瀬戸内国際芸術祭2019(7)女木島編

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。

横浜も先月の台風15号に続いて台風19号の被害を受けました。
私は元気で仕事をできていますが、
被災された方のことを思うとつらいです。

さて、瀬戸内国際芸術祭の女木島編の最終回です。

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女木島で特に楽しみにしていたのが、
レアンドロ・エルリッヒの作品と
「瀬戸内ガストロノミー」でした。
それらのレポートです。

レアンドロ・エルリッヒの作品は2つありました。
ひとつは「ランドリー」です。

洗濯機と乾燥機の反対側に、
洗濯物が回転する映像が流れる虚構の洗濯機を置き、
鑑賞者を戸惑わせます。

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もうひとつの作品は「不在の存在」です。
撮影禁止のため、写真はありませんが、
誰もいないのに砂地に足跡ができる作品や
和室で錯覚を感じられる作品があります。
https://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/megijima/32.html

レアンドロ・エルリッヒの作品は、
不思議な感覚にとらわれ、
どうなっているんだろうと、
すごく興味をかきたてられます。

人の知覚は、情報処理のスピードを上げるためか、
これまでの経験によって、外観をおおざっぱに認識して、
少ない特徴で判断するので、
それが裏切られると脳が活性化する感じがします。

「不在の存在」は
レストランイアラ女木島に併設されています。

レストランイアラ女木島では、
EAT&ART TARO監修のランチが食べられる
「瀬戸内ガストロノミー」があります。

EAT&ART TAROは、食をテーマにした作品をつくる現代美術作家です。
「瀬戸内ガストロノミー」は、目の前で料理や解説をします。
食材や料理を通して瀬戸内の文化を学べます。

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春、夏、秋でメニューを変えているようです。

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私が訪問した時は次のメニューでした。
メロン酢
真鯛とジャガイモのカルパッチョ
鶏肉の酢煮 クリームタルタルソース
トマトとナスの冷たいそうめん
イアラの足クッキー

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女木島では野生のメロンが取れるそうです。
大きさは2センチくらいで、
美味しくないと地元の人に言われたそうで、
料理では市販のメロンが出ました。

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酢や醤油の醸造文化、香川の小麦、
さわらや、からすみ、オリーブオイルなどの
話を伺いました。

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料理は大変美味しかったです。

イアラの足クッキーは、建物の名前をつけ、
レアンドロの足型の作品にちなんだクッキーでした。

瀬戸内国際芸術祭は、地域の生活を大切にしています。
島の魅力を感じました。
芸術祭が島の人たちを元気にしています。

小豆島や男木島では人口が増加しているそうです。
芸術祭が地域活性化につながっていることを
はっきり体感できた訪問でした。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:50Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(6)女木島編

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の女木島編の続編です。
素敵な作品がたくさんありました。

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女木港で目を引くのが「カモメの駐車場」です。
風見鶏のようにカモメが向きを変えます。

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カモメがどこか愛らしく、風を目で感じられます。

前回のレポートで、女木島は風が強いと書きましたが、
その風土を生かした作品です。

港の近くには「20世紀の回想」という作品があり、
帆のあるピアノから音楽が流れて、
海や風、波の音と音楽を感じる作品がありました。

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「BONSAI deepening roots」は
盆栽の新しい形を追求しています。

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音や光、置かれている空間と盆栽の関係など、
新しい表現がありました。

また、3年前の芸術祭で島民に託した
「島盆栽」の今も見ることができます。

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「ピンポンシー」は民宿、海の家だった建物に
島民や芸術祭の来場者が楽しめるよう、
卓球台を設置した作品です。

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吹き抜けに置かれた卓球台では、
自由にルールを考えて楽しめそうです。

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「世界はどうしてこんなに美しいんだ」は
ホイールライトに作品題名を照らす自転車で
さまざまな風景を走る様子を見せる映像作品です。

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瀬戸内はとても美しく、
この自転車で走る姿を見ると、
見た人も改めて、その美しさを再認識します。

また「世界はどうしてこんなに美しいんだ」と
感じる心も豊かで美しいと感じます。

世界のどこでも走ってほしいですし、
ライトですから、夕暮れや夜の美しさを
特にかみしめられます。

「un… こころのマッサージサロン」は、
座って右手の近くにあるハンドルを回すと、
楽器が鳴り、釣り竿が垂れて、
水の中に落ちたりします。

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ギシギシした動き、楽器の音もユーモラスです。
ポンコツな感じがするのですが、
興味がそそられ、微笑ましく、
心が確かにほぐれましたす。

身体のマッサージチェアーの隣に置いてあります。
対比されていました。

レポートは次週に続きます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:53Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(5)女木島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の女木島編です。

女木島(めぎじま)は高松からフェリーで20分で着きます。
フェリーに多くの人が乗船していました。
外国人も目につきます。

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女木島は鬼ヶ島とも呼ばれます。
桃太郎の話で有名な鬼ヶ島です。

港の防波堤の先端には鬼の石像があります。

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また、鬼ヶ島の山の上に大洞窟があります。

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洞窟は実際に人が掘って作られたらしく、
海賊が根城にしていたのでしょうか。

海賊が鬼とされて物語になったと思います。

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そんな大洞窟は観光スポットで、
人形なども置いてあるのですが、
瀬戸内国際芸術祭では洞窟内に
「オニノコ瓦プロジェクト」の展示があります。

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鬼が住んでいた洞窟の中でに、
県内の中学生が伝統工芸士が指導を受けて作った
たくさんの鬼瓦が並べてあります。

2013年の芸術祭で展示され、
今回も手を加えて展示替えしています。

さまざまな鬼の表情が楽しめ、
鬼は洞窟への侵入者から鬼を守っているようです。

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地域の人がつくる芸術は、芸術祭を華やかにします。

女木島は鬼だけではありません。

冬の強風から家屋を守るために
オ-テと呼ばれる石垣も特徴です。

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オーテは芸術祭の作品ではありませんが、
石の種類や石積みが家によっても違いがあり、
こちらも楽しめます。

ただ、私が訪れた夏の日は、風が穏やかでした。
天気が良く、島の散策には良かったです。

「風の番人」という作品の後ろには、
砂浜で海水浴を楽しむ人がいます。

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芸術を楽しむ人、島を観光する人、
海水浴を楽しむ人、
みんな余暇をゆったり思い思いに楽しんでいました。

芸術祭の作品の紹介は次週へ続きます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 09:54Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(4)豊島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の豊島編の最終回です。

豊島美術館はいまや人気の美術館となりました。
海や棚田の近くにあります。

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建築と館内の水の流れや音や風を光を感じる美術館です。
館内は撮影禁止なので、webサイトをご覧ください。
http://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html

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絵画や彫刻はありません。
入場前に館内では静かにするように案内されます。

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ここにいると感覚が研ぎ澄まされます。
セミの声や、風に流される雲は、
美術館に入らなくても感じられるのですが、
館内でじっくり聞いたり、見たりしてしまいます。

丸い穴から差し込む外光も、天候や時刻によって変化し、
館内の水(泉)の見え方に変化をもたらします。

この水がどこから湧き出て、どこへ流れつくのか、
ただ、じーっと見ていて楽しいです。
龍安寺の石庭を見るような感覚に近いです。

豊島美術館は混雑しますので、
早い時間帯に行くことをお勧めします。

豊島美術館と並んで人気があるのが島キッチンです。

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島キッチンは、瀬戸内国際芸術祭2010に
豊島の集落の空き家を建築家の安部良さんが
設計・再生した「食とアート」で
人々をつなぐ出会いの場です。

テラスでは毎月、島の人が集う誕生会が開かれ、
交流の場にもなっています。

島の女性や学生が、笑顔で、きびきびと
キッチン、ホールで仕事していたのが印象的でした。

高校生も島キッチンの手伝いに駆けつけています。

また、瀬戸内国際芸術祭を支えるボランティア
「こえび隊」が島キッチンの運営も手伝っていました。

瀬戸内国際芸術祭サポーターのこえび隊
https://www.koebi.jp/

こえび隊は、芸術祭の各展示の受付など
運営を支援していて、
多くの方の笑顔に接しました。

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島キッチンの野菜のほとんどは、
島の家々の畑になったものです。

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島野菜添えキーマカレーセットを食べました。

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キーマカレーの他に、鯛カマの南蛮漬け、サラダ、
豊島のそうめんのすまし汁、漬物があります。

小豆島オリーブサイダーも飲みました。
どれも美味しかったです。

島キッチンも芸術祭会期中は混雑しています。
10時30分から配られる整理券をもとめて、
私は10時過ぎから並びました。
11時の開店に合わせてに行っても整理券がもらえないかもしれません。

豊島では、いちごやみかんなど
他にも島で採れるおいしいものをたくさん食べました。

かつては産業廃棄物の違法投棄に
怒り、苦しみ、戦ってきた島の人々に、
芸術が力になれていると信じたいです。
豊かな島です。

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豊島から岡山の宇野港へ向かうフェリー。
宇野へは40分です。
さようなら、豊島。またいつか。

次回は女木島のレポートです。
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瀬戸内国際芸術祭2019(3)豊島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の豊島編です。

豊島では緋田さんの家に民泊しました。
緋田さんご夫妻はやさしい方で、
お話が楽しかったです。

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築120年の住宅で母屋と離れのある家でした。

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民泊は島の暮らしを体験する宿で、
朝は畑で収穫した野菜で
一緒に朝食をつくって食べます。

島の野菜や魚を美味しくいただいて最高です。

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写真右下に見える「ごう汁」は、
大豆をすりつぶして入れた
白味噌の味噌汁です。

豊島の昔からの郷土料理だそうです。
美味しかったです。健康にもいいですね。

瀬戸内国際芸術祭は、芸術家が瀬戸内に
根差した作品をつくって発表しますが、
訪問者も地域の人と交流したり、
地域の風土や文化に接したりして、
地域の活性化や魅力を発見する良さがあります。

人生初の民泊は貴重な体験でした。

宿泊日の夜は、金栄丸(きよまる)食堂で
ご飯を食べました。

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店を切り盛りしているお姉さんが良い方で、
親切に案内してくれました。

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ここでも地元の食材が多いです。
味噌汁に入った香川のそうめんをいただきました。

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向かいに座っていたフランス人夫妻が
少し日本語が分かる人で、
私のカタコト英語を交ぜて、鰆の話をしたり、
芸術祭の話をして、楽しい夜を過ごしました。

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単に芸術作品を見るだけでなく、
こうした体験ができるのが芸術祭の良さです。

緋田さんの家や金栄丸食堂は家浦地区にあります。

芸術作品の展示としては、
金栄丸食堂のすぐ近くに豊島横尾館があります。

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内部は撮影禁止ですが、
豊島横尾館のサイトで雰囲気は十分伝わります。

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塔も無限に広がる横尾の世界が楽しめる建物です。

芸術祭による特別展示はありませんでしたが、
独特な建築と合わせて不思議な魅力がありました。

豊島美術館について書くつもりでしたが、
長くなりました。続きはまた次回に。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:55Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(2)豊島編

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭の豊島編です。

瀬戸内国際芸術祭には無料の
公式スマホアプリがあります。

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地図や経路案内を使うと迷わずに見学でき、
混雑状況などの最新情報もプッシュ通知されます。
便利でしたので、事前にインストールしておきましょう。

瀬戸内国際芸術祭は作品鑑賞パスポートを買います。
4000円です。

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パスポートを買わずに、
作品ごとの支払いも可能ですが、
2日以上鑑賞するなら買った方が良いでしょう。

さて、いよいよ豊島へ行きましょう。

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高松から豊島の家浦港へ行く
高速船は定員70人と意外と小さいです。

芸術祭の作品をご紹介します。
まずは、大竹伸朗の「針工場」です。

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宇和島の造船所に取り残されていた漁船の木型を
豊島の旧メリヤス針の製造工場跡地に設置しています。

すでに使われなくなった物の跡から、
瀬戸内海や島の歴史を感じさせます。

木型の脇にある建屋には、
直島にある「シップヤード・ワークス」と
同じ船型の断面部にあたる「隔壁」の展示もありました。

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ウミトタ」は、築45年の日本家屋を改装した
一棟貸しの宿です。

海と棚田に囲まれているので「ウミトタ」
と名付けられました。

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内部の撮影はできませんでしたが、
緒方慎一郎の内装設計と、
ミナ ペルホネンの内装は美しかったです。

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2階の屋根の下に、横に細長い窓が見えます。
建物内から海を見ると海や岸が
絵画のように感じられ美しかったです。

美しい景色や自然の音を聞きながら泊まって
島の魅力を感じたいです。

「豊島シーウォールハウス」も
生物や家と、音楽・楽器を組み合わせた作品です。
自然や家が生み出す音は、私の観念を揺さぶる内容でした。

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4つの作品があって、そのうちのひとつである
映像作品が流れている間はカーテンが閉まっていますが、
映像が終わるとカーテンが開きます。

秋会期以降に閉館してしまうらしいです。
観て良かったです。建物内が撮影できず残念でした。

他にも「コロガル公園」や「空の粒子」などありました。

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豊島美術館や宿泊については次回に。
posted by ブランド経営コンサルタント at 08:54Comment(0)芸術・美術

瀬戸内国際芸術祭2019(1)高松、宇野編

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
瀬戸内国際芸術祭に行ってきました。

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瀬戸内国際芸術祭は、瀬戸内の美しい自然と
そこに住む人の生活、文化、歴史をもとにした
芸術作品を展示しています。

3年に1回の開催で海外の芸術家の参加もあります。

「海の復権」をテーマに
春、夏、秋の3会期があります。

春会期:4月26日から5月26日まで
夏会期:7月19日から8月25日まで
秋会期:9月28日から11月4日まで

香川県と岡山県の直島、豊島、女木島、
男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島、本島、
高見島、粟島、伊吹島の12の島に加えて、
高松や宇野でも展示されています。

私は女木島と豊島に行きましたが、
その玄関口となる、高松港や宇野港周辺の
作品から紹介します。

高松港には2本のカラフルな柱があります。
柱の一部が鏡で港の風景が映り、作品が変化します。

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港のウェルカムボードも作品です。

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港から10分くらい歩いたところにある
北浜alleyでは「北浜の小さな香川ギャラリー」として、
香川をテーマにした作品を展示しています。

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かつて倉庫街だった施設で、
今は小売店や飲食店などになっています。

キッシュと焼き菓子の専門店「206 TSU MA MU」の
2階では香川漆芸やうどん湯切りロボットの展示がありました。

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くじに当たると、ロボットが湯切りしたうどんを食べられます。

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広場には丸亀うちわの骨をつかった作品などがありました。

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岡山県の宇野港周辺では、
宇野港周辺のゴミや不要品でつくった
チヌ(クロダイ)の作品など、屋外の常設作品を見ました。

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放置自転車に鉄くずを溶接し、
おしゃれなレンタル自転車に再生させた
作品がありました。

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ゴミの問題は考えたいですね。
豊島にかつて捨てられた産業廃棄物も大きな問題です。

女木島、豊島は次回以降に。
posted by ブランド経営コンサルタント at 12:59Comment(0)芸術・美術

国立西洋美術館開館60周年記念「松方コレクション展」

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
お盆休みはいかがお過ごしでしょうか。

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夏休みに涼しい美術館はいかがですか。

先日、国立西洋美術館の「松方コレクション展」に
行ってきました。

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開館60周年記念にふさわしい展覧会です。

松方幸次郎は、
神戸の川崎造船所(川崎重工業)の
社長を務めていました。

美術館を作って日本人に美術を見せたいと、
ロンドンやパリで大量の美術品を買い集めます。

ブラングィン、モネ、ゴッホ、ゴーギャン、
ロダンなど近代の作品を中心に、
中世の作品まで3000点以上買っています。

昭和金融恐慌や第二次世界大戦によって、
コレクションの一部は売却され、
フランスに接収もされました。

国立西洋美術館は、
フランスから寄贈返還された作品を
展示するために建設されました。

国立西洋美術館の収蔵品と
売却されて各地にある作品や、
返還されずにフランスに留め置かれた作品も展示しています。

目玉はゴッホ「アルルの寝室」でしょうか。
普段はパリのオルセー美術館にあります。

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また、モネ「睡蓮、柳の反映」を
デジタル復元した画像も見られます。
復元画像は撮影可でした。

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来場者も多く混雑しています。
日本の文化に松方は大きく貢献しました。
企業経営者がここまで社会貢献できるとかっこいいですね。

物の見え方、表現の仕方を感じる休日になります。
posted by ブランド経営コンサルタント at 22:24Comment(0)芸術・美術

神奈川県立近代美術館葉山館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

前回ご紹介した「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」
を観に行った神奈川県立近代美術館葉山館をご紹介します。

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神奈川県立近代美術館葉山館は
鎌倉館、鎌倉別館に続く3館目として
2003年に開館しました。

海岸沿いの美しい美術館です。

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鎌倉館の中庭にあった、
イサム・ノグチ「こけし」も移設されています。

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閉館してしまった鎌倉館は3年前にご紹介しています。
2016年01月15日「さようなら、神奈川県立近代美術館の鎌倉館」
http://brand-design.seesaa.net/article/432584608.html

美術館の脇の遊歩道を進むと一色海岸があります。

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さらに、美術館を一周する道沿いには
彫刻などの作品があります。

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アントニー・ゴームリー「Insider 4」
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李禹煥「項」
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他にもさまざまな作品が屋外にあります。
自然豊かな中で美術と向き合えます。
館内の写真はありませんが、落ち着いたつくりです。

秋にはフィンランドのデザイナー
カイ・フランクの展覧会があるなど、
美術だけでなく、デザイン分野の展覧会も開催されています。

湘南の海に沈む夕日は絶景です。
逗子からバスで行くか、ドライブの目的地にいかがでしょうか。
葉山しおさい公園や葉山御用邸の近くです。

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posted by ブランド経営コンサルタント at 09:41Comment(0)芸術・美術

モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横須賀美術館で開催中の
「モダンアート再訪 ダリ、ウォーホルから草間彌生まで 福岡市美術館コレクション展」に行ってきました。

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工事で休館中している福岡市美術館の
コレクションのうち67点を厳選した展覧会です。

私の訪問は平日で、雨が降っていましたから空いていました。

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藤田嗣治、ミロ、シャガール、ダリ、ウォーホル、
リキテンスタイン、草間彌生、マーク・ロスコ、
横尾忠則などが見られます。1930年代以降の作品です。

シュルレアリスム、抽象表現主義、ポップ・アートなど、
近代美術の流れをその時代背景とともに見ていく展示会です。

近代美術を網羅しているわけではなく、
一部の流れではありますが、ダイジェストのように紹介しています。

とかく難しいと言われる現代アートで芸術家は何を目指したか、
この展覧会を見ると少しつかめるような気がします。

日本の近代芸術、九州派や具体美術協会の作品も多く、
福岡市美術館コレクションとしての魅力も十分です。

展示室の撮影はできないので、
作品を画像でご紹介できずに申し訳ありませんが、
お勧めしたい展覧会です。

芸術とは何か、絵画とは何か、芸術家が考えた結晶があり、
芸術家が鋭く切り取った近代や人の営みが
社会を感じさせます。

会期は11月4日まで。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:00Comment(0)芸術・美術

レアンドロ・エルリッヒ展 見ることのリアル

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

森美術館で開催中の
「レアンドロ・エルリッヒ展 見ることのリアル」のご紹介です。

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芸術家レアンドロ・エルリッヒさんの個展です。
金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」の作家です。

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上の写真、建物の壁から落ちそうで欄干につかまる人たちは
危なさそうですが、決して危なくありません。

「建物」というこの作品、
実は地面に作られた建物の壁面に寝転がり、
約45度の傾きの鏡に映っている自らの写真を
撮って楽しんでいるのです。

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建物のファサードは地面に対して垂直に建っているはずだ
という私たちの既成概念を利用した作品です。

この展覧会は、このような来場者参加型の作品が多くなっています。

写真撮影も可能で、
インスタグラムなどのSNS歓迎という展覧会です。

とはいえ、すべてを紹介すると行く楽しみが
損なわれるので、一部だけをご紹介します。

「美容室」は、鏡に思える枠の中は何もなく、
隣の部屋にいる人と対面します。

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一方でそれぞれの人の後ろには鏡があり、
奥行きが無限につながっていきます。

本物と像が入り乱れて、不思議な錯覚を感じられます。

「教室」は、廃校となった教室で
自分が椅子に座って、
横の教室を見ると、亡霊のように
自らが薄っすら映った姿が見えます。

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実像と虚像を混ぜ、
自らの過去や未来を考えさせる展示です。

気軽な体験型の現代アートで、
若い来場者が多く、子供連れも少なくありません。

私が何気なく普段見ているものは、
本物ではなく、何かの像や錯覚かもしれない
と思わせる展覧会です。

頭の刺激になります。4月1日まで。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:26Comment(0)芸術・美術

桂離宮の春夏秋冬を楽しむ茶室

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
桂離宮には四季に合わせてつくられた茶室があります。

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松琴亭(しょうきんてい)は冬に主に使われた茶室です。

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茅葺造りで最も格の高い造りの茶室です。

鮮やかな市松模様のふすまや、
写真右には、かまどがあります。

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建物は西向きで、最も寒くなさそうです。

縁側に台所があり、親王様が
簡単な料理をすることもあったらしいです。

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茶屋からの眺めも豊かで飽きません。

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春から夏に主に使われた茶室である
賞花亭(しょうかてい)は小高い丘の上にあります。

風が通り抜けやすい簡素な造りになっています。

写真がなくて申し訳ありません。

とても簡素で小さい茶室で、
見学者で室内が一杯になったので撮りませんでした。
茶室からの景色は下の写真です。

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夏に主に使われた茶室である
笑意軒(しょういけん)は、修復工事中で、
あいにく見ることができませんでした。

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北向きの茶室で船着場から行けます。

茶室の裏は見えませんでしたが、
離宮外の水田から風が抜けるように造られています。
涼やかですね。

月波楼(げっぱろう)は秋向けの茶室です。

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屋形船に乗っているような気持ちに
なれるように造られたそうです。

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そのため、柱をわざと残すように設計したそうです。

秋の夜長に南東の空の満月を楽しんだのでしょう。

日本庭園は、見る人に山や海を想像させる設計に
なっていることが多いです。

桂離宮は、兼六園や偕楽園のような
広大な庭園ではありませんが、
四季を豊かに楽しめるように造られています。

わざと歩きにくくして足下に意識をもたせたり、
松やソテツを植えて、遠くの景色を見えにくくしたりして、
目の前にパッと開ける景色を堪能してもらうなど、
限られた敷地の中で豊かな変化があって飽きません。

住吉の松は池を隠すように植えてあります。

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桂離宮が作られたのは、
華やかな安土桃山文化の後です。

質素な中に洗練された宮廷文化を感じさせ
日本ならではの美しい庭園です。

自然や建物、調度品、文化のいたるところに
美しさを見出した日本の心が感じられます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:38Comment(0)芸術・美術

日本庭園の傑作、桂離宮のデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
桂離宮に行きました。庭園と建築の融合が美しく、
最高の日本庭園との呼び声も高い離宮です。

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桂離宮は、後陽成(ごようぜい)天皇の弟である
八条宮智仁(はちじょうのみやとしひと)親王によって
1615年ごろに宮家の別荘として創建されました。

その子、智忠(としただ)親王も整備を進め、
1663年ごろまでには現在のような山荘や庭園に
なったそうです。

見学は定員35名のツアー形式です。
自由に自分のペースで見て回ることはできません。

所要時間は約1時間です。

人気があり、3ヶ月前に予約されることを勧めます。
当日申し込みは早い時間から並ぶ覚悟を。

宮内庁が管轄しており、入り口に警察官がいます。
身分証明書の提示も求められます。

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庭を見に行く普段の気分とは異なります。
緊張感や念願かなって見に行ける高揚感があります。

上皇を迎えるために作った御幸門(みゆきもん)です。

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あべまきという自然木の皮付き丸太の柱です。

御幸道は水はけが良くなるように
道の両端が低く、石が敷き詰められています。

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桂川から水を引き込み池にして、
回遊式庭園になっています。

外腰掛(そとこしかけ)は、
茶室の松琴亭(しょうきんてい)での準備が
できるまでの待合い腰掛です。

写真は腰掛に座ったところからの風景です。

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蘇鉄(そてつ)が植えられていて、
わざと池が見えないようにしています。

見えない方が、庭園の眺めのへ興味をかきたてますし、
茶室で眺める風景を鮮烈に感じてもらえるわけです。

外腰掛を出て茶室へ向かうと目の前が開けた光景になります。

左の石が敷き詰めら得ているのは洲浜と呼ばれ、
先端の灯籠を岬の灯台に見立てています。

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海を横切るような石橋や石の並びは
天の橋立を見立てたものとされています。

対岸から見た景色が下の写真です。

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下の写真は園林堂(おんりんどう)です。
瓦屋根のお堂でした。
宮家代々のご位牌が祭られていたそうです。

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古書院の正面には月見台があります。
写真右へ突き出しています。
周りは苔庭に覆われています。

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月見台は竹すのこで作られています。

御輿寄(おこしよせ)は古書院の玄関です。

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春夏秋冬の4つの茶室については来週に続きます。
posted by ブランド経営コンサルタント at 07:40Comment(0)芸術・美術

芸術文化施設が集うクレマチスの丘

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

永六輔さんと大橋巨泉さんが相次いでお亡くなりになりました。
お二人とも創造者で革新者でした。
鋭い考えを持ちながらもお話も軽妙で楽しませてくれました。
さびしいです。

さて、先週に続いてクレマチスの丘をご紹介します。

クレマチスの丘は、クレマチスガーデン・エリアと
ビュフェ・エリアに分かれます。

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先週ご紹介したヴァンジ彫刻庭園美術館は
クレマチスガーデン・エリアにあります。

IZU PHOTO MUSEUMは、
ヴァンジ彫刻庭園美術館の向かいにあります。

2009年に開館した写真・映像の美術館です。
杉本博司さんが内装や坪庭を設計しています。

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作品の収集もしているようですが、
私の訪問時には企画展のみの展示でした。
おそらく常設展はやっていないと思います。

館内は撮影禁止のため、外観のみのご紹介です。

クレマチスガーデン・エリアには、
ミュージアムショップのほか、ブティック・雑貨店、
素敵なレストランや花屋もあります。

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もうひとつのビュフェ・エリアには
ベルナール・ビュフェ美術館井上靖文学館
カフェや絵本や美術書を販売する店があります。

ビュフェ・エリアは、クレマチスガーデン・エリアから
徒歩で15分くらいの距離です。

バスもありますが、つり橋や自然公園のなかを
散策しながら歩いていくのも楽しかったです。

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ベルナール・ビュフェ美術館は写真の左奥の建物です。
右の建物は美術館併設のカフェや書籍、玩具の販売店です。

ベルナール・ビュフェ美術館には
常設展と企画展の両方があり広いです。
じっくり楽しめます。

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力強い線の表現で、発展していく戦後社会のなかで
置き去りにされているものや
虚無感を訴える作品が印象的でした。

館内にはビュフェこども美術館もあります。
幼児が芸術に触れられるのは良いですね。

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下の写真は井上靖文学館です。

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クレマチスの丘のそれぞれの美術館や文学館は、
実はそれぞれ別の運営団体のようですが、
外から見ると一体的に運営しているように見えるくらい、
協力して盛り上げています。

これは素晴らしいことです。
お得な4館共通券もありました。

ひとつだけでは来館への動機が弱くても、
協力して盛り上げることで、
それぞれにメリットをもたらしています。

私も一館だけだったら訪問しなかったかもしれません。

マーケティングや広報として見習いたい事例です。

まるで天国のイメージのようなヴァンジ彫刻庭園美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日から2回にわたってクレマチスの丘をご紹介します。

クレマチスの丘は、静岡県長泉町にある、
花・アート・食がコンセプトの複合文化施設です。
JR三島駅から無料のシャトルバスで行けます。

クレマチスの丘には、ヴァンジ彫刻庭園美術館、
IZU PHOTO MUSEUM、ベルナール・ビュフェ美術館、
ビュフェこども美術館、井上靖文学館があります。

ヴァンジ彫刻庭園美術館の園内には、
きれいに整備された庭があり、クレマチスが咲いています。

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ヴァンジ彫刻庭園美術館は
イタリアの彫刻家、ジュリアーノ・ヴァンジさんの
作品を常設展示しています。

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ヴァンジの作品は、とてもバラエティに富んでいます。

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宗教を意識した作品や、笑いを誘うような作品もあり、
素材も大理石や石膏、木、ブロンズと幅広いです。

それらの作品が空や庭、広々とした館内との関係の中で
生き生きとしています。

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企画展は現代の芸術家の作品を展示することが多いようです。

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私の訪問時期がよかったので、
庭園はクレマチスだけでなく、
たくさん咲いているバラも楽しめました。

気温は20度を越えるぐらいでしたので快適でした。

庭にある椅子に静かに腰掛けて、
心穏やかに時間を過ごしました。

美しい花と庭、鳥のさえずりや風の音、
そして彫刻作品を楽しめます。

おおげさに言うと、
天国とはこのような場所ではないか
と思えるような、とてもとても美しい場所でした。

ヴァンジ彫刻庭園美術館以外の施設のご紹介は次週に。

大規模改修工事前に東京都現代美術館に行こう

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は東京都現代美術館のご紹介です。

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5月30日から大規模改修工事に入ります。
長期休館前の最後の展覧会が3月から開催されています。

3つの展覧会が開催中ですが、そのうち2つに行きました。
「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」
「MOTコレクション コレクション・オンゴーイング」

もうひとつの「ピクサー展」には行きませんでした。

私が訪れたのは3月の日曜日でしたが、
ピクサー展は入場に1時間待ちの人気でした。

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「MOTアニュアル2016 キセイノセイキ」は、
今の時代は(過剰な)規制が多すぎるとして、
タブーとされているテーマに切り込む作品が並んでいます。

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確かに、いさかいを起こすより、
無難にやり過ごそうとする風潮が
日本では強まっていると感じますので、
他者からの批判を恐れて
自主規制が増えていると思います。

規制をかけて、きわどい事を見せないことで、
私たちはそのきわどい事象や面倒な現実を
考えないようになってしまったところがあります。

作品はその現実を切り取って問題提起しています。

子供が見られないような作品もあります。

美術館の判断で、作品の展示の仕方を変えたものや
展示を留保していている作品もあります。
なにしろタブーに挑戦していますからね。

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自らに手錠をかけることを促す作品もありました。

私も自ら手錠をかけましたが、
不自由さと初体験への興味と不思議な気持ちになりました。

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今の日本や世界をとりまく環境や現実を知ることや
それらの切り取り方、見せ方を学ぶのに良いと思います。

「MOTコレクション コレクション・オンゴーイング」は
常設展示室で行われています。
今回はポップアートと紙作品を中心に展示されています。

レコードなしのプレーヤーを動かしたり止めたりして、
プレーヤーの針がこすれる音を
組み合わせて聞く作品などが展示されています。

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紙の作品は、湿度や光などで状態が悪くなりやすく、
長期間の展示を避ける傾向にあるので、
今回の公開はチャンスです。

東京都はこの数年、東京都美術館、東京都庭園美術館、
東京都写真美術館と立て続けに大規模改修をしていますが、
今年は現代美術館の改修に踏み切ります。

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改修後の現代美術館にも期待したいです。

さようなら、神奈川県立近代美術館の鎌倉館

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
神奈川県立近代美術館の鎌倉館が閉館します。

神奈川県立近代美術館は、終戦から4年後に、
近代美術館を建てようという動きがあり、1951年に
日本で最初の公立近代美術館として開館しました。

関係者や県の文化への心意気を感じます。

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鶴岡八幡宮の敷地を借りて建てられました。

設計は、ル・コルビュジエに建築を学んだ
坂倉準三さんです。

日本のモダニズム建築の代表的な建築とされ、
docomomo(ドコモモ)の
日本の近代建築20選にもなっています。

モダニズム建築の正確な説明は
専門書をご覧いただきたいのですが、
私は大量生産のやりやすさを意識した、
合理主義な建築のイメージを持っています。

直線的な形に美を見出す建築が多いように思います。

素材はレンガや木から、
鉄骨、鉄筋コンクリートに変わっていくなかで
採用されるようになったのでしょう。

モダニズム建築は、モダンデザインと
時代背景が同じですので共通ところが多いです。

借地権が切れることもあり、
神奈川県は更地にして八幡宮に返す方針だったのですが、
建物の保存をもとめる声を受けて、
建物を残したまま土地を八幡宮に返すようです。

しかし、建物の耐震性に問題があり、
保存にも耐震工事は避けられないようです。

別棟と新館棟(写真右)は取り壊すようです。

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鎌倉館もモダニズム建築の特徴のひとつとされる
ピロティが印象的で、
平家池の上に立てられているようにも見えます。

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周りの環境との調和も評価されているようです。
ピロティからの眺めはこんな感じです。

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写真は昨年訪れたときのものです。
入口正面や展示室の入口です。

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中庭にはイサム・ノグチの作品などがあります。

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美術作品ももちろん良いのですが、
エレベーターもない年季の入った建物の
鉄骨、アルミ材、石や壁のボードを見ながら
当時の建築技術や設計を楽しむのはいかがでしょうか。

看板にも味わいがあります。
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美術作品は鎌倉館から、
鎌倉別館、葉山館に移されるようです。

今年3月に閉館すると聞いておりましたが、
展覧会の一般公開は1月31日までということで、
名残惜しい方が行けるよう、今日ご紹介しました。

京都国立博物館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
京都国立博物館が今日の話題です。

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明日から始まる、
琳派誕生400年記念の展覧会「琳派 京を彩る」を
楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれません。

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私の訪問時には名品ギャラリーのみの展示でした。

平成知新館は、昨年秋に開館した新しい建物です。

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多くの博物館、美術館の設計を手がけた
谷口吉生さんの設計です。

気づけば当ブログでもいくつもご紹介しています。

MoMAレポート(1)
http://brand-design.seesaa.net/article/194816385.html
華と穏の表現技法事例(鈴木大拙館)
http://brand-design.seesaa.net/article/293335526.html
光と風と木々が芸術と響きあう清春芸術村(2)
http://brand-design.seesaa.net/article/407206515.html

ロビーは外の光を取り込み、開放感がありながら、
展示室や収蔵庫にある日本の重要な文化財をしっかりまもる、
文化財が主役で、建築は強く主張しすぎない
印象を持ちました。

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名品ギャラリーの企画展で多くの仏像や
仏教に関する経典や絵を見ました。

1階にあった大日如来坐像などを見ていると、
寺にある仏像と光の当たり方も違いますし、
迫力もより一層感じました。

また、見る私の意識も神仏を見るというより、
文化や美術的な観点で見ることもあって、
近くで体の肉付きをじっくり見るなど、
新たな魅力を感じました。

日本の思想を形にしたものをたくさん見られます。

京都国立博物館は以前、方広寺がありました。
方広寺の柱の跡の印もありました。

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明治古都館(本館)は、保存改修基本計画の検討と、
発掘調査を実施のため現在休館中です。

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手前の像はロダンの考える人です。

「No Museum, No Life?―これからの美術館事典」展

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は韓国のレポートをいったんお休みして、
東京国立近代美術館で開催中の
No Museum, No Life?―これからの美術館事典
国立美術館コレクションによる展覧会をご紹介します。

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美術館のない人生なんて考えられない、
という強い題名が付けられています。

ほとんどの作品が撮影可の展覧会です。

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この展覧会の面白さを2点あげます。

ひとつめは、国立美術館5館(東京国立近代美術館、
京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、
国立新美術館)の合同展であり、
国立新美術館以外の4つの美術館の収蔵品から
選りすぐった作品を見られることです。

普段は京都にある、
マルセル・デュシャン「泉」(1964年シュヴァルツ版)
が東京で見られます。

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ロダン「考える人」、藤田嗣治「横たわる裸婦(夢)」、
他にもたくさんの作品がありました。

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ルノワールや梅原龍三郎の作品数も比較的多かったです。

2点目は美術館の運営の裏側も感じられる展示形式です。
美術や経営を考える構成が私には面白かったです。

日本の国立美術館5館と、ルーブル美術館と
ニューヨーク近代美術館の収入額を比べた展示もありました。

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日本は収入が少ないと、
主催者はひょっとしたら言いたかったのかもしれませんが、
私は美術館が自力で稼ぐ知恵や工夫において
彼らから学ぶべき点が多いと感じました。

なぜ美術館はやたらと寒いのか?
といった謎も解けます。

同時開催されている
「MOMAT コレクション 誰がためにたたかう?」も
とても素晴らしかったです。

戦後70年の今年、芸術を通して戦争を考えることができます。

古沢岩美「餓鬼」からは、鋭い批判精神を感じました。

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思い出したくもないような情景を、
さらに鋭く描き出すには強い気持ちがあったのでしょう。

他にも多くの素晴らしい作品があります。
こちらの展覧会だけでも十分見ごたえがあります。

展示会場の一角には、
展覧会とは別に重要文化財コーナーもあります。
今は原田直次郎「騎龍観音」などがあります。

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真夏日が続く東京で涼をもとめて美術鑑賞もよいでしょう。
9月13日まで。

シンプルなかたち展 美はどこからくるのか

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
森美術館の「シンプルなかたち展 美はどこからくるのか
のレポートです。

森美術館のリニューアルオープン記念の展覧会です。
ポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団との共同企画です。

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写真の金のオブジェは
コンスタンティン・ブランクーシの「空間の鳥」という作品です。

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館内はほとんど撮影不可なので、
webサイトで雰囲気を感じ取ってください。
http://www.mori.art.museum/contents/simple_forms/index.html

以下は主催者の案内文です。
19世紀から20世紀にかけて、
ヨーロッパでは数学、機械工学、生物学、地質学や考古学の
探求の中で「シンプルなかたち」の美学が再認識され、
工業製品や建築のデザインなどに多大な影響を与えました。
(中略)

このような単純で美しい「シンプルなかたち」は、
自然の中や、世界各国のプリミティブアート、
民俗芸術、伝統文化の中にも、数多く見出すことができます。

日本においては、工芸品や茶道具、
仏像や禅画などに同様の美学が体現されています。

本展では、このような古今東西の「シンプルなかたち」
約130点を「形而上学的風景」「孤高の庵」「宇宙と月」
「力学的なかたち」「幾何学的なかたち」「自然のかたち」
「生成のかたち」「動物と人間」「かたちの謎」という
9つのセクションで構成しています。

古くは先史時代の石器から、
現代アーティストによるダイナミックで
先鋭的なインスタレーションまで、
地理的なひろがりと歴史的なつながりを示しながら展望し、
時空を越えた普遍的な美を描き出します。

「シンプルなかたち」が備える普遍的な美は、
私たちが生きる上で真の豊かさとは何かを問い直すことでしょう。

自然、幾何学的、動物的、素朴、装飾、力強さ、やわらかさ、
それぞれに美しさがあります。

それらを人がなぜ美しいと感じるか、
うまく言葉にできたら素晴らしいですね。

日本には「わびさび」も美しいものとして
受け入れられていますから、
世界人類に共通する普遍的な美意識と、
地域や風土、人によって受け止め方が変わる美意識が
あるのかもしれません。

プロペラの美に魅了されたマルセル・デュシャンの話など、
私はたくさん学び、感じることができました。

かなり面白かったです。
幅広い客層が喜ぶと思います。お薦めの展覧会です。
7月5日まで。

私も美を見出す感受性を磨いていきたいものです。