イタリアの面白いもの

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアレポートも最終回にします。
イタリアで興味を惹いたものをご紹介します。

ヴェネツィアの水路にあった、
おそらく「ゴンドラ通行可」の標識です。

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ローマのコロッセオの中にあった看板です。

コロッセオ.jpg

コロッセオの外や中には、
日本語案内がほぼありませんでしたが、
階段の注意書きだけはなぜか日本語がありました。

イタリア語、英語、フランス語、スペイン語の下に日本語が。
日本人はよくつまづくのでしょうか。

ミラノトリエンナーレのトイレにあった
トイレットペーパーです。

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ロールが長くて厚みがありました。

ミラノではバイクシェアのステーションを
あちこちで見かけました。
おそらくレンタサイクルだと思います。

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annualですから1年で36ユーロだったら安く良いですね。

ミラノはおしゃれな街ですが、
路面電車は古びた感じの車両が多く走っていました。

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イタリアでは街中で水を持っている人がたくさんいました。
私が夏に訪問したためですが、
乾燥しているイタリアでは
片手にペットボトルを持っている人をよく見ました。

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日本より鞄や荷物を持っている人は少ないです。

最後にイタリアにいた「ちょい悪オヤジ」を。

ヴェネツィアのゴンドラセレナーデで、
カンツォーネを歌ってくれた左の歌手です。

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サングラス、白シャツ、ボタンは2つ開ける、
アクセサリーはネックレスに、大きな指輪がたくさん、
ポケットに手を突っ込んだまま歌うなど、LEONの世界でした。

イタリアにはこんな感じの人が本当にちょくちょくいました。
ちなみに右下のアコーディオン奏者の方は、
やさしそうな笑顔が絶えない方でした。

「時」に生きるイタリア・デザイン

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
今日は書籍のご紹介です。

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「時」に生きるイタリア・デザイン
佐藤 和子 三田出版会

1995年の出版で中古でしか手に入らないと思いますが、
イタリアのデザイン史として一級の資料となる一冊です。

著者は、ミラノでインダストリアルデザイナーや
デザインジャーナリストとして活動されました。

序文では
「人生の楽しさを創造すること、それがイタリアのデザインだ。」
「イタリアのインダストリアル・デザインは、常に工業と職人工芸が共存して発展してきた。」
と述べています。

本文を読み進めるとイタリアのデザインのルーツ、
イタリア人のデザインへの考え方などがわかります。

例えば以下のことが詳細に記されています。

・建築とインテリアを一体としてデザインしてきた
・1930年代から1990年代のイタリアのデザインの歴史と変遷
・ミラノ・トリエンナーレの始まり
・ミラノ・トリエンナーレの中断
・1961年のイタリア家具サロン(ミラノサローネ)の始まり
・建築・デザイン誌ドムス(DOMUS)について
・優れたデザインを表彰する「コンパッソ・ドーロ賞」が
百貨店リナシェンテを中心に作られたことなど

366ページもあり、他にも多くのことが書かれています。

デザインへの哲学、デザインのコンセプトを
大切にする方は、読んでみてはいかがでしょうか。
発見があると思います。

エットレ・ソットサスへのインタビューもあります。
かなり読み応えのある書籍です。

イタリアの食のレベルは期待通り!

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアの食事で気づいたことをご紹介します。
まずはパスタとピザからお話しします。

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日本では細長い麺のパスタはスパゲッティと呼びますが、
イタリアではパスタ麺の太さによって、
スパゲッティやカッペリーニなど呼び名が変わります。
たくさんの種類がありました。いろいろ選べます。

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カルボナーラの有名な店で食べました。
盛り付けは大雑把で右端に麺が飛び出た状態で出てきました。

味は濃厚ですが、日本より甘さや牛乳らしさは抑えめで、
コショウがきいた大人の味です。

いくつかスパゲッティを食べましたが、
これが本場のアルデンテなのか、しっかり芯が残っています。
日本よりも麺が硬く感じる店ばかりでした。

ピザはいたるところで売っています。

焼いたピザをホットショーケースに入れて保温販売している
ファストフード店などでは、
4ユーロくらいからあって安かったですが、味はいまひとつでした。

しかし、良い店に行って焼きたてを食べるとやはり美味しいです。

フィレンツェの夕食では中央市場はお勧めです。

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2階にフードコードがあります。

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ここで、焼きたてのマルゲリータ(12.5ユーロ)を
食べましたが美味しかったです。

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シーフードや肉を焼く店などもあります。

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カプチーノやラテもイタリアが本場です。
安くて美味しいです。

スターバックスはイタリアのカフェに影響を受けて店を始めました。
世界中にあるスターバックスも
イタリアでは苦戦を見込んでいるのか見かけませんでした。

高速鉄道の中にもカフェがあり、
空港の搭乗口の近くにもカフェがあり、
ホテルでもエスプレッソ自動販売機があります。

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上の写真はローマのカフェで3ユーロ。
下の写真は鉄道ユーロスター内のカフェで2ユーロ。

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空港の立ち飲みカフェも2ユーロくらいだったと思います。

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安いのにどこもとても美味しいです。
レベルが高く、はずれはありませんでした。

ジェラートもイタリアの名物です。

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日本のアイスと違って牛乳の成分が少なく、
果物などの味がしっかりしてさわやかです。

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暑い時期に行ったので、すぐに溶け始めている写真ばかりです。
ピスタチオやレモンのジェラートがとても美味しく、
日本ではなかなか食べられない味でした。

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カップに2玉だと、3~3.5ユーロの店が多かったですが、
スペイン広場近くの有名店で
コーンにのせてもらったら9ユーロでした。

イタリア人はカットフルーツやジェラートが好きみたいです。

最後に、ヴェネツィアにはスペインのバルのような
bacaro(バーカロ)という立ち飲み居酒屋があります。

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ワインとチケッティ(つまみ)を楽しみます。
チケッティは、パンの上にちょっとした料理を乗せた
タルティーナという料理だと1.5ユーロくらいでとても安いです。

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上の写真のタルティーナ2つとワイン1杯で10ユーロもしません。
店をはしごして楽しめます。
日本の立ち飲み屋と似ていて、あまり長居はしません。
大衆的でいいですね。

イタリアグルメのレベルは高いです。
ちょっとした店でもかなり美味しいです。

イタリアの製品デザインと書体デザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアのデザインで印象的に感じたことを記します。

まずはヴェネツィアングラスです。
ヴェネツィアのムラーノ島で作られるガラス工芸が有名です。

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リアルト橋周辺の店でもコップから、
オブジェまでさまざまなものを販売していました。
色のつけ方が素敵でした。

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コップで安いものは10ユーロくらいからありますが、
写真で目立っているオブジェなどは1500~3000ユーロと高いです。
ピアスやペンダントは小さいので安いです。

製品デザインは、優美で柔らかな曲線が印象的でした。
美しさや楽しさ、欲や遊び心を刺激するデザインです。

ミラノのスフォルツェスコ城博物館の装飾芸術美術館にあった
テーブルウェアの金属工芸品です。

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スフォルツェスコ城博物館の家具と木工彫刻美術館にあった
カルロ・モリーノ(Carlo Mollino)の机「Cavour」は流れがあって優美です。
それでいてきちんと使えそうです。

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足は細く、壊れやすそうですし、
ガラスの角にぶつけたら危なそう、
と思うのですが、それでも魅力を感じます。

文字や書体のデザインは、
繊細でキレがあったり、メリハリがある印象を受けました。

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バスに記されているローマ市のロゴは、
線は細くてもOの線のふくらみが左下と右上にあって、
こちらも流れを感じさせます。

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ミラノ市のロゴは手書き風の歴史を感じさせるものでした。

パソコンでは斜体にすることをItalic(イタリック)体と言いますが、
本場のItalicを探すと、
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の
「最後の晩餐」の案内文がそうではないかなと思いました。

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斜めに傾いているのですが、筆記体のような流れがあります。
店名などの固有名詞以外に文章になっている書体は
本場イタリアでもあまりなかったです。

ミラノのリストランテSAVINI(サヴィーニ)のロゴは
文字間の詰め方が格好良かったです。

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パラペットではAとVが重なりそうなくらい文字間を詰めていますが、
ジェラートのカップでは文字間をかなり空けています。
まったく違うのに、バランスがよく格好良く見えます。

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このあたりがイタリア、ミラノのデザインセンスの高さなんでしょう。

下の写真は、イタリアの新聞「La Repubblica」(ラ・レップブリカ)です。

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見出しは、OやQのふところは大きく取りながらも文字間は目いっぱい詰めています。
イタリアでは文字をきっちり詰めているタイポグラフィーが多く見られました。

イタリアのショップデザイン

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はイタリアの店舗やディスプレイのデザインを見ていきます。

ローマの市場として、カンポ・デ・フィオーリ広場があります。
朝から昼まで賑わっています。

カンポ・デ・フィオーリ広場0.jpg

フィオーリは「花」を意味するそうです。生花店もありました。

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八百屋やパスタ店、チーズ店もありました。
チーズは25~40ユーロ/kgのものが多かったです。

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市場はにぎやかで楽しいですね。
陳列も整っているというより、ドンと積み上げた勢いを感じます。

下の写真はミラノの街中にあった食品小売店です。
こちらでも肉やチーズは量り売りしているようです。

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レストランを見ると、道路に席を設けている店も多いです。
ローマのピッツェリアです。

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リストランテは高級なレストランというイメージだったのですが、
外にはみ出て気軽な様子のレストランも見られました。

ローマリストランテ1.jpg
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下の写真はフィレンツェですが、やはり同じように
道路に席を設けているリストランテをいくつか見ました。

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高級ブランド店のショーウィンドウも見ましょう。

フィレンツェのサルヴァトーレ・フェラガモです。
フィレンツェはサルヴァトーレ・フェラガモの本社があるようです。

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ファッションの街、ミラノのショーウィンドウも見ましょう。
ミラノのフェンディと左はサルヴァトーレ・フェラガモです。
色の組み合わせが華やかで、おしゃれなデザインですね。

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ミラノのグッチです。

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ブルガリでは女性が自撮りしていました。

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世界中から買い物客が集まってきているようです。
買った記念に嬉しくて自撮りしたのかもしれません。

最後にミラノの紳士服店のディスプレイです。

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スーツが格好よいですが、どのマネキンも靴下を履いていませんでした。
石田純一さんのスタイルはよいのでしょうね。

私は素足に靴は汗が気持ち悪いので、
おしゃれじゃなくても靴下を履きたいです。

カピトリーニ美術館でローマの歴史を感じる

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
カピトリーニ美術館を紹介します。

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カピトリーニ美術館は、
1471年にシスト4世がブロンズ像を
ローマ市民に寄贈して誕生した美術館で、
一般市民に公開された美術館としては世界最古と言われています。

カピトリーニ美術館は、
複数の美術館と博物館がまとまった複合型の美術館です。

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紀元前の彫刻から、18世紀ぐらいまでの絵画の美術作品、
昔の建物の遺跡や記録などの展示品があります。

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フォロ・ロマーノがきれいに見える眺めの良い場所もあります。

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有名な作品を紹介すると、
「マルクス・アウレリウス帝の騎馬像」
美術館の前にあったものはレプリカで、本物はこちらです。
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ローマ建国の話にかかわる「カピトリーノの雌狼」
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カラヴァッジョ「女占い師」
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ベルニーニ「メドウーサ」
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15ユーロと入場料は安くありませんが、
複合美術館で広くて見応えがあります。
ローマの歴史と美術が感じられます。

ローマ現代美術館(MACRO)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ローマ現代美術館(MACRO、Museo d’Arte Contemporanea Roma、マクロ)をご紹介します。

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こちらはローマ市立の美術館で、歴史もあるようです。

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中に入ると、巨大な赤い立体物や吹き抜けがあります。
右手にまっすぐ先に進むと、チケット売場と書店があります。

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私の訪問時には「CROSS THE STREETS」
という企画展が開催されていました。10ユーロ。

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あまり来場者はいませんでした。

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屋外スペースにも展示はなく、
訪問タイミングが良くなかったみたいです。

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下の写真はエレベーター内の案内板です。

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2階にも展示室があり、カフェもあります。
中庭から差し込む光が落ち着きます。

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写真には写っていませんが、カフェの内装は現代アートでしたね。

3階はテラスとレストランです。
私は夕方に訪問したため、レストランは閉まっていました。

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地下鉄駅からは歩きます。
バスに乗っていくとよいですが、
いまチケットを買おうとするとwebサイトでは
18ユーロするみたいですので、
現代美術のファンでもなければ、お勧めはしにくいですね。

ホームページで企画展の情報を確認してから行くとよいでしょう。

MAXXI(イタリア国立21世紀美術館)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
イタリア国立21世紀美術館(MAXXI、マクシィ)をご紹介します。
MAXXIの日本語ページ
http://www.maxxi.art/en/other-languages/?language=jp

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現代美術と建築の美術館です。
デザインや演劇などの企画展も開かれれているようです。

行き方は、ローマの地下鉄Flaminio駅から
トラム2番線Mancini行きに乗り、
4駅先のApollodoro駅から4分くらいの場所にあります。

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ザハ・ハディド設計の動きのある建築です。

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いくつもの展示スペースがあります。
国立ということもあり、思っていたよりも広かったです。
展示替え中の部屋もありました。

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4階(Level3、gallery5)ではザハ・ハディドの展覧会が開催されていました。
亡くなったザハ・ハディドの回顧展でしょうか。

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建築だけでなく、椅子などのデザインもありました。

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他のギャラリーでは現代美術の展示でした。

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下の写真は、受付と壁の奥にカフェを写しています。

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書店やレストランもあります。

入場料12ユーロ。月曜日休館です。

ローマには1000年以上の前の美術や、
ルネサンス期の美術を鑑賞できますが、
現代美術もご覧になりたい方はどうぞ!

システィーナ礼拝堂に心を打たれる

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
バチカン美術館とシスティーナ礼拝堂の紹介です。
とても素晴らしかったので、ぜひ立ち寄っていかれることをお勧めします。

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サン・ピエトロ大聖堂の隣にはあるものの、
バチカン美術館の入口は、サン・ピエトロ大聖堂をいったん出て、
城壁づたいに北へぐるっとまわったところにあります。

下の写真で、右に立派に大きく見える門は出口で、
左に小さく見える通用口が入口です。

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バチカン美術館(博物館)は10を超えるミュージアムの集まりを指しています。
展示品はたいへん多く、1日ですべてを見ることは困難です。
世界中から観光客も押し寄せていて混雑しています。

私はガイド付きツアーに参加しました。
写真は地図の間です。

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両脇のタペストリーの地図だけでなく、天井の装飾も豪華です。

ラファエロの間は、いくつかの部屋からなっていて、
そのうちの署名の間に、
ラファエロの「アテネの学堂」があります。

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中央いる二人は左がプラトン、右がアリストテレスだそうです。
ルネサンスを象徴する名画です。

ラファエロは自らを右端に小さく描いています。
黄色の服の人と、白い帽子をかぶった人との間に
顔を見せている美青年がラファエロです。

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バチカン美術館の一番の目玉はシスティーナ礼拝堂でしょう。

システィーナ礼拝堂では写真撮影ができません。
礼拝堂の祭壇の壁画はミケランジェロの「最後の審判」です。
冒頭の写真は、バチカン美術館で買った絵はがきです。
ごめんなさい。お許しを。
下の写真は礼拝堂近くの中庭にあった案内板の写真です。

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「最後の審判」は1536年から41年にかけて書いた大作です。
縦14メートル、横13メートルで世界最大の壁画だそうです。
フレスコ画です。

中央にキリストがいて、横にマリアがいます。
キリストが裁き、絵画の左側の死者は天国へ、
右側は地獄へ落ちていきます。

天井の中心部には、天地創造から始まる創世記が描かれています。
こちらもミケランジェロの作品です。
最後の審判よりも先、1508年から12年にかけて描かれました。
絵は下の画像よりリンク先が綺麗です。
http://www.museivaticani.va/content/museivaticani/en/collezioni/musei/cappella-sistina/volta.html

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写真の画像の
下側が祭壇(「最後の審判」がある)側、上側が入口側です。
(リンク先では右が祭壇側です)

真ん中の9区画の絵は、
一番下の「光と闇の分離」から始まり、上へ進んでいきます。
4つ目には「アダムの創造」、
9つ目(一番上)には「ノアの泥酔」が描かれています。

最後の審判や天井画、その他の絵画もずっと見ていました。
厳粛な空間で20分くらいでしょうか。
礼拝堂ですから静かです。
時空を超え、死生観を含む、壮大な世界が描かれています。

さまざまな芸術作品を見ましたが、
システィーナ礼拝堂は、今までで最も心を打たれたかもしれません。
構図や色づかい、鋭さ、圧倒されました。

絵画館(ピナコテーカ)にも、すてきな作品がたくさんありました。

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バチカンの他の美術館、博物館にもたくさんの見どころがあります。
500年位前の世界や文化を感じられます。

荘厳なサン・ピエトロ大聖堂は芸術の塊でもあった

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
イタリアのデザイン、アートのレポートを再開します。

今日はローマの中にある
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂についてです。
カトリックの総本山です。

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写真の右に見える
太い柱のような棒はオベリスクです。

オベリスク全体を写真に入れたのが下の写真です。
オベリスクは写真左に映っています。

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セキュリティチェックを受けて建物に入ると、
前室があり、その先に大きな空間が広がっています。
華やかな装飾です。

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正面には、クーポラから差し込む光と
ベルニーニのブロンズの大きな天蓋が見えます。

少し進むと右にミケランジェロのピエタがあります。

サン・ピエトロ大聖堂03.jpg

劇的で迫力があって、悲しみが伝わってきます。
ガラス越しですが、多くの人が鑑賞しています。

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天蓋が覆っている祭壇に近づくと、
右側に聖ピエトロのブロンズ像があります。

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私が訪問した6月29日は聖ピエトロの祝日(記念日)です。
普段とは異なり、冠や法衣を着ていたようです。

この話、下のwebサイトが情報源です。
サン・ピエトロ大聖堂2
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/7106/s_pietro2.html

ロープが張られていて、像の足を触るどころか、
近づくこともできませんでした。

クーポラもミケランジェロの設計と言われています。

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周りにも大きな絵画や装飾品がたくさんありました。
建築、彫刻、絵画、あらゆる芸術が集まっています。
ひとつひとつが素晴らしかったです。

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これらの芸術は、作者のキリスト教への信仰の深さであり、
キリスト教の布教のためでもあり、権威を示すものでもあります。

私は電車の時間があって、短時間しか見られませんでした。
(当初、行く予定だった日に枢機卿会議が開催されることになり、
大聖堂に入れなかったため、その翌日に無理やり訪問しました。)

じっくり見て回りたかったです。

最後に衛兵の写真。個性的な服装です。

サン・ピエトロ大聖堂08.jpg

ヴェネツィアのドゥカーレ宮殿とアカデミア美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
数十年ぶりの寒波で寒い日が続きますね。
横浜は今朝も氷点下です。

今日はドゥカーレ宮殿とアカデミア美術館のレポートです。

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水の都、ヴェネツィア。
丸太の杭を海底に打ち込んで作った街です。
ゴンドラと呼ばれる船が行き交います。

ヴェネツィアは現代美術の世界でも
注目されている街です。

120年以上の歴史を誇る国際芸術の展覧会
ヴェネツィア・ビエンナーレ」が開催されています。

ビエンナーレのひとつである
「ヴェネツィア国際映画祭」は
日本の映画が受賞すると報道されるので
詳しい方もいらっしゃるでしょう。

ヴェネツィア・ビエンナーレの開催中に
私は訪問しましたが、滞在期間が短かったので、
ヴェネツィア・ビエンナーレの展示には行かずに
ドゥカーレ宮殿やアカデミア美術館に行きました。

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ドゥカーレ宮殿はサン・マルコ寺院の隣にあります。

ヴェネツィアは交易、海運で繁栄しました。
宮殿も豪華です。

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「黄金の階段」には驚きました。
写真では伝わりにくいですが、かなり大きいです。
足元を見ないで天井を見てしまいますね。

ヴェネツィア共和国の大評議の間には、
世界最大級の油絵とも言われる
ティントレットの「Paradiso(天国)」があります。

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横幅は20m以上あるらしいです。
アップで中央部を撮るとこんな感じです。

ティントレット天国02.jpg

武器の展示や牢獄などもあり、
歴史も感じられます。

ヴェネツィアのアカデミア美術館は、
15~16世紀のヴェネツィア派の作品が
多く展示されています。

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1300年ごろの作品から、
企画展では現代までの作品がありました。

ヴェネツィアカデミア04.jpg
ヴェネツィアカデミア05.jpg

ヴェネツィアを描いた絵画も多いです。
下の写真はジェンティーレ・ベッリーニの
「サン・マルコ広場の祝祭行列」です。

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人も多くなく、落ち着いて鑑賞できる美術館です。

ウフィツィ美術館でメディチ家のコレクションを堪能する

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
フィレンツェにあるウフィツィ美術館をご紹介します。

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ウフィツィ美術館は
メディチ家のコレクションが展示されています。

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人の少ない時間帯にゆっくり見たい私は
朝早い時間に予約して行きました。
人気の美術館です。予約をお勧めします。

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人気の作品をご紹介します。
ジョットの「荘厳の聖母(オニサンティの聖母)」です。
1306~1310年ごろのテンペラ画です。

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大きな絵で、背景がキラキラ輝いています。
写真右下が人が通る出入り口ですから、
その大きさがわかると思います。

特別に素晴らしく見えないかもしれませんが、
この時代に、遠近感があって、
自然で写実的な絵を描いたジョットは
新しい表現手法を提示したと言えるそうです。

絵画の世界に衝撃を与えたのでしょう。
「西洋絵画の父」とも呼ばれています。

ウフィツィ美術館で一番有名な絵画は
ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」でしょう。
この記事冒頭の画像の絵画です。

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女神や神話の美しさを表現する
最高の作品のひとつだと思います。

「ヴィーナスの誕生」の近くに
「春(プリマベーラ)」があります。
同じくボッティチェッリの作品です。

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謎を秘め、さまざまな解釈を巻き起こしている名画です。
右にいる青白い、
西風の神ゼピュロスは怖くも見えます。

特に大切なコレクションを飾っていたらしい部屋は
部屋の装飾も素敵です。

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ミケランジェロの「聖家族」です。
ミケランジェロの持ち運べる絵として貴重な作品です。
装飾の施された丸い額も特徴があります。

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ラファエロの自画像です。

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レオナルド・ダヴィンチの「受胎告知」です。

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暗い部屋でスポットライトをあてた劇的な展示が
なされていました。
前のソファに座ってじっくり鑑賞しました。

カラヴァッジョの「メドゥーサ」です。

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丸くて中央が膨らんでいる立体的な盾に描かれています。

鏡のような盾をもって
メドゥーサを退治にいった話をモチーフにした作品です。

首を切られて驚いたメドゥーサ自身の姿が
盾に映っているところを絵にしたようです。

同じくカラヴァッジョの「バッカス」です。
酒の神バッカスを退廃的に描いています。

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大きな美術館です。
ポイントをしぼって鑑賞すれば2時間くらいで回れます。

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館内にはカフェテリアとミュージアムショップがあります。
レストランやカフェが充実しているとよいのですが、
美術館の大きさの割にはあっさりしています。

日本語のオーディオガイドもあります。
オーディオガイドは結構充実しているのでお勧めします。

フィレンツェのアカデミア美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
フィレンツェのアカデミア美術館のご紹介です。

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花の都と呼ばれるフィレンツェは
美しい街並みの都市です。

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アカデミア美術館は行列ができています。
予約をお勧めします。
私は予約しなかったので1時間以上並びました。

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入場するとすぐに
ミケランジェロのダビデ像があります。

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天窓からの光が射し、荘厳な展示です。
迫力があって魅了されます。圧倒的な人気です。

絵画よりも彫刻が人気のある美術館です。

下の写真の中央の彫刻は
Giambologna(ジャンボローニャ)の
「Rape of the Sabines」(サビニの女たちの略奪)です。

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下はミケランジェロの「パレストリーナのピエタ」です。

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未完のようで、ミケランジェロの他のピエタに比べて、
少しもの足りない感じがしました。

楽器の展示もあり、
ストラディバリウスもありました。

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フィレンツェが栄えていた
14世紀から16世紀くらいの芸術作品が多いです。
作品はかなり魅力的です。

ただ、それほど大きな美術館ではないので、
1時間ぐらいで鑑賞する方が多いと思います。
日本語のオーディオガイドもあるようですので、
聞くと鑑賞時間が長くなるかもしれません。

ウフィツィ美術館ついては後日レポートします。

レオナルド・ダヴィンチ「最後の晩餐」とミラノの街

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ミラノの街で印象に残ったものをご紹介します。

まずは「ドゥオーモ」です。
ミラノの中心、街の象徴でもあります。

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この歴史ある大聖堂は
ゴシック建築の代表的な建物とされ、
荘厳で貫禄があります。

私はステンドグラスに注目しました。

昼は、建物内部から外を見ると
ステンドグラスが光り輝いて見え、
夜は外から見る方が、
建物内部の照明で美しく見えます。

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ひとつひとつのステンドグラスも素晴らしいのは
もちろんのこと、昼も夜も両方で楽しんでください。

ドゥオーモの脇にあるのが、
ヴィットリオ エマヌエーレ 2 世のガッレリア
と呼ばれるアーケードです。


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高級ブランドバッグ店やレストランなどが並んでいます。

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この巨大で美しいアーケードは、
世界中のアーケードのモデルになったそうです。

そして、レオナルド・ダヴィンチ「最後の晩餐」です。

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最後の晩餐は、
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の壁画です。

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予約制で30人ずつの入場、見学時間は15分です。

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公式サイトからの予約は2~3ヶ月前に始まります。

英語のサイトを読んで、
予約受付開始日に申し込めばよいですが、
旅行代理店のオプショナルツアーで
申し込むのも良いと思います。

最後の晩餐は、壁の漆喰が乾く前に顔料を塗る
フレスコ画ではなく、顔料と卵を混ぜて書く
テンペラ画の技法で描いたそうです。

時間をかけて描き、
ぼかしや光と陰を際立たせることができています。

実物を見られたのはよかったです。
たたずまいを正して鑑賞するような、
場の空気もよかったです。

ミラノの街はゴミ箱をよく見かけました。
街にゴミが落ちていることが少なく、
他の都市よりも清潔だと感じました。

下の写真はミラノ駅です。
駅舎も素敵な、おしゃれな街です。

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ミラノ市立近代美術館と20世紀美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は文化の日です。
ミラノ市立近代美術館と20世紀美術館をご紹介します。

イタリアの芸術は、ダヴィンチ、ミケランジェロ、
ラファエロなど、ルネサンス期のキリスト教をテーマにした
作品のイメージが強いですが、近代美術も楽しめます。

まずミラノ市立近代美術館(Galleria d'Arte Moderna Milano)から。

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ミラノ中心部ですが、静かな場所にあります。
昔は貴族の宮殿だった建物が使われています。

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19世紀の作品が多く、
セガンティーニ(Giovanni Segantini)の作品が
たくさん鑑賞できるのが、一番の特長でしょうか。
印象派の作品もあります。

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空いていました。のんびり近づいて見られます。

美術館の裏に庭園があり、
美術館の隣には、現代美術の展示をしている
「PAC」(Padiglione d'Arte Contemporanea)もあるので、
一緒に楽しむのも良いでしょう。

20世紀美術館(1900年代美術館)
ドゥオーモの隣にあります。

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私の訪問時には
「NEW YORK NEW YORK」という企画展が
開催されていました。

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アメリカとイタリア芸術との関わりのような展示でした。
思ったよりも広かったです。

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来場者が少なかったこともあり、
順路や常設展がわかりにくかったのは残念でした。

観光の一等地にありますが、万人向けではなく、
近代美術が好きな方だけで良いと思います。

最上階はレストラン。眺めはとても良さそうです。

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ブレラ絵画館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ミラノのブレラ絵画館をご紹介します。

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1809年に設立されました。国立の美術館のようです。

15世紀から17世紀のイタリア絵画を中心に、
12世紀から19世紀の絵画が展示されています。

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有名な作品をご紹介します。

Andrea Mantegna(アンドレア・マンテーニャ)の
Cristo morto「死せるキリスト」です。
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私の記憶に一番残った絵です。

独特の角度や構図で、
亡くなり、倒れている姿が強調されています。

他の人気作品をご紹介します。

Giovanni Bellini(ジョヴァンニ・ベッリーニ)の
Madonna col Bambino「聖母子」
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Tintoretto(ティントレット)の
Il ritrovamento del corpo di san Marco
(The Finding of the Body of St Mark)
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Gentile e Giovanni Bellini(ジェンティーレ・ベッリーニ)の
Predica di San Marco in una piazza di Alessandria d’Egitto
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Piero della Francesca(ピエロ・デッラ・フランチェスカ)の
The Virgin with Child, Angels and Saints (Pala Montefeltro)
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Raffaello(ラフェエロ)の
The Marriage of the Virgin「聖母マリアの結婚」
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他にも有名な絵画がたくさんあります。

作品も多く、見ごたえはありますので、
急いでも1時間はかかると思ってください。

それほど混んでいないので、じっくり楽しめました。

北部イタリアでも時代や作風にも幅があり充実しています。

キリストや聖母、サンマルコ広場の描き方でも
いろいろな表現があることが感じ取れるはずです。

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ブレラ絵画館の開館時間(日本語ページ)
ブレラ絵画館の観覧料(日本語ページ)

入場料は10ユーロですが、
特別展を除き、毎月第1日曜日は無料です。

日本語のオーディオガイドやパンフレットはありません。

ミラノの家具と木工彫刻美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は、ミラノの家具と木工彫刻美術館
(Museum of Furniture and Wooden Sculpture)
をご紹介します。

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先週、ご紹介したスフォルツェスコ城博物館にあります。

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19世紀から20世紀の家具が多かったです。

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インパクトがあった展示は、下の写真、
カルロ・モリーノ(Carlo Mollino)の机「Cavour」でした。

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エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass)のメンフィス
の本棚やたんすもあります。

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17世紀の鏡や椅子も展示されていました。

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イタリア北部、ミラノやトリノなどの
装飾や工芸の優れたデザインを見られます。

絵画館も隣接しています。
一緒に楽しんではいかがでしょうか。

スフォルツェスコ城博物館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
ミラノのスフォルツェスコ城博物館をご紹介します。

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ルネサンス期にスフォルツァ公爵の城として建てられ、
現在は博物館・美術館の複合施設になっています。

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装飾芸術美術館(Museum of Decorative Arts)は
食器や壁面装飾(タイル?)、タペストリーなどが
飾られていました。

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工芸作品が多く見られます。

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装飾芸術美術館とつながっている古代美術館の
レオナルドダビンチの板張りの間
(SALA DELLE ASSE)は、
修復のため一時的に閉鎖されていました。

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写真は閉鎖されている扉の隙間から天井を写したものです。

ロンダニーニのピエタの美術館は、
ミケランジェロの「ロンダニーニのピエタ」だけが
展示されています。

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ロンダニーニのピエタは、ミケランジェロが
10年をかけて制作しながらも
未完に終わった最後の作品です。

ピエタは、聖母マリアが死んだキリストを抱く姿のことです。

ロンダニーニ侯爵の屋敷に作品があったので、
「ロンダニーニのピエタ」と呼ばれています。

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2人の像は痩せ細っていて、
ダビデ像のような、ミケランジェロの作品に多く見られる
力強い筋肉を備える姿とは雰囲気が異なります。

死者や悲しみを表現しているのでしょうか。

未完とされていますが、
2人が溶け合っているような状態を目指して
制作していたのではないか、という人もいます。

5ユーロの入場料ですべての博物館が共通で見られます。

家具と木工彫刻美術館のレポートは次週に。

ミラノトリエンナーレ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

先週ご紹介したトリエンナーレデザインミュージアムが
入っている複合施設「ミラノトリエンナーレ」のレポートです。

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トリエンナーレデザインミュージアムの他にも、
多くの展示が行われています。

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現代美術や社会問題をテーマにした展示が多かったです。

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下の写真はアフリカからの難民をテーマにした展示です。

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展示を見ながら、地上階から2階に上がっていく
階段の窓は美しく装飾されていました。

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科学や古代と関連するような展示もありました。

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地下にも展示やラボがありました。

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全部で展示は7~8くらいあったのですが、
レストランとカフェがあわせて3件ありました。
このあたりはヨーロッパ、イタリアらしいです。

最上階のレストラン「TERRAZZA TRIENNALE」は
素晴らしい景色の中で、
本格的なイタリア料理がいただけます。

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昼食を美味しくいただきました。

カフェは1階と庭にそれぞれあります。

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庭には芸術作品の展示もあります。

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展示を見なければ、建物には無料で入れますし、
センピオーネ公園内の施設ですから、
外で遊んでいる人たちもいました。

気軽にデザインや芸術と触れ合える環境はいいですね。

ミラノトリエンナーレは月曜日休館で、
10時30分から20時30分まで開館しています。

最上階のレストラン「TERRAZZA TRIENNALE」は
12時から25時まで営業しています。

夜にデザインや芸術を見て食事もできるミラノ。
さすがおしゃれです。

トリエンナーレデザインミュージアム(Triennale Design Museum)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
夏にイタリアへ行きました。
これからイタリアのデザイン、芸術などをレポートしていきます。

初回はミラノのトリエンナーレデザインミュージアムです。

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トリエンナーレデザインミュージアムは、
3年に1回の展覧会ミラノトリエンナーレを
常設の美術館にした「ミラノトリエンナーレ」の施設のひとつです。

ミラノの中心部、センピオーネ公園の中にあります。

ミラノトリエンナーレの地図


公園内の施設で、建物にも自由に入れますが、
展示を見るには入口正面の向かいにある入場券売場で
チケットを買います。10ユーロでした。

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トリエンナーレデザインミュージアムには
厳密な意味での常設展はなく、
1年くらい長く開催される企画展があります。

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訪問時には「Giro Giro Tondo Design for Children」が
開催されていました。

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子供向けのデザインが展示されていました。

今回は子供向けのデザインだからか、
美術館のような静けさや、解説文はあまりなく、
科学館のような体験できる展示でした。

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ピノキオはイタリアの作品なんですね。
絵本がたくさん。展示で知りました。

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実際に子供連れの来館者もいて楽しんでいました。

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1階にはミュージアムショップもあります。

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永久収蔵されているイタリアデザインの展示は、
ミラノから少し離れたモンツァのヴィラ・レアレ、
(Villa Reale di Monza)で行われているようで、
見られなかったのは残念でした。