10月14日の情熱大陸に
グラフィックデザイナーの佐藤卓さんが出演していました。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/10_14.shtml
佐藤卓さんは、日本を代表するグラフィックデザイナーです。
ロッテのキシリトールガム、明治おいしい牛乳のデザインや
NHKの「にほんごであそぼ」の企画など幅広く活躍されています。
佐藤卓デザイン事務所
http://www.tsdo.jp/
番組では、佐藤卓さんが目指すデザインについて、
放送されました。
デザインを顧客に提案する時も、
自分の意見は言わず、顧客からの意見を聞いていました。
デザインは、顧客との「やりとり」の中で見つけていく作業だ
という考えからです。
そして、クリエイターは感性を売り物にするな、
と言います。
どうしてもデザイナーには、デザインしたいという気持ちがある。
しかし、どこまで客観的になれるか、どこまで自分を消せるか。
消した状態で自分が置かれた環境を、
どういうふうに理解できるか、が大切と話します。
商品を主役にし、顧客の立場で考えるということが
突き詰められています。
だから、伝わる、美しくシンプルなデザインが
できるのでしょう。
それは、以前紹介した深澤直人さんが
話していたことにも通じますし、
深澤直人さんを紹介した4月11日の記事
「何にも前提を説明せずに『ね』と言う」
http://brand-design.seesaa.net/article/38396328.html
9月30日に同じく情熱大陸で放送された
作詞家の秋元康さんにも通じます。
http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/09_30.shtml
秋元康さんは、自分が面白いと思うものより、
人が面白いと思うものを提供したい、と考えていました。
デザイナーの方は、参考になったのではないでしょうか。
経営コンサルタントも同じです。私も勉強になりました。
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント