小林製薬のデザイン戦略

小林製薬のマーケティング戦略について
前回の続きです。

分かりやすさを徹底して追求していることは
前回までお話しました。

商品パッケージのデザインでも
同様に分かりやすさが追求されています。

小林製薬では、見た目の良さより、分かりやすさ、
店頭で目立たせること優先させてきたそうです。


確かに、小林製薬の製品を見ると、おしゃれというより
分かりやすさが強調されていると思います。


小林豊社長は、カンブリア宮殿や日経デザインで
デザインについて、こんなことを語っています。


パッケージデザインは、インパクトのあるものか
かっこいいもの、のどちらか割り切ることが必要で、
中途半端はいけない。

デザインが崩れてもいいから文字を大きく、
分かりやすくしてくれと注文することがある。



これを聞いて私は、

デザインではとかく、美しさが尊ばれがちだが、
分かりやすさは犠牲になっていないか

という問題を突きつけられたようにも思いました。


ただ、社長は、次のようにも話しています。

今後は若い人に買ってもらうことを考えると
デザイン性も考えていく必要がある。


私も、だんだんと造形美の追求や、
持っていても(置いていても)恥ずかしくない
といった要素は、無視できなくなると思います。


しかし、中小企業のマーケティング、デザイン戦略を
考える上で、小林製薬から学ぶことは多いと思います。

以上、3回にわたり
小林製薬のマーケティング戦略をご紹介しました。
いかがでしたか?

中小企業でもすぐに取り入れられる手法が多かったと思います。
良いものは取り入れてみましょう!

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