入場料のある書店「文喫」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は六本木の書店「文喫」(ぶんきつ)をご紹介します。

平日1500円、土日祝日は1800円(税抜)の入場料がかかる書店です。
日版(日本出版販売)が運営しています。

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青山ブックセンター六本木店の跡地にあります。
昨年のグッドデザイン賞でグッドフォーカス賞(新ビジネスデザイン)を受賞しました。

エントランスは無料で入れます。
雑誌を買うだけならエントランスだけで十分です。

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建築、デザイン、ファッション、芸術系が充実しています。
店頭の雑誌コーナーもこんな品揃えです。

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受付で入場料を支払ってバッジを受け取って、
階段の先の有料エリアに入ります。

3万冊の本があり、お茶とコーヒーが飲み放題、
電源、wifiもあります。

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小説やビジネス書もあります。
閲覧室では本を片手にパソコンをしている人も多かったです。
席は人気がありました。

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喫茶室は新型コロナの影響か、
平日昼ということもあり空いていました。

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気になった本を手にお茶を飲みながら、じっくり読めます。
そのまま読み終えてもよいですし、購入もできます。

別に料金を支払えば、料理やビールをいただきながら本を読めます。

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ちなみに「亀倉雄策のデザイン」は
注文したハヤシライスが出来上がるまで読みました。
料理やビールでうっかり汚していけないので、
私は食べるときに棚に返しました。

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上の写真の左奥には、小上がりやクッションが写っています。
靴を脱いで、くつろぎながら読むこともできます。

「本と出会うための本屋」をコンセプトに掲げ、
セレクトショップになっており、
店がどういう本を棚に置くかが腕の見せ所です。

ベストセラーをたくさん置かずに、
個性的な本を1タイトル1冊ずつ並べています。
本も返品せず、買い切っているようです。

事前予約すれば3000円(税抜)で選書サービスも受けられます。
店員さんに要望を伝えると10冊のおすすめをしてくれるそうです。

入場料を払うことで、客の滞在時間は長くなります。
心地よい環境を提供し、客はぶらぶらと書棚を眺めると、
興味をそそられる本がたくさん見つかり、買ってくれます。

文喫の入場者のうち本を購入する人は3~4割で、
複数冊買う人も多いそうです。

店の採算も取れているようです。

新しいタイプの書店、ビジネスのヒントになりそうです。

神保町ブックセンター

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は神保町ブックセンターのご紹介です。
https://www.jimbocho-book.jp/

昨年のグッドデザイン賞の受賞で知り、行きました。

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神保町ブックセンターは、書店、喫茶店、
コワーキングスペース、オフィスの複合施設です。

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かつて岩波ブックセンターがあった場所が変わりました。

入口は一見、普通の書店ですが中に入ると奥には、
喫茶店やラウンジスペースがあり、
上の階には貸しオフィスにがありました。

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ラウンジスペースでは
トークイベントなども開催されています。

書店は岩波書店の本が中心ですが、その他の出版社の本も少しあります。

コンセプトには、
「新しい知識との出会い、新しい仲間との出会いを促し、
これからの時代を生き抜くための気づき・
個人の成長のきっかけを提供することを目指します。」
とありました。

また、「神保町ブックセンターの楽しみ方」として
「飲むだけOK、買うだけOK、読むだけOK、持ち込みOK」
と店内にポスターが掲示されています。

もちろん喫茶店でも本を読んでいる人が多く、
回転が悪そうで、経営が成り立つか心配になりますが、
お客様には気軽に立ち寄れる空間になっています。

雑誌が多いと喫茶店での座り読みばかりになりそうですが、
岩波書店の本なので、
喫茶店では読み終えられずに買ってくれそうです。

書店の経営は厳しいですが、
本に囲まれ、人と交わることに価値を見出す人へ
アピールしていく、ひとつのモデルとして注目したいです。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2019

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日の話題は2019年度の
グッドデザイン・ロングライフデザイン賞です。

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グッドデザイン・ロングライフデザイン賞は、
10年以上、使用者から支持を得ている商品やサービスで、
時代と共に変化する価値観を超えて、
スタンダードであり続ける力を持ったデザインを顕彰する賞です。

2019年度のロングライフデザイン賞は15件が受賞しました。

123件の審査から選ばれているので、
グッドデザイン賞よりも狭き門です。

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受賞したデザインを展示する
ロングライフデザイン賞受賞展は、
グッドデザイン賞受賞展と時を同じくして
2019年10月31日から11月4日にかけて、
21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3で開催されました。

受賞したデザインをいくつかご紹介します。

三越の包装紙「華ひらく」です。
猪熊弦一郎さんと、やなせたかしさんのデザインです。

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三越の包装紙
https://mitsukoshi.mistore.jp/sogogift/wrapping/index.html

私は「華ひらく」が好きです。

折りたたまれていない包装紙だけを見ると、
いまひとつに見えるのですが、
商品を包むと上品で華があります。

さまざまなものを包んでも美しく見えるよう
デザインされていて、本当に素晴らしいデザインです。

大きさの異なる包装品を重ねたりすると、
同じ模様がただ繰り返されて、
下に置いた商品と同化して見えてしまうようなる
他店の包装紙とは違う、圧倒的な魅力があります。

続いて、ファミリアの新生児用肌着です。

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デザインのポイントは、
肌を刺激しないようタグや縫い目を外側にしたことや、
脇下のひもで身幅を調整できる打合せ型で
生後4か月頃まで着用できることです。

これらの点は、多くのメーカーが今では追随していて、
新生児用肌着のスタンダードになりました。

当然の受賞でしょう。

次は、アルネ・ヤコブセンがデザインした
「アリンコチェア」です。

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1952年にデザインされましたが、
座面と背を一枚の板で成形された最初のデザインです。

軽くてスタッキングでき、
座り心地や大量生産が考慮されています。

デンマークの有名なデザインのひとつです。

次は、フォント「Neue Frutiger(ノイエ ・フルティガー)」
1970年代に作られたフォント「Frutiger」の改刻版です。

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安心感のあるデザインです。
誰からも好かれるロングセラーでしょう。

こんなものも受賞しています。
「キューピー3分クッキング」です。
50年以上続く長寿番組です。

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最後にご紹介するのはこちらです。

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何も展示されていないと思われるでしょうが、
「ラジオ体操」です。

展示ケースは空で音が流れていました。

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グッドデザイン賞受賞展2019(5)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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グッドデザイン・ベスト100には
入らなかったもののグッドデザイン賞を受賞した
デザインを紹介します。

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ここでは今年らしい受賞を紹介します。
今年はQRコード決済が大きく浸透した年になりました。

「Alipay Paybox R0」は、
アリペイのQRコード決済から
販売・在庫管理まで使える端末です。

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中国で使うもので、日本では使えないと思いますが、
こうした製品の応募もあります。

ライバルのテンセントも
「WeChat Scan&Go」を受賞しました。

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商品のバーコードを
自分のスマートフォンで読み込んで、
「WeChat Pay」で決済して完了です。
レジが要らなくなります。

LINEも「LINE Pay Terminal」で受賞しました。
https://pay.line.me/portal/jp/business/payment-service/device

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また、社内SNS、グループウェアである
「LINE WORKS」も受賞しています。

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ちなみに、同分野では「SLACK」が
グッドデザイン・ベスト100に選ばれています。

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以前、当ブログでご紹介したDeNAの「MOV」も受賞しました。
2019年02月19日:タクシー配車アプリMOV(モブ)で素早く移動
https://brand-design.seesaa.net/article/464211999.html

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最後にご紹介するのは「うんこミュージアム」。
展示やディスプレイの分野で受賞しました。

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グッドデザイン賞の範囲は広いです。

グッドデザイン賞受賞展2019(4)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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今日のひとつめにご紹介するのは、
米国のMonotypeの「Neue Frutiger World
ノイエ・ フルティガー・ ワールド)」です。
https://www.monotype.com/fonts/neue-frutiger-world

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150以上の言語に対応し、
10ウェイトとイタリックも用意されています。

欧文書体に合うアラビア文字やタイ文字などの
書体は見つけづらいです.

このサンセリフ書体をベースとしたフォントによって、
世界で事業展開する企業にとって、
世界で一貫したイメージを伝えやすくなります。

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ちなみに「Neue Frutiger World」に日本語書体はなく、
「たづかね角ゴシック」を組み合わせて使うそうです。

簡単で高いレベルで統一できるので、
このフォントは中小企業にこそ向くと思います。

続いてご紹介するのは、
ファーウェイの「Mate X」です。

折り畳んだディスプレイを拡げると
8型のディスプレイになるスマートフォンです。

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タブレット端末が不要になりそうな商品です。
思わず触りたくなる魅力があります。

ディスプレイパネルの技術がすごいです。

サムスンの「Galaxy Fold」は
見かけませんでした。
来年のグッドデザイン賞に応募でしょうか。

ベスト100の展示の横には、
インドネシア、インド、タイの
デザイン賞の展示もありました。

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また、来年のグッドデザイン賞の応募のチラシがありました。

グッドデザイン賞への応募件数は増加傾向ですが、
今年は昨年に比べて微減で、伸びが一服した感じです。
積極的に広報することはよいですね。

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ちなみに、今年のグッドデザイン賞受賞展は入場無料でした。

多くの人に関心を持ってもらうには良いと思います。
レポートは次週以降も続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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今日のひとつめは、
グッドデザイン賞の特別賞である
「グッドフォーカス賞(技能・伝承デザイン)」を
受賞した中小企業の例として、
神戸マッチの「hibi 10MINUTES AROMA」を紹介します。
https://hibi-jp.com/

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デザインが「播磨のマッチ」と「淡路島のお香」
の技術を活かした商品です。

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マッチのように火をつけるお香スティックです。
着火具がなくても使えます。

炎が消えたらマットに置きます。
10分間良い香りが漂います。

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ギフトとして売れそうです。

次は、グッドデザイン・ベスト100から
リビルディングセンタージャパンを紹介します。
http://rebuildingcenter.jp/

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テレビでも以前見たことがあるのですが、
解体する建物から、古材や古道具を引き取り、
リユースしているます。

古材を循環させて、環境負荷を減らしています。

古民家などの木造建築の建材には優れたものも多いです。

風合いなど古材ならではの魅力もありますし、
こうした活動は素晴らしいです。

リビルディングセンターでは、カフェもつくり、
一般の人も古材を学び、触れ合う機会を増やしています。

次はモリタ宮田工業の住宅用消火器です。
https://www.maffs.jp/c/extinguisher/vf1ham

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グッドデザイン・ベスト100だけでなく、
グッドフォーカス賞(防災・復興デザイン)も受賞しています。

消火器の色を変えただけと見えますが、
家庭で消火器の保有率は4割であることを考慮すると、
意味があります。

家庭では家族の他に消火器を使う人もほとんどいないので、
消火器の置き場所が決まっていれば、
赤で目立たせなくても見つけやすいです。

赤の消火器では、
インテリアコーディネートを重視する人は、
消火器を買ったとしても、目立たないところや
目につきにくいところに追いやってしまうかもしれません。

それでは本末転倒です。

このようなカラーリングにすることで、
台所や居間に置いてもらえるなら大きな前進です。

生活者の気持ちに合わせて、
消火器の設置を促すデザインです。

続いて大企業になりますが、
スノーピークの「HOME&CAMPバーナー」を紹介します。
https://www.snowpeak.co.jp/sp/hcburner/

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美しくコンパクトに収納できる卓上ガスコンロです。
たたむと写真左のようにガスボンベの収納空間に
五徳が収まります。

安定感にも配慮し、
インドアでもアウトドアでも使えます。

本日最後にご紹介するのは、NECの
「税関検査場電子申告ゲートを中心とした
Smart Airportの取り組み」です。

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顔認証技術とスマートフォンアプリを使って
税関をスムーズに通過できる仕組みです。
https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/egate.htm

今後は入出国審査や航空機搭乗、
チェックイン、保安検査などにも顔認証が使われることが
期待され、安全性とスピードアップが図られそうです。

ソフトウエアだけでなく、さまざまな国の人が使いやすい
ナビゲーションデザインも評価されたと思います。

レポートは次週以降にまだ続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)のレポート続編です。

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私が面白いと感じたのは、
「NHK回想法ライブラリー」です。

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年配の方にとって、昔の風景を見て、
思い出を語り合う回想法は、
脳を活性化し情緒を安定させ、
認知症の進行予防になると言われます。

高齢者施設や家庭で手軽に回想法を行えるよう、
NHKウェブサイトで映像を無料公開しています。

VR版もあり、ゴーグルをつけると、
まるでタイプスリップしたような気分です。

スマートフォンでも見られますのでお試しあれ。
https://www.nhk.or.jp/archives/kaisou/

次にご紹介するのは、ソニーの
グラスサウンドスピーカー 「LSPX-S2」です。
https://www.sony.jp/active-speaker/special/glass-sound/

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キャンドルのような見た目ですが、
高音質・ハイレゾに対応したスピーカーです。

ガラス管も広域を再生するために振動しています。

部屋のテーブルに置くと、360度音が広がります。

実際の音の良さは会場ではわからなかったのですが、
家電量販店に行けばわかるかもしれません。

38,000円くらいで販売されていて、買いやすい価格です。

続いてご紹介するのは、
デザインフィル(ミドリ)の
「ノンスリップアルミ定規」です。
https://www.midori-store.net/SHOP/42276006.html

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一般的な定規は、カッターで紙を切るときや、
線を引くときに滑ることがあります。

この定規は底面に滑り止めがあります。

しかし、滑り止めがあると、
紙の上で狙ったところに
定規を合わせにくくになります。

この定規は裏面の一部を斜めにカットしてあり、
後方を押さえると簡単に滑らせることができます。

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アルミで軽く、滑り止め機能が付いていて、
動かしやすい定規です。

喜んで欲しがる人がいそうです。

文具でもうひとつご紹介したいのは、
MAXのホッチキス「HD-10TL」です。

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同じサイズでは、針を従来100本までしか
装填できなかったのが、
150本まで装填できるようになり、

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ホッチキスの形状や針を留める感触が
ヘビーユーザー(仕事で使う作業者)の負担を
軽減するに仕上がりになっています。

試しましたが軽いです。

本日、最後にご紹介するのは
株式会社ウェルリッチの
スマートコーヒーメーカー 「ジーナ」です。
https://wrjapan.com/pages/gina

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コーヒードリッパーに入る
コーヒーの粉や水の重さを計測して、
Bluetoothでスマートフォンアプリへ通信します。

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コーヒーの粉や水の量や、抽出時間を計り、
コーヒーを淹れられます。
データ(レシピ)も保存できます。

ご興味あれば動画も参照してください。
https://youtu.be/7T6J2ARNqY8


「プアオーバー」、「イマージョン」、
「コールドドリップ」の3つ抽出方法が楽しめます。

コーヒーにこだわりを持つ人に向けた商品です。
いろいろ試しながら理想の一杯を目指す喜びがあります。

レポートは次週以降に続きます。

グッドデザイン賞受賞展2019(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッドデザイン賞受賞展2019
(GOOD DESIGN EXHIBITION 2019)に行きました。

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10月31日から11月4日にかけて
東京ミッドタウンにて開催されました。

数週にわたって
私が注目したデザインをご紹介します。

今年のグッドデザイン大賞は
富士フイルムの「結核迅速診断キット」です。

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開発途上国向けの検査キットです。
結核はHIV感染者の一番の死因だそうです。

ただ、HIV陽性患者では、
痰を出すことが難しい人も多いようです。

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このキットは、尿を検査に用い、
写真現像の「銀増幅技術」を応用して、
結核菌の存在を判定して、早期治療につなげます。

富士フィルムの技術や、
使い方がわかりやすいグラフィックデザイン、
小さく、操作性の高いプロダクトデザインが
評価されました。

電気を使わないため、
電力が不安定な地域でも診断できます。
素晴らしいです。

富士フィルムは、
グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)の他に
金賞(経済産業大臣賞)も4件受賞しています。

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グッドデザイン賞受賞展でも
大きな展示スペースがありました。

衛生や保健に関連して、私が注目したのは
キッコーマンバイオケミファの
ルミテスター Smart」です。
https://biochemifa.kikkoman.co.jp/la/smart/

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飲食店の厨房や医療現場などで、
見えない汚れを測定し数値化します。

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綿棒で検査対象をふき取って、
機械に挿入すると、食品や菌などの有機物がもつ
ATPという物質を測定します。

目に見えない汚れを測定するために
行われてきた菌検査は費用や時間がかかりますが、
この測定キットは簡単で、
計測データの管理も容易です。

LIXILの「レジリエンストイレ」も良いと思いました。
https://www.lixil.co.jp/lineup/toilet/resilience/

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被災時に簡単な操作で1リットル洗浄へ切り替えできます。
水を節約できます。

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水の備蓄が前提になりますが、
トイレの衛生状態を保つことも大変重要で、
避難所などでの採用が期待されます。

次にご紹介したいのは、
グッドデザイン金賞を受賞した
富士通の「体操AI自動採点システム」です。
https://sports-topics.jp.fujitsu.com/sports_digital_solution/gymnastics-scor
ing-support/


選手の体に何もつけずに、
3Dレーザセンサーで、選手の体の動きを検知し、
360度あらゆる方向から演技も確認できるので、
目視に頼っていた審判を助けます。

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2020年の東京五輪で採用を目指しているそうです。

本日、最後にご紹介するのは、
サンカの「ゴミ拾いトング」です。

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鉄やステンレスではなくアルミを使って軽量化し、
結合部の樹脂にも工夫を凝らして、
軽くて、よれにくく、つかみやすいトングです。

昔のトングは重くて、
つかむのにも力がいりましたから、
このトングを触って驚きました。
飛躍的な進歩です。

続きは次週以降に。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2018(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018のレポートの最終回です。

グッドデザイン・ロングライフデザイン賞の展示もありました。
手前は日産キューブの模型です。

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朝の連続テレビ小説「まんぷく」で話題の
日清食品「チキンラーメン」も受賞しました。

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デザイナー安藤百福と記されていました。

インドネシア、インド、タイのデザイン賞の
デザインの展示もありました。

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日本デザイン振興会は
アジアのデザイン振興機関との連携も深めています。

今年のグッドデザイン賞も1353件の受賞がありますが、
そのうち278件は海外からの応募デザインです。
中国、台湾、韓国の3つの地域で191件を占めます。

グッドデザイン賞もアジアをリードするデザイン賞になれるか、
賞の運営も国際競争になりそうです。

ベスト100に選ばれた自動車の展示は会場外にありました。

軽自動車バンのホンダの「N-VAN」です。

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ひとり乗りの状況ですが、
軽自動車でも荷物がここまで積めます。
業務用で使うにはメリットがあるのでしょう。

モリタの「小型オフロード消防車レッド・レディバグ」です。

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災害時の悪路でも走れ、
後部には救助、消化、救急、映像通信の消防ユニットを積めます。

熊本地震の被災地で消防隊員から聞いた声を活かして
デザインしています。

亀裂の入った路面、土砂が流れ込んだ路面、浸水路面、
積雪路面などでも対応できる消防車はとても良いですね。

グッドデザイン賞金賞を受賞したスズキの「ジムニー」です。

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軽自動車の4WD、こちらも悪路が得意ですが、
見ている女性が「かわいい」と声に出しているのが印象的でした。

「かわいい」は、私には少し意外でしたが、
カラーや正面のライトが、
かわいく見えるのかもしれません。

通常のグッドデザイン賞の展示会場にも人はたくさんいました。

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日用品や時計などのエリアはもちろん、
建築物のためパネルによる展示のコーナーでも
来場者は多かったです。

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GOOD DESIGN EXHIBITION 2018(2)

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018のレポートの続きです。

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グッドデザイン・ベスト100の会場は今年もにぎわっていました。
私が注目したデザインをご紹介します。

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グッドフォーカス賞(技術・伝承デザイン)を受賞した、
株式会社ニットーのウェアラブルチェア「アルケリス」です。
身に着けて歩ける椅子です。

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足に装着して歩けるのですが、
腰を軽く落とすと座れます。

アルケリスは医師が手術の時に
中腰の姿勢で座れるので、体幹が安定し
細かい手先の作業がしやすくなります。

長時間の立ちっぱなしは、
医師の肉体的な負担になりますが、
この負担を軽減できることは魅力ですね。

横浜の中小企業の製品です。応援したいです。

次はパナソニックの離床アシストロボット
リショーネPlus XPN-S10601」です。

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電動ベッドの一部が車いすになります。
ベッドから車椅子への移乗介助が一人で
できるようになり、介助者の負担が減ります。
素晴らしいです!

次は、スターバックスコーヒーの
リージョナルランドマークストア」です。

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地域の象徴となる場所に建築され、
訪れる人々が
その地域の歴史や伝統工芸、文化、
産業の素晴らしさを再発見して、
地域へ絆を感じられるようにデザインしています。

写真は弘前公園前店と鹿児島仙巌園店です。

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弘前は登録有形文化財の建物で和洋折衷の建築デザインです。
刺繍の工芸がクッションに施されていたり、
ブナを使った照明など、弘前の伝統や文化を取り入れています。

鹿児島も同様に地域の歴史、文化、産業の魅力が詰まっています。

現在、リージョナルランドマークストアが18店あるようですが、
旅行とカフェ巡りが好きな人は、
すべて行きたいと思うかもしれません。

それぞれの個性を活かしながら、
スターバックスらしさもどこかにある店舗にするのは
デザイン力が高いと思います。
スターバックスブランドの魅力向上にもなっています。

次は、コクヨのオフィス防災備蓄システム
パーツフィット」です。

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箱の大きさはオフィスに入れやすいものに。
カラーのタグ、イラスト、英語表記など
グラフィックデザインも整理されています。

デザインにまだ改善の余地はあると思いましたが、
こうしたデザインは企業の備蓄を促すと思います。

最後に弁護士ドットコムの電子契約システム
クラウドデザイン」です。

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契約書の作成、押印、保存は、面倒に思っていました。
たくさん契約がある会社では、管理や探す手間もあります。

契約書をネットにアップして、
電子署名によって契約できる仕組みは、
生産性の向上につながりそうです。

月10件の契約書の送信までは無料で、
それを超えると月額1万円以上しますが、
印紙税が不要になりますから、中小企業にも人気が出そうです。

優れたデザインを見ると、未来への希望が持て元気が出ます。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2018(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2018
(グッドデザイン賞受賞展)に行きました。

10月31日から11月4日の間、
東京ミッドタウンにて開催されました。
私が注目したデザインをご紹介します。

今年のグッドデザイン大賞は
「おてらおやつクラブ」です。

NPOおてらおやつクラブの活動です。

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「おてらおやつクラブ」は、
お寺にお供えされる「おそなえ」を、
仏さまからの「おさがり」として頂戴し、
子どもをサポートする支援団体の協力の下、
経済的に困難な状況にあるご家庭へ
「おすそわけ」する活動です。

活動趣旨に賛同する全国のお寺と、
子どもやひとり親家庭などを支援する各地域の団体をつなげ、
お菓子や果物、食品や日用品をお届けしています。

980の寺院がこの活動に参加しています。
お寺の存在価値や仏教の利他精神につながる活動だと思います。
寺院と支援と必要とする人を結びつける活動は素晴らしいです。

越後妻有アートトリエンナーレ
グッドデザイン金賞を受賞しました。

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越後妻有(えちごつまり)で2000年から
開催される3年に1回の芸術祭です。

地域に内在する価値をアートを媒介に掘り起こし、
その魅力を高め、
世界に発信することで、
地域再生の道筋を築くことを目的としています。

3年に1回だけでなく、恒久展示作品や
通年の取り組みも通じて、
地域の魅力を発信しています。

今年のトリエンナーレには58万人の人が来たそうです。
私も昔からずっと行きたいと思っています。
3年後、仕事と調整して行こうと思います。

次は、グッドデザイン・ベスト100に入った
三井化学のTouchFocus(タッチフォーカス)です。

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遠近両用メガネですが、
メガネのテンプル(つる)のスイッチを押すと、
遠近の切り替えができ、近くが見やすくなります。

既存の遠近両用メガネにある
「階段や運転時の距離感がつかみづらい」不満を解決し、
広い視野で、遠くや近くが見やすくなります。

これは便利そうです。私も近くお世話になるかも。

続いてキヤノンのスピードライト470EX-AIです。
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被写体に影を作らないように柔らかく光を当てる、
バウンスライティングを自動でできる外部ストロボです。

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フルオート機能では、被写体と天井との距離を
それぞれ測って、AIが適切な角度で発行します。

セミオート機能は、自分で設定したバウンス角を
ストロボが記憶して、カメラを縦に傾けても
設定した角度に自動で調整されます。

使い勝手がよく重宝しそうです。

本日最後にご紹介するのは、
Joseph Joseph(ジョセフジョセフ)のクラッシュボックスです。

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ゴミを上から押し潰して3分の1にまで体積を圧縮できるごみ箱です。

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実際にハンドルを押し込んでみましたが、
単に手で押すよりも衛生的で、力も加えやすそうです。

まだご紹介したいデザインはあります。続きは来週に。

函館西部地区バル街がグッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今年のグッドデザイン賞では、
函館西部地区バル街」が
グッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞しました。
http://www.g-mark.org/award/describe/46066

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今日は「バル街」をご紹介します。

「バル街」は、商業活性化のイベントとして、
中小企業診断士にはお馴染みです。

「バル街」はスペインの酒場「バル(Bar)」に
見立てた店を食べ歩くイベントです。

参加者は、700円×5枚綴りのチケットを購入し、
バルに参加した飲食店を地図を片手に巡ります。

参加店はお得な特別メニューを1チケットで提供します。
例えば、ピザとワイン、パンケーキとドリンクが700円です。

はしごが前提なので、
チケットだけの支払いが気兼ねなくできることや、
日ごろは入りにくい高級店でも気軽に行ける魅力があり
人気のイベントです。

地図を持って、新しい店を訪ね歩く楽しさがあります。

飲食店は、街全体で共同販促を行い、
新規顧客を獲得するチャンスです。

一度、店に入ってもらって、
店の味や雰囲気を気に入ってもらえれば、
リピート客につなげられます。

5枚のチケットが使い切れなかった場合は、
「あとバル」として、一部の店で一定期間使うことができます。

函館では、年に2回開催し
平成16年から14年続いています。

一夜で4000人を超える人が来るそうです。

補助金や助成金を受けずにイベントを継続し、
全国からの同様のイベントを開催したいという声に、
無償でノウハウを教えている活動は素晴らしいと思います。

私も函館にいずれ行きたいです。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2017のレポート続編です。

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注目を集めていたのはテスラ「MODEL X」です。

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1回の充電で500km以上走れる電気のSUV(E-SUV)です。
8台のカメラと12個の超音波センサーを搭載しています。

安全性を高め、自動運転に向かっている感じがします。
価格は1台1400万円以上です!

次は「Amazonダッシュボタン」です。

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wifiにつなぎ、商品を登録して、
ボタンを押すと商品が配送される仕組みです。

日用品がなくなりそうになったら、
ボタンひとつで注文完了となる便利さです。

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運送業者がパンクしている今は、
ためらいもありますが、仕組みはよくできています。

次は、全国防草ブロック工業会と石田鉄工と
防草研究会の
「防草ブロックとエレファンドレン」です。

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草刈りの作業を大幅に減らす商品です。

なにもしなければ、コンクリートの目地から
雑草が自然に生えてきます。

この商品は植物の性質を生かして
雑草の成長を止めます。

根が斜めにくぼんだ切り欠け部に
伸びていくと、行き止まりにぶつかります。

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そうすると、根が本来の方向とは
違う方向には伸びないので
成長が止まり、次第に枯れてしまうそうです。

かなり実験を繰り返したと思います。
これは革新的な製品ですね。

続いて、寺田電機製作所のコンセント
「UCWシリーズ」です。
グッドデザイン特別賞(ものづくり)を受賞しました。

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使用しないときは存在感を小さくできる
壁用コンセントです。

美術館などでは喜ばれそうです。

90度回転するので、上下もしくは左右に
プラグを接続できます。

アースと鍵の有無を選べます。
鍵をかけると電気泥棒を防げます。

「うんこ漢字ドリル」もありました。

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見事な商品だと思います。
やっぱり大人は子供のことをわかっていなかったのです。
グッドデザイン金賞に選ばれています。

「函館西部地区バル街」も受賞しました。
このバル街についてはまた次週。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2017(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2017のレポートです。

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今年も多くの来場者がいました。

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グッドデザイン・ベスト100から
私の目に留まったデザインをご紹介します。

今年のグッドデザイン大賞は
ヤマハのカジュアル管楽器 「Venova」です。

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サクソフォン(サックス)のような管楽器で、
リコーダーと同じABS樹脂製です。

構造も簡単にして、演奏もしやすく、
気軽にサックスのような音色が出ます。
音色も良かったです。
新しい楽器を生み出したデザインは評価できます。

次にご紹介するのは、
ソニーの4K有機ELテレビ「ブラビア」A1シリーズです。
グッドデザイン金賞を受賞しています。

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有機ELディスプレイを振動させて音を出します。
薄く、美しいデザインです。

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ソニーからもうひとつご紹介します。
「Xperia Touch」です。

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短焦点小型プロジェクターで投影した映像に
人が触って操作できます。

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展示では、ピアノの演奏やお絵かきが
できたのですが、
もっと新しいことができそうです。

次はエデュテの乳幼児向け食器
「ezpz(イージーピージー)」です。

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シリコン製でテーブルに吸いついて動かないので、
子どもがお皿をひっくり返す心配がなく、
食べやすい食器です。

パナソニックの「レッツリモコンAD/ST」です。

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親指やこぶしでも押せるテレビリモコンです。
色も見やすく、さまざまな方にとって
リモコン操作がしやすくなるよう配慮されています。

アシックスの野球用プロテクターです。

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少年野球ですぐに捕手がプロテクターを
着けられるように、かぶるのではなく、
前で合わせるようにデザインされています。

他にも良いデザインがたくさんありました。
続きは次週に。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016(3)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポートの最終回です。

グッドデザイン・ベスト100から
私の目に留まったデザインをご紹介します。

本日のひとつめは、LIXILの「アクアセラミック」です。
グッドデザイン金賞を受賞しました。

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こちらはデザインより
技術や発明と言った方が近いかもしれませんが、
陶器の表面を超親水性にした商品です。

2016年02月23日
株式会社LIXIL「アクアセラミック」のニュースリリース
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2016/020_water_0223_01.html

汚れの下へ水が入り込み、汚れを浮かすそうです。

動画の1分05秒あたりからご覧になると、
ペンで書いた汚れが水で浮くシーンが見られます。

Youtube動画【LIXIL】マテリアルコネクションに
認められたアクアセラミックの実力


水できれいな状態が続き、清掃が簡単になりそうです。
同社は「キレイが100年続く」とうたっています。

本当にこんなに汚れが落ちる状態が続くなら、
素晴らしいです。

次はSIXの「Lyric speaker」です。

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歌詞が音楽に合わせて表示されて、
その文字も音楽に合わせて動くような
見ることも楽しめるスピーカーです。

面白いアイデアですね。
会場で見入ってしまいました。

最後はTESSの車椅子「COGY」です。
グッドデザイン金賞を受賞しました。

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自分の足でこぐ車椅子です。
どちらかの足が少しでも動かせれれば、
ペダルがこげるようになっています。

自分の足を使って動ける楽しさや
リハビリ面での効果も期待できるようです。

受賞展では試乗もできました。
私も試乗しました。
操作性や乗り心地は良かったです。
すぐに慣れると思います。

足でこぐ車椅子は、私の固定概念を打ち破りました。
驚きましたし、
このような商品を望んでいる人がいることを知りました。

他にも素晴らしいデザインがたくさんありました。
また来年も行きたいと思います。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

3週ほど間が空きましたが、
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポート続編です。
私が良いと思ったデザインをご紹介します。

まずは「東京防災」です。

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東京都が発行した防災のガイドブックです。
300ページ以上もあります。

内容はいたって真面目ですが、
イラストが多く、漫画も取り入れるなど、
読みやすさに配慮しています。

多くの人に読んでもらわなければ意味がないので、
このような努力は素直に評価したいです。

ホームページ上でも内容は公開されています。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2015/08/20p8l300.htm

都外の人でも電子書籍で無料でダウンロードできます。

あらかじめ読んでおいて、
いざというときに再度見返すと役に立ちます。

次は「ジャックオーランタン型のゴミ袋」です。
グッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞しました。

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ハロウィンに六本木や渋谷に大量のゴミが発生しますが、
そのゴミ拾いを促すデザインと言えます。

このゴミ袋の裏面には、燃える、燃えないなどの
見分けがつくようになっているのですが、
オレンジにこだわらずに黄色や紫、黒などを使って、
ごみ収集のしやすさまで踏み込んでも良いと思いました。

本日の最後のご紹介は
株式会社ミヤゲンの「キャリーカップ」です。
グッドデザイン特別賞(ものづくり)を受賞しました。

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さまざまな大きさのカップを持ち運べるレジ袋です。

今までは紙製カップホルダーを使い、
ホルダーごと袋にいれて運ぶことが多かったですが、
資材の削減を考えると、この袋は優れています。

袋にカップを入れると、
アジャストシールが必要な分だけ剥がれて、
ぴったりはまります。

以下のwebサイトを見るとわかりやすいでしょう。
http://miyagen8.co.jp/ja/products/chemical-products/carrycup/

1個用と2個用の袋があります。
コンビニコーヒーがこれだけ売れていますから、
需要はあるでしょう。

他にもご紹介したいデザインがあります。
また後日に。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2016

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016のレポートです。

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今年のグッドデザイン賞を受賞した
デザインなどが展示されていました。

東京ミッドタウンと渋谷ヒカリエで
10月28日から11月3日まで開催されました。

4085件の審査件数の中から1229件が
グッドデザイン賞に選ばれています。

グッドデザイン・ベスト100の会場には
たくさんの来場者がいました。

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今年のグッドデザイン大賞は
「オーサグラフ世界地図」が選ばれました。

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長方形でありながら、面積や形の歪みをおさえた
地球の全体像を示す四角い世界地図です。

丸い地球を陸地を切らずに
長方形の平面にする難しさは
数学や文化の深い知見があったからこそ
成し遂げられたのでしょう。

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球からいきなり平面にするのではなく、
途中に一度、正四面体にすることが
ポイントなんだそうです。

授賞式の記者発表で、
受賞した鳴川肇さんが話していました。

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新しいものの見方を提示されたように思います。
大賞にふさわしいデザインです。

もうひとつ私がとても気に入ったデザインは
ノバルス株式会社の「MaBeee」(マビー)です。

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「MaBeee」は、乾電池で動く製品を、
スマートフォンで
コントロールできるようにする製品です。

単3電池を入れるところに「MaBeee」を入れます。

「MaBeee」には、市販の単4電池を入れ、単4電池を
単3電池として使えるアダプターのような形状ですが、
電池の出力をBluetoothで通信した
スマートフォン経由でコントロールできます。

電気を流したり、止めたりできるのです。

電池で動くおもちゃなどの遊び方が広がる製品です。
希望が広がる、楽しいデザインです。
グッドデザイン金賞を受賞しています。

他にもご紹介したいデザインがあります。
後日あらためてレポートします。

GOOD DESIGN MARUNOUCHI

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は「GOOD DESIGN MARUNOUCHI」のご紹介です。

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日本デザイン振興会が
デザインの展示や小さいイベントを開催する場所として、
昨年10月29日に開館しました。

有楽町駅近く、丸の内仲通りにあります。

六本木のデザインハブほど大きくありませんが、
丸の内仲通りの1階なので人通りの多いところです。

デザインにそれほど関心をもっていない人でも
立ち寄りやすく、情報発信・交流に適した場所だと思います。

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基本的に販売をする店ではないので、
日本や東京のお土産を買うことは
期待しない方がよいと思います。

小さい場所ですが、密度の濃い交流ができるような
イベントの企画力が問われそうです。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(5)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2015のレポート最終回です。

成田国際空港 第3旅客ターミナルビル

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LCC(ローコストキャリア)専用のターミナルです。

建設予算を半分にするため、
動く歩道も内照式の看板もありません。

陸上のトラックと同じ路面にして、
歩きやすく、誘導しやすくています。

上を歩きたく、走りたくなりませんか?
足取りが軽くなると思います。

スーツケースを転がす音も静かだと思います。
仮眠にも使えるソファも採用しています。

私はお客様によく
「お金をかけずに知恵を絞ろう」と話しますが、
節約しながら明るい気持ちになれるデザインです。

私が大好きなデザインです。

グッドデザインベスト100のご紹介は以上ですが、
私がその他に目に留まったものをお伝えします。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2015の別会場にあった
「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」の展示と
D&DEPARTMENT PROJECTによる「Gマーク・ショップ」です。

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入店者はとても多かったです。

最後に2015年の話題となった「ドローン」も
グッドデザイン賞の受賞の中にありました。
(BEST100ではありません。)

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受賞デザインは外国企業の製品のようです。

私は蜘蛛みたいで少し不気味に感じるので、
温かみや優しさのある外観だと嬉しいです。

GOOD DESIGN EXHIBITION 2015(4)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2015のレポート第4回です。

グッドデザインBEST100から、
事業の新しさが目立ったデザインをご紹介します。

最初にご紹介するのは
freeeの「会社設立freee」です。
https://www.freee.co.jp/launch/

会社設立freee.jpg

webサイトでの質問項目を埋めていくと
株式会社と合同会社の
設立に必要な書類を無料で作成してくれます。

私も試してみました。

細かいことや難しいことを省いて、
簡素に設計されています。

知識がある方には、
もの足りないところもあるでしょうが、
多くの人にとっては、むしろ親切でしょう。

家電のリモコンのボタンを
あえて少なくすることで
迷わなくなることと同じです。

無料でどうやってビジネスにしているのか
興味をもたれる方も多いと思います。

司法書士や印鑑制作の事業者への紹介手数料も
あるかもしれませんが、
基本的には、同社が運営している
クラウド会計ソフトの利用につなげることが
狙いだと思われます。

ただし、会社設立freeeのホームページを見ると、
0円、最短5分で会社が設立できそうに見えますが、

会社設立には登録免許税が必要ですし、
知識とスキルがないと
5分では難しいので注意してください。

次は、株式会社kedamaの「シェアビレッジ」です。
http://sharevillage.jp/

秋田県の茅ぶき古民家の
維持、再生の事業です。

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「年貢」と呼ばれる年会費3000円を
支払うと「村民」になれます。

自分の好きなときに自分の村へ行き、
田舎体験ができたり、
村民同士の交流ができたりします。

別に料金がかかりますが宿泊もできます。

人が呼び込み、交流することで、
消滅の危機にある古民家が再生されます。

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「年貢を納めて村民になろう」の
キャッチコピーは秀逸です。

言葉選びにも遊びが効いています。

年に一度の村祭りを「一揆」、
村民同士が村を訪れるツアーを「里帰」、
と呼んでいます。

この楽しそうな雰囲気が、
この事業の大きな魅力になっていると思います。

都会育ちで、農村に田舎を持たない人の中には
魅力を感じる人もいるでしょうね。

最後はクラウドワークスです。
クラウドソーシングの大手です。

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当ブログでも昨年ご紹介しましたので、
今日は詳細は省きますが、
グッドデザインベスト100に選ばれています。

2015年4月3日「クラウドソーシングの発注例
http://brand-design.seesaa.net/article/416703254.html