前回までに、
フランチャイズの仕組み
フランチャイジーがブランドを傷つける実例
ブランド経営におけるフランチャイズへの考え方
をお話ししました。
今日のテーマは、
フランチャイジーがブランドの均一性を乱したり、
ブランドを傷つけるリスクをどう抑えるか、です。
ブランド経営をアドバイスする
中小企業診断士として力が入ります!
ブランドを傷つけるリスクを低減するため、
ブランド経営を目指す上フランチャイザーは、
以下の方策を取り入れることを考えてみましょう。
加盟希望者の審査ができていること
(加盟希望があれば即加盟OK、はダメ)
加盟前にフランチャイジーに経営理念・ブランド理念が理解され、
共感されること
加盟前に社長同士で話をすること
ブランドを守れるオペレーション基準をつくること
スーパーバイザー(フランチャイジーにアドバイスを行う
フランチャイザーの経営コンサルタント)が、
定期的にフランチャイジーのオペレーションのチェックをすること
覆面の調査員などを使って、日常のオペレーションを
チェックすること
不正を防止できる仕組みをつくること(一人だけの管理にしない)
店員への教育訓練をフランチャイザーとして用意すること
ブランドを傷つける事態になった場合へのペナルティをつくること
このリスクは、内部社員による情報漏洩リスクにも似ており、
対応は簡単ではありませんが、
上記のような方策でリスクを減らしましょう。
また、フランチャイズ展開を行わない場合でも、
上記の方策の中には、ブランド経営に使えるものもあります。
参考にしてください。
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