、わかります。
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