おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
英国レポートの最終回です。
先週の英国はスコットランドの独立を問う住民投票が大きな話題でした。
今回の訪問はイングランド、ロンドンだけでしたが、
スコットランドにも行きたいですね。
今日はロンドンのBorough Market(バラマーケット)を
紹介します。常設の食品市場です。
webもかなり充実していて驚きました。
http://boroughmarket.org.uk/
にぎやかで活気がありました。
いくつか印象的なディスプレイをご紹介します。
このパン屋、かなり積み上げて販売しています。
迫力あるボリュームで目が行ってしまいます。
高級感はないものの、買いたくなる高揚感はあります。
1日で売り切るのは簡単ではないでしょうが、参考になります。
このような市場で通りすがりの客をつかむには、
量感陳列で目立たせて、購買意欲をそそるのがよいでしょう。
チーズ店などでも見られました。
日本では珍しいジュース店もありました。
こちらも大量に並べています。
並べ方も、偶然か意図したものかわかりませんが、
隣合わせに色相の違うジュースを並べています。
目立って華やかさがありますね。
八百屋も色のコントラストを重視して野菜を並べているようです。
売り場や視線にアクセントがあって、動きがでますね。
箱や籠が見えないくらいに盛り上げて陳列しています。
陳列に手間がかかりますが、雰囲気はいいですね。
プリンセスアーケード&コンランショップ
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ロンドンのプリンセスアーケードとコンランショップの紹介です。
プリンセスアーケードは、
ピカデリー・サーカス近くにある商業施設・商店街です。
80年くらいの歴史があるようなのですが、
アーケードは改装されたのか、古さを感じさせず美しいです。
小さい専門店が集まっているのですが、
看板やファサード(正面の外観)のデザインが
統一されていて美しいです。
それぞれの店のディスプレイも良かったです。
大手百貨店に負けない美しさがあり、
店の個性が際立っていました。
昼間に行ったせいか、それほど人通りが多くありませんでした。
じっと見ていると目立ってしまう状況で、
あまり長く観察できませんでしたが、
定点観測を続けると勉強になると思います。
日本でも自分の店に近くて参考になる、
こうした場所を見付けておくとよいですね。
webサイトにも写真があります。
http://www.princesarcade.co.uk
コンランショップにも行ってきました。
コンランショップは、
デザイナーであるテレンス・コンラン氏が作った
家具や日用品などのセレクトショップです。
日本にもコンランショップは数店舗ありますが、
本家ロンドンの店も視察してきました。
店内の撮影はしませんでした。
商品は異なるものも多いですが、
店の雰囲気や陳列は日本との違いに気付かなかったです。
こちらのディスプレイなどは
日本でも十分、勉強できるかもしれません。
店は広く、品ぞろえは東京よりも良いと思います。
フランスのタイヤメーカー、
ミシュランのビルに入っているのも面白いですね。
ロンドンのプリンセスアーケードとコンランショップの紹介です。
プリンセスアーケードは、
ピカデリー・サーカス近くにある商業施設・商店街です。
80年くらいの歴史があるようなのですが、
アーケードは改装されたのか、古さを感じさせず美しいです。
小さい専門店が集まっているのですが、
看板やファサード(正面の外観)のデザインが
統一されていて美しいです。
それぞれの店のディスプレイも良かったです。
大手百貨店に負けない美しさがあり、
店の個性が際立っていました。
昼間に行ったせいか、それほど人通りが多くありませんでした。
じっと見ていると目立ってしまう状況で、
あまり長く観察できませんでしたが、
定点観測を続けると勉強になると思います。
日本でも自分の店に近くて参考になる、
こうした場所を見付けておくとよいですね。
webサイトにも写真があります。
http://www.princesarcade.co.uk
コンランショップにも行ってきました。
コンランショップは、
デザイナーであるテレンス・コンラン氏が作った
家具や日用品などのセレクトショップです。
日本にもコンランショップは数店舗ありますが、
本家ロンドンの店も視察してきました。
店内の撮影はしませんでした。
商品は異なるものも多いですが、
店の雰囲気や陳列は日本との違いに気付かなかったです。
こちらのディスプレイなどは
日本でも十分、勉強できるかもしれません。
店は広く、品ぞろえは東京よりも良いと思います。
フランスのタイヤメーカー、
ミシュランのビルに入っているのも面白いですね。
西欧絵画を楽しめるナショナルギャラリー
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はイギリスのナショナルギャラリーの紹介です。
ナショナルギャラリーの日本語ページ
格調高い建物です。
13世紀~20世紀初期の西ヨーロッパの絵画が主に飾られています。
ボッティチェリ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、レンブラント、フェルメール、モネなど
有名な画家の作品がたくさんあります。
ナショナルギャラリーも入場無料です。
ただ、写真撮影はできなかったです。
どんな絵画があるかはハイライトページをご覧ください。
日本語のフロア案内は1ポンドで買えます。
日本語のオーディオガイドもあります(4ポンド)。
充実していますね。
レストラン、カフェやミュージアムショップも本格的です。
私が行った2月には、
ナショナルギャラリーのゴッホの「ひまわり」(右)と
オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館から借りた「ひまわり」(左)
を二つ並べて見比べる特別展示が行われていました。
入場制限されていたので、行列にちょっと並んで見ました。
写真も撮れず、目に焼き付けて覚える鑑賞眼も
持っていないので、忘れないために絵葉書を買いました。
写真は絵葉書です。
展示室では作品の違いの解説が書かれていました。
X線みたいなものを当てて、
絵の具を重ねる前の下絵のプロセスの解析など、
面白い試みもありました。
英語と美術の両方がわからない私は、
私なりにじっくり見て楽しんできました。
イギリスの芸術収集への意欲と、
それを無料で広く見てもらう思想は、
文化、観光に大きなプラスになっていると感じます。
日本に比べて芸術への敷居が低いことを強く感じました。
今日はイギリスのナショナルギャラリーの紹介です。
ナショナルギャラリーの日本語ページ
格調高い建物です。
13世紀~20世紀初期の西ヨーロッパの絵画が主に飾られています。
ボッティチェリ、ラファエロ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、
ミケランジェロ、レンブラント、フェルメール、モネなど
有名な画家の作品がたくさんあります。
ナショナルギャラリーも入場無料です。
ただ、写真撮影はできなかったです。
どんな絵画があるかはハイライトページをご覧ください。
日本語のフロア案内は1ポンドで買えます。
日本語のオーディオガイドもあります(4ポンド)。
充実していますね。
レストラン、カフェやミュージアムショップも本格的です。
私が行った2月には、
ナショナルギャラリーのゴッホの「ひまわり」(右)と
オランダ・アムステルダムのゴッホ美術館から借りた「ひまわり」(左)
を二つ並べて見比べる特別展示が行われていました。
入場制限されていたので、行列にちょっと並んで見ました。
写真も撮れず、目に焼き付けて覚える鑑賞眼も
持っていないので、忘れないために絵葉書を買いました。
写真は絵葉書です。
展示室では作品の違いの解説が書かれていました。
X線みたいなものを当てて、
絵の具を重ねる前の下絵のプロセスの解析など、
面白い試みもありました。
英語と美術の両方がわからない私は、
私なりにじっくり見て楽しんできました。
イギリスの芸術収集への意欲と、
それを無料で広く見てもらう思想は、
文化、観光に大きなプラスになっていると感じます。
日本に比べて芸術への敷居が低いことを強く感じました。
ロンドン市民に人気のテートモダン(2)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
テートモダンの作品のご紹介です。
夜のテートモダンです。
ミレニアムブリッジも青く光っていて、
現代的な雰囲気が漂っていました。
3階から5階までは展示室です。
特別展以外は無料です。常設展のご紹介をします。
直島でもあったリ・ウーファンの作品です。
クロード・モネもあります。
20世紀以降、およそ約100年間の作品が
Modernとして収蔵・展示されています。
日本人もありました。
写真家の石内都の作品です。
絵画・写真だけでなく、彫刻や立体作品もあります。
私には解説ができない下のような作品もありました。
一人ずつ、覗いてみる作品もありました。
何が見えたかは、行った人だけのお楽しみにしておきます。
他にもピカソもあり、風刺が効いた作品もありで、
常設展だけでもかなり楽しめました。
ロケーションがよく、作品も一流、入場無料で
堅い雰囲気ではないという、かなり秀逸な美術館です。
また行きたいです。
テートモダンの作品のご紹介です。
夜のテートモダンです。
ミレニアムブリッジも青く光っていて、
現代的な雰囲気が漂っていました。
3階から5階までは展示室です。
特別展以外は無料です。常設展のご紹介をします。
直島でもあったリ・ウーファンの作品です。
クロード・モネもあります。
20世紀以降、およそ約100年間の作品が
Modernとして収蔵・展示されています。
日本人もありました。
写真家の石内都の作品です。
絵画・写真だけでなく、彫刻や立体作品もあります。
私には解説ができない下のような作品もありました。
一人ずつ、覗いてみる作品もありました。
何が見えたかは、行った人だけのお楽しみにしておきます。
他にもピカソもあり、風刺が効いた作品もありで、
常設展だけでもかなり楽しめました。
ロケーションがよく、作品も一流、入場無料で
堅い雰囲気ではないという、かなり秀逸な美術館です。
また行きたいです。
ロンドン市民に人気のテートモダン(1)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はロンドンのテートモダンのご紹介です。
もともとは発電所だった建物を改装して作った
現代アートの美術館です。
2000年に開館しました。
クレーンが写っています。増築しているようです。
建物内は大きな吹き抜けになっています。
無機質で重厚感がある建物ですが、
各階はかしこまった雰囲気ではありません。
館内には気軽に遊びに来た感じの人も多いです。
テートモダンの入場料は無料です。
(寄付金箱はあります。できるだけ協力しましょう。)
館内の案内図は1ポンドです。
最上階にあるレストランも、
それほど堅い雰囲気ではありません。
レストランの隣のカフェからテムズ川を望むと
セントポール大聖堂やシティの街がきれいに見えます。
夕暮れのロンドンも美しかったです。
エスプレッソバーやミュージアムショップもあります。
ショップは結構広いです。
入場無料でこのロケーションですから、結構にぎわっています。
テートブリテンのような落ち着いた美術館とは違います。
芸術鑑賞と意気込まなくても、
テムズ川沿いを散歩していて、コーヒーを飲みたくなったから
ちょっと入ってみるような感じで、
市民が気軽に芸術に接することができる施設です。
次回はテートモダンの作品をご紹介します!
今日はロンドンのテートモダンのご紹介です。
もともとは発電所だった建物を改装して作った
現代アートの美術館です。
2000年に開館しました。
クレーンが写っています。増築しているようです。
建物内は大きな吹き抜けになっています。
無機質で重厚感がある建物ですが、
各階はかしこまった雰囲気ではありません。
館内には気軽に遊びに来た感じの人も多いです。
テートモダンの入場料は無料です。
(寄付金箱はあります。できるだけ協力しましょう。)
館内の案内図は1ポンドです。
最上階にあるレストランも、
それほど堅い雰囲気ではありません。
レストランの隣のカフェからテムズ川を望むと
セントポール大聖堂やシティの街がきれいに見えます。
夕暮れのロンドンも美しかったです。
エスプレッソバーやミュージアムショップもあります。
ショップは結構広いです。
入場無料でこのロケーションですから、結構にぎわっています。
テートブリテンのような落ち着いた美術館とは違います。
芸術鑑賞と意気込まなくても、
テムズ川沿いを散歩していて、コーヒーを飲みたくなったから
ちょっと入ってみるような感じで、
市民が気軽に芸術に接することができる施設です。
次回はテートモダンの作品をご紹介します!
英国絵画を集めたテートブリテン
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はロンドンのテートブリテンをご紹介します。
国立美術館ネットワーク「TATE」のひとつで、
約500年間のイギリスの美術品が収蔵・展示されています。
テートブリテンも入場無料。(特別展は有料)
館内地図は1ポンドで買えます。
webサイトにpdfで載っている館内地図と同じです。
http://www.tate.org.uk/download/file/fid/36415
全部見ようとすると3時間はかかると思います。
それくらい館内は広いです。
ターナーのコレクションが特徴のひとつです。
ターナーの穏やかな風景画が多いです。
個人の非営利目的ならフラッシュなしで
撮影ができるところもあります。
私も撮影すればよかったのですが、
テートモダンに行く船の時間があったので、
観賞のみで楽しみました。
webサイトにも写真が多く、見ると
テートブリテンの絵画の雰囲気は伝わると思います。
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/display/tate-britain-displays
テートブリテンの前のテムズ川に
Millbankという停留所があります。
そこからTate Boatと呼ばれる船に乗って、
テートモダンの目の前のBanksideに行けるんです。
Tate Boatの案内はこちらのURLから。
http://www.tate.org.uk/visit/tate-boat
40分おきに出発します。
上のwebサイトに時刻表や料金も載っています。
船会社のURLです。
http://www.thamesclippers.com/
乗船料金は6.5ポンドでした。
乗船してから乗船券は買えます。
1dayトラベルカードを提示したら、4.3ポンドで買えました。
4月からはそれぞれ6.8ポンド、4.5ポンドに
値上がりしたみたいです。
テートブリテンとテートモダンを移動するには一番早いルートです。
わずか13分の船旅ですが、
テムズ川クルーズを楽しめます!
船からのテートモダンの写真です。
船のガラスかプラスチックが曇っていたので写真もボケています。
現代芸術を楽しめるテートモダンのレポートは次回に。
今日はロンドンのテートブリテンをご紹介します。
国立美術館ネットワーク「TATE」のひとつで、
約500年間のイギリスの美術品が収蔵・展示されています。
テートブリテンも入場無料。(特別展は有料)
館内地図は1ポンドで買えます。
webサイトにpdfで載っている館内地図と同じです。
http://www.tate.org.uk/download/file/fid/36415
全部見ようとすると3時間はかかると思います。
それくらい館内は広いです。
ターナーのコレクションが特徴のひとつです。
ターナーの穏やかな風景画が多いです。
個人の非営利目的ならフラッシュなしで
撮影ができるところもあります。
私も撮影すればよかったのですが、
テートモダンに行く船の時間があったので、
観賞のみで楽しみました。
webサイトにも写真が多く、見ると
テートブリテンの絵画の雰囲気は伝わると思います。
http://www.tate.org.uk/whats-on/tate-britain/display/tate-britain-displays
テートブリテンの前のテムズ川に
Millbankという停留所があります。
そこからTate Boatと呼ばれる船に乗って、
テートモダンの目の前のBanksideに行けるんです。
Tate Boatの案内はこちらのURLから。
http://www.tate.org.uk/visit/tate-boat
40分おきに出発します。
上のwebサイトに時刻表や料金も載っています。
船会社のURLです。
http://www.thamesclippers.com/
乗船料金は6.5ポンドでした。
乗船してから乗船券は買えます。
1dayトラベルカードを提示したら、4.3ポンドで買えました。
4月からはそれぞれ6.8ポンド、4.5ポンドに
値上がりしたみたいです。
テートブリテンとテートモダンを移動するには一番早いルートです。
わずか13分の船旅ですが、
テムズ川クルーズを楽しめます!
船からのテートモダンの写真です。
船のガラスかプラスチックが曇っていたので写真もボケています。
現代芸術を楽しめるテートモダンのレポートは次回に。
若手を育てるICA(Institute of Contemporary Arts)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はロンドンのICA(Institute of Contemporary Arts)を
ご紹介します。
日本語に訳すと「現代芸術協会」でしょうか。
組織でもあるようですが、
ギャラリー、映画、演劇、カフェバー、書店などの複合施設です。
小規模な施設です。
若手の現代アートを応援しているようです。
会員ではなくても入場料も安く、
「Day Membership」として1ポンドで入場できます。
訪れた日でも、いくつかの展覧会と演奏も行われていました。
なかなか難しい芸術作品も多かったです。
写真は限られた箇所で撮影できました。
2階の企画展の写真です。
1階に飾られていた絵画です。
2階にはカフェバーがあって、
若者が楽しそうにお酒を飲んでいました。
知名度が低い芸術家はどうしても商業ベースにのりにくいので、
こうした若手を応援する施設はいいですね。
今日はロンドンのICA(Institute of Contemporary Arts)を
ご紹介します。
日本語に訳すと「現代芸術協会」でしょうか。
組織でもあるようですが、
ギャラリー、映画、演劇、カフェバー、書店などの複合施設です。
小規模な施設です。
若手の現代アートを応援しているようです。
会員ではなくても入場料も安く、
「Day Membership」として1ポンドで入場できます。
訪れた日でも、いくつかの展覧会と演奏も行われていました。
なかなか難しい芸術作品も多かったです。
写真は限られた箇所で撮影できました。
2階の企画展の写真です。
1階に飾られていた絵画です。
2階にはカフェバーがあって、
若者が楽しそうにお酒を飲んでいました。
知名度が低い芸術家はどうしても商業ベースにのりにくいので、
こうした若手を応援する施設はいいですね。
ロンドンのデザインミュージアム(2)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)のレポート続編です。
企画展「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の様子をお伝えします。
こちらの方が先週にご紹介した展覧会よりも大きく、
メインの展覧会の位置付けでした。
入るとすぐに、ポールスミスの写真パネルが出迎えて、
作品やこれまでの記録が一面に展示されていました。
職員の方に写真撮影について尋ねたら、
フラッシュなしなら撮影OKでした。
このあたりは日本と違って気前がいいですよね!
洋服だけでなく、さまざまな分野のデザインを手がけています。
芸術家、アーティストとしての一面も見せています。
ミネラルウォーターのエビアンのデザインもありました。
かっこいい!
ポールのオフィスを再現した展示もありました。
さまざまなものが置いてあって、にぎやかです。
1階に小さなカフェとミュージアムショップがあります。
ポールの企画展のグッズも売られていました。
ショップそのものの写真はないのですが、
建物の外から雰囲気だけお伝えします。
デザインミュージアムの入場料は
12.4ポンド(1ポンド=約170円とすると2108円!)とお高めです。
しかし、洗練されたデザインと展示に触発される方は多そうです。
ロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)のレポート続編です。
企画展「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の様子をお伝えします。
こちらの方が先週にご紹介した展覧会よりも大きく、
メインの展覧会の位置付けでした。
入るとすぐに、ポールスミスの写真パネルが出迎えて、
作品やこれまでの記録が一面に展示されていました。
職員の方に写真撮影について尋ねたら、
フラッシュなしなら撮影OKでした。
このあたりは日本と違って気前がいいですよね!
洋服だけでなく、さまざまな分野のデザインを手がけています。
芸術家、アーティストとしての一面も見せています。
ミネラルウォーターのエビアンのデザインもありました。
かっこいい!
ポールのオフィスを再現した展示もありました。
さまざまなものが置いてあって、にぎやかです。
1階に小さなカフェとミュージアムショップがあります。
ポールの企画展のグッズも売られていました。
ショップそのものの写真はないのですが、
建物の外から雰囲気だけお伝えします。
デザインミュージアムの入場料は
12.4ポンド(1ポンド=約170円とすると2108円!)とお高めです。
しかし、洗練されたデザインと展示に触発される方は多そうです。
ロンドンのデザインミュージアム
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)のレポートです。
1989年にイギリスのデザイナー、テレンス・コンランが
創設した財団によって作られた施設だそうです。
世界の先駆けだったからでしょう。
「デザインミュージアム」と、ど真ん中の名称がつけられました。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)が
数百年間におよぶデザインを展示しているのに対し、
デザインミュージアムは現代のデザインを展示した美術館です。
通常は3つの展覧会が見られるようですが、
私が訪問したときはひとつが展示替えでお休みだったようです。
「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」
「Extraordinary Stories About Ordinary Things」
の2つを見ました。
今日は後者のデザインミュージアムの収蔵品を並べられた
展覧会をご紹介します。
交通案内、アイコン、さらには書体見本まで、
いかにもデザインらしい展示もありました。
ロンドンオリンピックのトーチもありました。
美術館の大きさとしては一般的ですが、
その分、考え抜かれたデザインをじっくり見て回れます。
もうひとつの展覧会「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の
レポートは、また次回にお伝えします。
今日はロンドンのDesign Museum(デザインミュージアム)のレポートです。
1989年にイギリスのデザイナー、テレンス・コンランが
創設した財団によって作られた施設だそうです。
世界の先駆けだったからでしょう。
「デザインミュージアム」と、ど真ん中の名称がつけられました。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)が
数百年間におよぶデザインを展示しているのに対し、
デザインミュージアムは現代のデザインを展示した美術館です。
通常は3つの展覧会が見られるようですが、
私が訪問したときはひとつが展示替えでお休みだったようです。
「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」
「Extraordinary Stories About Ordinary Things」
の2つを見ました。
今日は後者のデザインミュージアムの収蔵品を並べられた
展覧会をご紹介します。
交通案内、アイコン、さらには書体見本まで、
いかにもデザインらしい展示もありました。
ロンドンオリンピックのトーチもありました。
美術館の大きさとしては一般的ですが、
その分、考え抜かれたデザインをじっくり見て回れます。
もうひとつの展覧会「HELLO,MY NAME IS PAUL SMITH」の
レポートは、また次回にお伝えします。
ブランド、パッケージ、広告博物館
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はブランド、パッケージ、広告博物館
(The Museum of Brands, Packaging and Advertising)
をご紹介します。
ロンドンのノッティングヒルというエリアにあります。
英国のパッケージ・ポスターなどが展示の中心で、
ブランドやデザインが好きな人向けの
ややマニアックな施設です。
住宅街の奥まったところにあります。通りに看板が出ています。
とても小さい博物館かと思っていましたが、
年代別の展示や、ブランドの進化などがわかる展示で
想像していた以上に内容は充実していました。
人にもよりますが、
15~30分くらいの所要時間といった感じです。
施設内の写真撮影は禁止だったので、
中の様子がお見せできなくて残念です。
別の方のブログに展示物の写真が載っていますのでご紹介します。
パリを向いて歩こう ブランド・パッケージ・広告博物館
http://nrutyppa.blog101.fc2.com/blog-entry-258.html
かつては写真撮影OKだったのでしょう。
私はパンフレットの写真だけお見せします。
展示を見ると、パッケージのデザインが時代とともに
少しずつ変わっていく様がよくわかります。
視点を変えると、
自分の中のデザインバリエーションの引き出しを
増やすことにも役立ちそうです。
入場するときには、当館を知ったきっかけは何かと、
受付で尋ねられました。(私の英語の理解が正しければ)
マーケティングがしっかりしている印象です。
博物館のwebサイトも規模の割には
ページが多く充実しているようです。
館内には小さな喫茶コーナーやミュージアムショップもあり、
グッズは一風変わったイギリス土産になります。
入場料は6.5ポンドです。
今日はブランド、パッケージ、広告博物館
(The Museum of Brands, Packaging and Advertising)
をご紹介します。
ロンドンのノッティングヒルというエリアにあります。
英国のパッケージ・ポスターなどが展示の中心で、
ブランドやデザインが好きな人向けの
ややマニアックな施設です。
住宅街の奥まったところにあります。通りに看板が出ています。
とても小さい博物館かと思っていましたが、
年代別の展示や、ブランドの進化などがわかる展示で
想像していた以上に内容は充実していました。
人にもよりますが、
15~30分くらいの所要時間といった感じです。
施設内の写真撮影は禁止だったので、
中の様子がお見せできなくて残念です。
別の方のブログに展示物の写真が載っていますのでご紹介します。
パリを向いて歩こう ブランド・パッケージ・広告博物館
http://nrutyppa.blog101.fc2.com/blog-entry-258.html
かつては写真撮影OKだったのでしょう。
私はパンフレットの写真だけお見せします。
展示を見ると、パッケージのデザインが時代とともに
少しずつ変わっていく様がよくわかります。
視点を変えると、
自分の中のデザインバリエーションの引き出しを
増やすことにも役立ちそうです。
入場するときには、当館を知ったきっかけは何かと、
受付で尋ねられました。(私の英語の理解が正しければ)
マーケティングがしっかりしている印象です。
博物館のwebサイトも規模の割には
ページが多く充実しているようです。
館内には小さな喫茶コーナーやミュージアムショップもあり、
グッズは一風変わったイギリス土産になります。
入場料は6.5ポンドです。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(3)
こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート最終回です。
V&Aは世界で最も歴史があり、かつ
世界最大のデザイン・アート美術館(博物館)
と言われています。
モダンデザインの展示をご紹介します。
佐藤オオキさんのCabbage chairのプロトタイプもありました。
Communication and Designのコーナーには、
アップルのiMacや、ソニーのウォークマン、
トランジスタラジオも展示されています。
世界中の15の展示物の中にソニー製品が3つも入っています。
素晴らしいですね。
また新たなデザインを期待しましょう。
家具の展示コーナーでも
バラエティに富んだデザインが見られました。
V&Aは作品の脇に、解説の文章も結構あるので、
英語に強い方なら解説も楽しめます。
V&Aは大英博物館と同じく入館無料ですが、募金箱もあります。
できれば少額でも寄付することが望ましいと思います。
V&Aは見ていて飽きることのないほどの収蔵量です。
写真もこのブログで34枚ご紹介しました!
尽きないところですが、V&Aのレポートは今回で終わりにします。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート最終回です。
V&Aは世界で最も歴史があり、かつ
世界最大のデザイン・アート美術館(博物館)
と言われています。
モダンデザインの展示をご紹介します。
佐藤オオキさんのCabbage chairのプロトタイプもありました。
Communication and Designのコーナーには、
アップルのiMacや、ソニーのウォークマン、
トランジスタラジオも展示されています。
世界中の15の展示物の中にソニー製品が3つも入っています。
素晴らしいですね。
また新たなデザインを期待しましょう。
家具の展示コーナーでも
バラエティに富んだデザインが見られました。
V&Aは作品の脇に、解説の文章も結構あるので、
英語に強い方なら解説も楽しめます。
V&Aは大英博物館と同じく入館無料ですが、募金箱もあります。
できれば少額でも寄付することが望ましいと思います。
V&Aは見ていて飽きることのないほどの収蔵量です。
写真もこのブログで34枚ご紹介しました!
尽きないところですが、V&Aのレポートは今回で終わりにします。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(2)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート続編です。
V&Aの大きな見どころのひとつに、
充実した英国ギャラリーがあります。
華やかな大英帝国時代を感じさせる
王室のティーセット、部屋、家具、調度品が見られます。
さまざまなコーナーの中で一番広いかもしれません。
他の国、イスラムやアジアの国の展示もあります。
日本の展示もあります。
鎧、兜、刀、陶芸品、漆器に加えて、
印籠や根付(装飾留め具)の展示もありました。
根付は大英博物館にもあったと記憶しています。
日本でも見かける機会が減っていますが、
結構な数がイギリスで収集されていることに驚きました。
19世紀に造られた建築もV&Aの特徴です。
増築が何度か行われたようです。
V&Aには、ウィリアム・モリスがデザインした
ティールーム「モリスルーム」があり、
世界初のミュージアムカフェだそうです。
隣にギャンブルルームやポインタールームがあります。
V&Aのカフェを詳しく解説しているブログがあったので、
ご紹介します。
http://apd2.exblog.jp/12216809
中庭には世界の庭を一周できるような作品もありました。
22時まで開館している金曜の夜は長い行列ができていました。
次週はV&Aに展示されていた現代のデザインをご紹介します。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポート続編です。
V&Aの大きな見どころのひとつに、
充実した英国ギャラリーがあります。
華やかな大英帝国時代を感じさせる
王室のティーセット、部屋、家具、調度品が見られます。
さまざまなコーナーの中で一番広いかもしれません。
他の国、イスラムやアジアの国の展示もあります。
日本の展示もあります。
鎧、兜、刀、陶芸品、漆器に加えて、
印籠や根付(装飾留め具)の展示もありました。
根付は大英博物館にもあったと記憶しています。
日本でも見かける機会が減っていますが、
結構な数がイギリスで収集されていることに驚きました。
19世紀に造られた建築もV&Aの特徴です。
増築が何度か行われたようです。
V&Aには、ウィリアム・モリスがデザインした
ティールーム「モリスルーム」があり、
世界初のミュージアムカフェだそうです。
隣にギャンブルルームやポインタールームがあります。
V&Aのカフェを詳しく解説しているブログがあったので、
ご紹介します。
http://apd2.exblog.jp/12216809
中庭には世界の庭を一周できるような作品もありました。
22時まで開館している金曜の夜は長い行列ができていました。
次週はV&Aに展示されていた現代のデザインをご紹介します。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(1)
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポートです。
V&Aの日本語ページ
V&Aは1852年開館の工芸品、装飾品が中心の博物館です。
1851年にロンドンで世界初の万国博覧会で展示された品を
引き続き展示するために造られたそうですが、
国立デザイン学校の収蔵品もあわせて展示し、
デザイナーを支援する目的ももって開館したそうです。
私の想像を超える膨大な展示・収蔵量でした。
展示分野は、衣服、タペストリー、テキスタイル、
演劇装飾、写真、宝石、金・銀製品、ガラス、鉄工芸、
彫刻、陶磁器、家具、絵画、建築などです。
館内のすべての部屋を回ったら、くたびれました。
展示品がたくさんありますので、3回に分けてお伝えします。
たくさん撮影した写真の一部をアップします。
洋服やタペストリーです。
さすが演劇の国、演劇衣装の展示もあります。
鉄工芸、ステンドグラス、建築模型です。
陶磁器、金、銀食器、ガラス工芸品は
豪華な品々がたくさんありました。
宝飾品の展示もたくさんあって素敵でしたが、
そのコーナーは撮影禁止でした。お見せできなくて残念です。
次回は英国コレクションなどの展示をご紹介します。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A)のレポートです。
V&Aの日本語ページ
V&Aは1852年開館の工芸品、装飾品が中心の博物館です。
1851年にロンドンで世界初の万国博覧会で展示された品を
引き続き展示するために造られたそうですが、
国立デザイン学校の収蔵品もあわせて展示し、
デザイナーを支援する目的ももって開館したそうです。
私の想像を超える膨大な展示・収蔵量でした。
展示分野は、衣服、タペストリー、テキスタイル、
演劇装飾、写真、宝石、金・銀製品、ガラス、鉄工芸、
彫刻、陶磁器、家具、絵画、建築などです。
館内のすべての部屋を回ったら、くたびれました。
展示品がたくさんありますので、3回に分けてお伝えします。
たくさん撮影した写真の一部をアップします。
洋服やタペストリーです。
さすが演劇の国、演劇衣装の展示もあります。
鉄工芸、ステンドグラス、建築模型です。
陶磁器、金、銀食器、ガラス工芸品は
豪華な品々がたくさんありました。
宝飾品の展示もたくさんあって素敵でしたが、
そのコーナーは撮影禁止でした。お見せできなくて残念です。
次回は英国コレクションなどの展示をご紹介します。
古代からの人類の英知を学べる大英博物館
おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今年2月にイギリスに行きました。
ロンドンのデザイン・アートなどのレポートを
複数回にわたってお届けします。
初回は大英博物館です。日本語ページはこちら。
博物館に入るとグレートコートと呼ばれる
大きなロビーがあります。
奥に進んで、細かく分かれた各部屋に、
世界の各地域を網羅した彫刻や発掘品が展示されています。
大英博物館の1番人気であろうロゼッタストーンです。
神聖文字ヒエログリフ、民衆文字デモティック、
ギリシア文字の3言語で記されている石です。
ヒエログラフの解読につながりました。
大英博物館(British Museum)は「博物館」と訳される通り、
歴史、考古学的に面白いものが多いです。
古代エジプト、ローマ、ヨーロッパ、イギリス、アジア、
北米、中南米など、世界中の文化・文明を学べます。
膨大な展示の中には日本ギャラリーもあります。
サー・ハンス・スローンという方のコレクションをきっかけに
大英博物館は1759年に開館したそうですが、
よほどの好奇心と収集癖でよくここまで、
なんでも収集したなという感じです。
一日ですべてを見るのは大変ですが、
これらのひとつひとつをきちんと勉強したら、
古代からの人間のあり様を深く理解できるのでしょうね。
最高の教養かもしれません。
今年2月にイギリスに行きました。
ロンドンのデザイン・アートなどのレポートを
複数回にわたってお届けします。
初回は大英博物館です。日本語ページはこちら。
博物館に入るとグレートコートと呼ばれる
大きなロビーがあります。
奥に進んで、細かく分かれた各部屋に、
世界の各地域を網羅した彫刻や発掘品が展示されています。
大英博物館の1番人気であろうロゼッタストーンです。
神聖文字ヒエログリフ、民衆文字デモティック、
ギリシア文字の3言語で記されている石です。
ヒエログラフの解読につながりました。
大英博物館(British Museum)は「博物館」と訳される通り、
歴史、考古学的に面白いものが多いです。
古代エジプト、ローマ、ヨーロッパ、イギリス、アジア、
北米、中南米など、世界中の文化・文明を学べます。
膨大な展示の中には日本ギャラリーもあります。
サー・ハンス・スローンという方のコレクションをきっかけに
大英博物館は1759年に開館したそうですが、
よほどの好奇心と収集癖でよくここまで、
なんでも収集したなという感じです。
一日ですべてを見るのは大変ですが、
これらのひとつひとつをきちんと勉強したら、
古代からの人間のあり様を深く理解できるのでしょうね。
最高の教養かもしれません。