サンジョセップ市場とサンミゲル市場と巨大自販機

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペインレポートも今回で区切りにするつもりです。

市場は活気があり、その土地柄を表すので、
旅先で行くのは大好きです。

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バルセロナのサンジョセップ市場(ブケリア市場)は
ランブラス通り沿いにあり、
地元の人や観光客でにぎわっています。

スペインといえば、イベリコ豚や生ハムが有名です。
肉屋(ハム屋)は多いです。
ハム屋では大きな骨付き肉が吊り下がっています。

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肉の種類は豊富です。
日本と同じように重量あたりの単価が記されています。

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レストランでもバルでもスーパーでも
ハムはあって、たくさん食べました。

美味しかったですが、
塩分が強いので食べ過ぎには注意ですね。

果物店やフルーツジュースの販売は
ヨーロッパでよく見かけます。

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面白かったのは、
お菓子(グミもしくはゼリー)の量り売りでした。
大人も食べるのでしょうか。

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マドリッドにはサンミゲル市場があります。
夜遅くに訪問しましたが、多くの人でにぎわっていました。

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バルやカフェテリアもあって、飲食も楽しめます。
オリーブ専門店はスペインらしかったです。

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スペインでは辛くない、ししとう揚げや
アヒージョ、チュロスも多くいただきました。

最後に面白かったものをご紹介します。

バルセロナのlesseps駅にあった巨大な自動販売機です。
壁に埋め込まれているようです。

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ジュースやお菓子などが売られています。
選んでから会計をするために、
硬貨の投入口へ向かう感じになります。

スペインでは、水が1.5ユーロ、
ジュースが2ユーロくらいします。

東京より乾燥していると思います。
水分補給でよく買いましたが、
他の自動販売機は一般的な大きさでした。

スペインにはカトリック、イスラムの文化があり、
長い歴史の中で他国の影響や交流を感じることがありました。

食文化は豊かで、接した方は真面目で優しい方ばかりでした。

スペインのバル巡りとガストロノミーツーリズム

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は即位礼正殿の儀の祝日です。

スペインのレポートを再開します。
スペインではバル(Bar)がたくさんあり、いろいろ見てきました。

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タパ(複数形はタパス)と呼ばれる一品料理や
ワインなどを楽しみます。

ワインだけでなく、ビールや、
ワインベースの果実酒であるサングリア、
リンゴの発泡酒であるシードラなど飲みました。

下の写真の奥がシードラです。
手前右がガスバチョ、左がピンチョスです。
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ピンチョスは、パンに串に刺した料理がのっている一口サイズのつまみです。

バルは、日本のバーとは異なり昼も営業しています。
お酒を頼まなくても大丈夫です。
ノンアルコールもあります。

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立ち飲みスタイルの店では、
店内で何を注文しようか戸惑っていたら、
現地の親切なお客さんに、
「カウンター越しに注文するんだよ」と話しかけられました。

楽しそうに過ごしている地元の人と、
下手な英語で少し会話を楽しみました。

下の写真左はトルティーリャです。
ジャガイモや玉ねぎが入ったスペイン風オムレツです。
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写真の右は串に刺したつまみ、ピンチョスです。

カウンターのある立ち飲み屋のようなバルだけでなく、
レストランに近いバルもあります。

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レストランに近い店では、
ホールのスタッフが注文を取りに来てくれます。

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上の写真の奥、魚のフライは「Pescaditos Fritos」(ペスカーディドスフリートス)です。
生ハムの他に、魚やオリーブを使った料理が特徴的でした。
美味しかったです。

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バスク地方のサンセバスチャンは料理人が切磋琢磨して、
美食の街として知られています。

レストランだけでなく、バル巡りを目的に
世界中から多くの観光客がやってきます。

食事をその土地の風土や文化をともに楽しむ美食の旅は
「ガストロノミーツーリズム」と呼ばれ、
近年話題になっています。

政府もすこしづつ動き出しているようです。
観光庁「「UNWTOガストロノミーツーリズム世界フォーラム」における国内開催候補地の募集を開始!」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/topics03_000085.html

食文化を見つめることは、観光客を呼ぶだけでなく、
食を通じて地域の魅力を再認識することにもなるので、
地域おこしにも有効だと思います。

農林水産業や食品製造業にもプラスで、
地方創生や中小企業の活性化につながります。

以前は当ブログで街バルをご紹介しました。
2017年12月07日:函館西部地区バル街がグッドデザイン特別賞(地域づくり)を受賞
https://brand-design.seesaa.net/article/455381704.html

スペインのバルから中小企業が学べることは多いです。

暑い夏をガスパチョで乗り切る!

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペインの冷製スープ「ガスパチョ」(Gazpacho)を紹介します。

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スペイン南部のアンダルシア地方の料理です。
https://www.spain.info/ja/que-quieres/gastronomia/recetas/gazpacho.html

トマトやニンニク、ピーマン、玉ねぎ
きゅうりなどの野菜をすりつぶして、
酢とオリーブオイルを混ぜたスープです。

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栄養たっぷりで夏バテ防止にぴったりです。

スペインのレストランでも、
メニューにない店は少なくありませんが、
メニューにあれば欠かさず注文しました。

店ごとに味は違いましたが、どれも美味しかったです。
小さいパンやクルトンを入れて食べることもあります。

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とても気に入って、家でもいただいています。
ペットボトルや紙容器で販売されています。

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こうした世界や日本各地の伝統料理は、
その地方の風土や文化が表れています。

健康メニューなら、どんどん取り入れると
飲食店では盛り上がりますし、店の格も上がります。

Villa Rosaでフラメンコの熱量を感じる

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

スペインの有名な芸術は
ピカソやダリなどの美術だけではありません。
フラメンコもあります。

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タブラオでフラメンコを見ようと、
マドリードのVilla Rosa(ビジャロサ)に行きました。
100年以上の歴史があるタブラオです。

Villa Rosa
https://www.tablaoflamencovillarosa.com

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タブラオは、ステージのある
ライブハウス、レストランのことです。

フラメンコを見ながら、
ドリンクや夕食を楽しめます。

フラメンコは歌とギターに踊りが加わります。

私が見たのは21時から22時30分くらいまでのショーでした。

近くで見たので、踊りの迫力がとても伝わってきて、
バイラオール(男性の踊り手)やバイラオーラ(女性の踊り手)から
汗がほとばしり、踊りが終わると息遣いが聞こえてきます。

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もちろん歌やギターも良かったです。

足のタップは力強く、早いリズムで刻まれます。
踊りの動きのキレは鋭く、演者の熱量を感じました。

人間のさまざまな感情や思いを、
このように表現できるのかと感心しました。

近くで見てよかったです。
夜に楽しむ、ライブや舞台芸術の魅力は大きいですね。

横浜に住んでいると、
「箱根は宿泊客が多いが、横浜、鎌倉は日帰り観光客が多い」
と観光の課題をよく耳にします。

夜のショービジネスは、地域の魅力を伝え、
宿泊客を増やせる有力な観光資源になりますね。

外国人観光客を狙うなら、
相撲や歌舞伎のような動きがあるものがよいでしょうか。
落語や漫才ですと日本語がわからないと楽しみにくいと思います。

アントニ・ガウディの建築

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナにあるアントニ・ガウディの建築についてです。
これからご紹介する建築は、すべて世界遺産登録されています。

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サグラダ・ファミリアは1882年に着工し、
今も建築が続いている教会です。
大きく高い教会です。

モンジュイックの丘にあるカタルーニャ美術館の前から
バルセロナ市街を見ると、周囲の建物と比べた
サグラダ・ファミリアの大きさがわかります。

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北東側に生誕のファサード、南西側に受難のファサードがあります。
上の写真は、生誕のファサードを写しています。
イエス誕生の喜びを表現しているそうです。

建築中ですが、中に入れます。

入場と塔へのエレベーター、オーディオガイドのセット券を
事前予約して29ユーロです。

混んでいますし、当日券はもっと高いので事前予約がお勧めです。

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建物内部は、木のような形をした柱があり、
外からの自然光が差し込む空間です。

欧州の大聖堂は荘厳な造りで、
圧倒されてしまうような感じですが、
サグラダ・ファミリアは明るくて、
森の中にいるような心の軽やかさが感じられました。

地下には博物館もあります。
サグラダ・ファミリアやガウディに
関する展示があります。

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カサ・バトリョは、バトリョさんの家ですが、
カサ・ミラより見学のしがいがあり、
観光客の人気もあります。

予約しないと入場まで並ぶことになります。
中に入っても観光客がたくさんです。
水色のオーディオガイドを聞いている人が見えると思います。

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斬新な意匠で、当時としては最新の技術も取り入れた邸宅です。
美術、建築ファンのみならず、万人にお勧めできる観光名所です。

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デザインやアートとテクノロジーが融合した建築から、
感じることや学べることは多いです。エレベーターもありました。
ファンタジーが好きな人にも特にお勧めです。

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上の写真がカサ・ミラです。
La Pedrera(ラ・ペドレラ、石切り場という意味)とも呼ばれます。

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アパートですが、部屋は一部しか見学できません。
屋上と一部の部屋を楽しみます。

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グエル公園はグエルさんが
宅地を造成しようとしてガウディに依頼したようです。

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樹木や草花も多く、
ガウディらしいモザイクタイルの壁や椅子もあり、
ペデストリアンデッキの柱や1階の通路などのデザインも
さまざまなものがあり、歩く中でさまざまな風景に出会えます。

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ガウディが住んでいた家が博物館となっています。
時間がなかったので博物館には行けなかったのは残念です。

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ガウディの建築は奇抜な形の印象が強いですが、
実用的なデザインとも感じました。
知るほどに興味深い建築です。

バルセロナ現代美術館とバルセロナ現代文化センター

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナ現代美術館とバルセロナ現代文化センターのご紹介です。

バルセロナ現代美術館(Museu d'Art Contemporani de Barcelona、MACBA)
はカタルーニャ広場の近くにあります。
https://www.macba.cat/

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アメリカの建築家リチャード・マイヤーの建築です。
3階建てですが天井は高く、
大きな吹き抜けは光が差し込んで広いです。

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常設展と企画展が開かれていて、
企画展の冒頭には英語での解説はありました。

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展示室も変化に富み、明るく広い部屋から暗い部屋まで
不思議な展示作品がいっぱいありました。

土曜日の16時~20時は無料ですのでお勧めです。

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書店やミュージアムショップもあります。
グッズは充実しています。

関連施設も含めて建物がいくつもあります。
別の建物にも展示がありました。

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カーテンの先には暗い部屋と映像が流れていました。
映像の内容はテンポが遅く、
短時間しか見なかったのでよくわかりませんでした。
(暗い中で誰もいなかったので居心地は悪かったです)

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バルセロナ現代文化センターは
バルセロナ現代美術館の隣にあります。

バルセロナ現代文化センター
(Centre de Cultura Contemporania de Barcelona、CCCB)

http://www.cccb.org/ca

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展示室やシアターがあり、
音楽、映画、文芸など美術だけにとどまらず
文化全般を扱っています。

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美術の展示もありました。
入場料は6ユーロ。

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こちらはほとんど来館者はいませんでした。

ミロ美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はミロ美術館をご紹介します。
https://www.fmirobcn.org/en/

シュルレアリスムの芸術家として知られている
ジョアン・ミロの美術館です。

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バルセロナのモンジュイックの丘にあり、
先週ご紹介したカタルーニャ美術館から
歩いて10分くらいの場所にあります。

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まるで子どもが描いたような絵も多く、
無意識と言いますか、潜在意識と言いますか、
夢のような世界が表現されているかもしれません。

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作品をきちんと理解するのは難しく、
見たものをそのまま感じれば良いと思います。

絵画や彫刻、多くの作品があります。

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屋上にも作品があり、
外で開放された気持ちで、のんびりベンチで座って
作品も見るのも良かったです。

地下や屋上、吹き抜けや光を取り込む部屋など、
さまざまな作品が適した状況で
鑑賞できるように造られた建築です。

美術館はミロ本人が構想して建てたもので、
自身の作品以外にも、
現代美術の展覧会も開催されています。

伊東深水の「Tradition and Modernity」(英語タイトル)
という企画展も開催されていました。

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丘の上の美術館ですから、
レストランからきれいな景色が見られます。

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ミロのショップもあります。

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カタルーニャ美術館の鑑賞後に行くと、
カタルーニャ美術館が広くて作品も多いために、
鑑賞する時間や体力が少なくなっているかもしれませんが、
刺激を受けられる美術館です。

観念が壊されるような感覚、自由があります。

カタルーニャ美術館

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
昨夏のスペインレポートを再開します。
カタルーニャ美術館をご紹介します。
https://www.museunacional.cat/en

カタルーニャ美術館(日本語)
https://www.museunacional.cat/en/node/340

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カタルーニャ美術館は、
バルセロナのモンジュイックの丘にあります。
宮殿だった建物は荘厳です。

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カタルーニャ地方を中心とした
ロマネスク美術、ゴシック美術、バロック美術、
現代美術が展示されています。

中に入って左手前の展示室が、
ロマネスク美術の展示です。

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ロマネスク美術は、
10世紀から12世紀ごろのキリスト教に関する美術です。

カタルーニャ美術館は、
ロマネスク美術の展示が充実しています。

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12世紀のサン・クリメン聖堂の
壁画「全能のキリスト」(上の写真)など、
壁画が良い状態で保存展示されています。

ゴシック美術は12世紀以降、
ルネサンス美術は15世紀、
バロック美術は16世紀以降です。

大きな美術館で、きちんと鑑賞したら一日はかかります。

建物内部には講堂のような大きなホールもあります。
カフェやレストラン、ミュージアムショップもあります。

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デザインに関しては、現代美術の展示室で、
ガラス工芸のドアやポスターなどがあります。

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ガウディがデザインしたドアや椅子もあります。

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ピカソの絵画など、純粋な
現代アートの展示もあります。

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中世から現代までの美術がすべて見られる大きな美術館です。

カタルーニャ美術館 美術館案内
https://www.museunacional.cat/sites/default/files/1_dang_mei_shu_guan_an_nei_.pdf

館内では、日本語の紙の館内案内は見当たりませんでしたが、
オーディオガイドはあります。じっくり楽しんでください。

インテリアデザイン展示会「スペイン色彩の静物」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン大使館での展示会
「スペイン色彩の静物 Spanish Chromatic Still Lifes」に行きました。

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スペインのインテリア、
家具や照明器具、ラグと張り地の展示会で、
10月30日から11月1日までの短い会期でした。

スペイン貿易投資庁とスペイン大使館が、
スペインの企業の販路拡大のために開催したのでしょう。
スペインの10社の製品が展示されていました。

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仕事が終わって日が暮れて、スペイン大使館へ行ったところ、
大使館前には行列がありました。
もしかして並ぶかと思いましたら、
チェロのコンサートの入場を待つ人たちでした。

大使館の活動はテレビや新聞で知っていましたが、
大使館は同じ日にさまざまな取り組みを行っているのですね。
スペイン大使館は結構大きい大使館です。

私は大使館に行くのが初めてで、入館は少し緊張しました。
トルコのサウジアラビア大使館のニュースを見てから時間が
経っていないこともあり、
日本のルールが及ばない異国の地に踏み入れる緊張感はありました。

手荷物検査を終えて入館しました。
展示室以外は写真撮影禁止です。

ただ、皆さん日本語で私に声をかけてくれます。
日本人の職員の方と思われる方も多く、明るく、フレンドリーでした。
次からはあまり緊張せずに行けそうです。

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展示は会社ごとではなく、色彩ごとに各社の製品を混ぜて
ひとつの静物画のように展示していました。
大きく分けて10色の構成です。

「スペイン色彩の静物」として再編成されたような
コーディネート提案されたような面白い展示でした。

素材も、木材や植物のつる、アルミや
布地、生地など多様で、加工技術もアピールしていると思います。

写真はできるだけ人が写らないように撮ったので、
人が少なく見えますが、18時くらいにもかかわらず、
あちこちで会話、商談が行われていました。

私も日本語や英語で話しかけられました。
インテリア業界の人ではないと伝えたので、
突っ込んだ会話はしませんでしたが、
業界関係者であれば、じっくり話したいところでしょう。

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照明器具のデザインがおしゃれでした。
輪が月食のように輝いて見えます。

「TATAMI MIX BLACK」というカーペットがありました。
畳からアイデアを借りて作ったのでしょう。
ござに近いです。

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イグサではなく、硬い紙のような繊維で編んで作られていました。
ござよりは硬いですが、
靴を履いて過ごす文化ですから、これでよいのかもしれません。

普通の「TATAMI」として茶色のパターンもありました。

会期中には関連するスペインのデザインのセミナーも開催されてました。

各国の大使館で行われるイベントにも
興味深いものがたくさんあるのでしょうね。

バルセロナデザインミュージアム(3)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナデザインミュージアムのレポートの最終回です。
http://ajuntament.barcelona.cat/museudeldisseny/en

入口の先に広がる吹き抜けです。

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地下1階に下りた先に
インフォメーション(チケット売場)があります。
常設展と企画展をあわせて8ユーロです。

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常設展である4階のレポートです。

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1980年から2003年にかけての
グラフィックデザインが展示されていました。

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ビジュアルコミュニケーションと題して、
Webサイト、インタラクティブデザインも対象とした展示ですが、
画面や映像は少ないです。

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ポスター、商品パッケージなどが中心です。
ロゴの展開も。

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1992年のバルセロナオリンピックのデザインも多く展示されていました。

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おそらく常設展とは別だと思いますが、
0階には新しい素材に関する展示がありました。
チケット売場の反対側にあって無料で見られます。

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同じく0階には企画展の展示がありました。
こちらは現代美術のような内容でした。

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写真の左はカフェで、右は資料室です。

バルセロナデザインウィークと題した、
バルセロナの街中でのイベントや展示などの案内もあり、
バルセロナデザインミュージアムが、
その中核施設になっていると感じました。

とても充実していて、デザインの街としての認知が
これから高まっていくでしょう。

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バルセロナデザインミュージアム(2)

こんにちは。中小企業診断士の山口達也です。
バルセロナデザインミュージアムのレポートの続きです。

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建物正面にはDisseny Hub Barcelonaの看板がありました。
バルセロナのデザイン結節点ハブ、ということです。

0階(日本でいう1階)はロビーで、
パンフレットが置いてありました。

数か国の言語版があり、
日本語版はありませんが英語版があります。

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1階は先週ご紹介したとおり、プロダクトデザインの展示でした。

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2階は装飾品、工芸品の展示です。

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小箱、たんす、椅子、ガラス食器、
陶器、タイルなどが展示されていました。

3世紀くらいから20世紀までと展示品の時代は長く、
バルセロナやフランスの装飾品の展示が中心ですが、
東洋やアラブ文化を感じさせるデザインもありました。

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貴族でしょうか、裕福な人が使っていたと思われる
工芸品がたくさん並んでいました。

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18世紀の馬車までありました。

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3階はファッションの展示です。

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16世紀から現代にいたる
スペイン、フランスを中心とした織物、
衣装、刺しゅうが展示されています。

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4階その他の展示は来週ご紹介します。

バルセロナデザインミュージアム(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペインのレポートを再開します。バルセロナ編です。

今日はバルセロナデザインミュージアム
(Museu del Disseny de Barcelona)のご紹介です。

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2014年12月に開館した、新しいデザインミュージアムです。

もともとバルセロナの別の地にあった
3つの博物館を集約して、
新しい展示も加えて開館したようです。

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館内には英語も多く、大きな英語の館内案内がありました。

1階(日本でいう2階)は、
世界のデザイン、プロダクトデザイン、文化遺産の展示です。

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展示は、プロトタイプ、エルゴノミック、
エコデザインなど、さまざまな切り口で行われていました。

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家具、家電、輸送用機器などのデザインが多めです。

しかし、イノベーターズの展示では、
シリコンの調理器具もありました。
Lékué(ルクエ)のシリコンスチーマーです。
展示のジャンルは幅広いです。

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デザインミュージアムですので、
美術館のような作品の「解説」はそれほどありませんが、
説明はカタルーニャ語、スペイン語、英語の3言語で記されています。

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やはりバルセロナ、カタルーニャの文化、
カタルーニャのデザインが多く展示されています。

時代に沿ったプロダクトデザインの紹介もありました。

写真では左の1940年代から始まり、
右端は1990年代あたりまで写っています。

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1階のプロダクトデザインだけでも、
展示品は多く見ごたえがあります。

他のフロアのレポートは次回以降に。

スペインの国立装飾美術館

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
関西への非常に強い台風、北海道の大きな地震と自然災害が続いています。
行方不明の方は早く助かってほしいです。

さて、今日はスペインの国立装飾美術館(Museo Nacional de Artes Decorativas)をご紹介します。

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プラド美術館から歩いて10分くらいのところにあります。

スペインの16世紀くらいからの
美術工芸品が展示されています。
マドリードの観光サイト「国立装飾アート博物館」

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5階建ての建物に陶磁器、金細工、ガラス、
カーペット、家具が展示されています。

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スペインのデザインですから、
イスラム文化の影響を感じさせるものもあるかと思いましたが、
時代が異なることもあり、欧州の他の国と大きく異なる感じは受けませんでした。

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スペイン語でも説明はそれほど多くなく、
日本語のリーフレットはないので展示をじっくり見るのみです。

スマートフォンアプリによる英語のガイドはあります。

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人は少なく静かに落ち着いて鑑賞できます。

貴族の部屋や、昔の生活を表現した人形のセットなどもあり、
入場料は3ユーロですが見応えがあります。

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美術館建築も上品でおしゃれです。

1階には現代美術やプロダクトデザインの展示もあります。
企画展もあるので幅広く楽しめます。

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帰るときの自動ドアには
「じゃあまたね」と日本語があり、目にとまってしまいました。
横書きですが下から上に。

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ティッセン・ボルネミッサ美術館も素晴らしかった

こんばんは。中小企業診断士の山口達也です。
ティッセン・ボルネミッサ美術館のご紹介です。

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ティッセン‐ボルネミッサ美術館は、
ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵と
ハンス ハインリッヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
親子2代のコレクションがもとになっています。

スペイン政府が作品を買い取り、
ビリャエルモサ宮殿を改装して1992年に開館しました。
プラド美術館の斜め向かいにあります。

最上階の2階(日本でいう3階)から鑑賞すると、
時代の流れに沿って楽しめます。

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15世紀からの20世紀までの西洋絵画があります。

主にイタリア、オランダ、ドイツ、スペイン、
アメリカ、フランドルの絵画があります。

ビットレ カルパッチョ「若き紳士」
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レンブラント「帽子と2本の鎖を身に着けた自画像」
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芸術運動では、ルネサンス、バロック、
印象派、フォービズム、キュビズム、
シュルレアリスム、ポップアートなどがあります。

肖像画や風景画が多いです。

ゴッホ「オーヴェルの風景」
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アンドレ ドラン「ウォータールーの橋」
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ロイ・リキテンスタイン「入浴中の女」
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日本語の美術館ガイドと
オーディオガイドもあります。
じっくり楽しめます。

日本語ガイドへのリンク
https://www.museothyssen.org/sites/default/files/document/2017-03/Folleto_JAPONES_ES.pdf

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ちなみにガイドの表紙の絵は、ドメニコ ギルランダイオの
「ジョバンナ ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」です。

息子のハンス ハインリヒ ティッセン・ボルネミッサ男爵の
妻カルメンのコレクション、
カルメン ティッセン‐ボルネミッサ コレクション
も増築して加わりました。

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私の訪問時には、さらに2つの特別展が開催されていました。

ハンガリー系フランス人のアーティストの
ヴィクトル・ヴァザルリの特別展と、
クロード・モネとその師匠、ウジェーヌ・ブーダンの特別展です。

「ヴィクトル・ヴァザルリ:オプ・アートの誕生」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/victor-vasarely-birth-op-art
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「モネ/ブーダン」展
https://www.museothyssen.org/en/exposiciones/monetboudin
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2週前にご紹介した
Paseo del Arte(パセオ・デル・アルテ)では
特別展は見られません。

今回は時間もなかったので特別展はあきらめました。

ただ常設展だけでも2時間は鑑賞しました。
見ごたえは十分にあります。
作品数はおよそ1000点あるそうです。

プラド美術館の陰に隠れがちですが、
先週ご紹介したソフィア王妃芸術センターと、
ティッセン・ボルネミッサ美術館もとても素晴らしかったです。
両館ともお勧めします。

美術館に隣接するカフェレストランも
よい雰囲気で、美味しかったです。
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ピカソの名画ゲルニカが展示されているソフィア王妃芸術センター

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
マドリッドのソフィア王妃芸術センターをご紹介します。

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20世紀以降の近現代美術を収集、展示しています。
1992年に開館しました。

サバティーニ館とヌーベル館の2つの建物からなります。
上の写真はサバティーニ館です。

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英語版の美術館案内です。

常設展、ピカソ、ダリ、ミロなどの作品は
サバティーニ館の2階、4階にあります。

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もともと病院だった建物だったようで、
中庭からの光が差す廊下は
明るく開放感がありました。

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ゲルニカのあるRoom206は撮影禁止です。
ミュージアムショップで買ったマグネットでお許しを。

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本物は高さ3.49m、幅7.77mの大きな作品です。
ゲルニカの前には多くの人がいて、じっくり見ていました。
私も見入ってしまいました。反戦平和を訴える名画です。

Room206はゲルニカの展示室の他にも部屋があり、
オスカーシュレンマーの作品や
シュルレアリスムのコレクションがありました。

下の写真は企画展です。
企画展は5~6つは実施されていて現代美術を楽しめます。
広いので見ごたえがあります。

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ヌーベル館はサバティーニ館と廊下がつながっています。
ヌーベル館にもCollection 3(常設展)がありました。

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現代アートの展示で、作品の解説もあまりありませんが、
じっくり鑑賞して、鑑賞者が作品から何を感じるかを
考えると観念を刺激されます。

ピカソ、ダリ、ミロのあるソフィア王妃芸術センターは
考えれば考えるほど、さまざまな物の見方が感じられる美術館です。

パセオ・デル・アルテでプラド美術館へ

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
スペイン、マドリッドのプラド美術館のレポートです。

プラド美術館は世界でも指折りの美術館です。
1819年に王立美術館として開館し、
スペイン王家のコレクションが展示されています。

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12世紀から19世紀にかけてのスペインや
フランドル地方やイタリア、欧州各地の絵画が展示されています。

特にスペイン画家の巨匠、
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤの
3人の作品をたくさん見られます。

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プラド美術館の正面にはベラスケスの像があります。
建物正面は修復中でした。

写真はゴヤ像です。
正面から左に回った入場券売場の近くにあります。

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私は「Paseo del Arte」(パセオ・デル・アルテ)で入場しました。

パセオ・デル・アルテは、
プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館、
ソフィア王妃芸術センターの3館セット入場券です。
29.6ユーロです。

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3館の入場料は、プラド美術館が15ユーロ、
ティッセン・ボルネミッサ美術館は12ユーロ、
ソフィア王妃芸術センターは10ユーロなので、
7.4ユーロお得です。

チケットは1年間有効なので同じ日に行く必要はありません。

パセオ・デル・アルテの注意点は、
ティッセン・ボルネミッサ美術館では
パーマネントコレクション(常設展)だけが見られます。
企画展は見られないので注意です。

私はソフィア王妃芸術センターを
一番初めに訪問して
ソフィア王妃芸術センターで買いました。

プラド美術館はチケット売り場が
混んでいることもあるみたいなので、
ティッセン・ボルネミッサ美術館か
ソフィア王妃芸術センターで買うのもよいでしょう。

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写真は平日15時のプラド美術館の入場券売場です。
入場券を買う列はありませんでした。
12時には少し人が並んでいました。

入場券のある人は、ベラスケス像のある正面から
左にぐるっと裏手にまわったところから入場します。

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展示室は撮影禁止なので、
館内写真は入口からの写真だけです。
リュックサックなどの荷物はロッカーに預けます。

エル・グレコ「正三位一体」「羊飼いの礼拝」
ディエゴ・ベラスケス「ラス・メニーナス」
フランシスコ・デ・ゴヤ「マドリッド、1808年5月3日の銃殺」「着衣のマハ」「裸のマハ」

他にもデューラー、ラファエロ、ティツィアーノ、ルーベンスほか巨匠の作品がたくさんあります。
圧巻です。

有名な作品は以下のURLからご覧ください。
https://www.museodelprado.es/en/mi-prado/recorridos-recomendados

プラド美術館には日本語の美術館ガイドがあります。
表紙の絵はエル・グレコの「胸に手をあてた貴人の肖像」です。

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日本語のオーディオガイドもあります(6ユーロ)。

プラド美術館は大きく、35000点の作品を収蔵し、
常設展だけでも1300作品展示されているらしいので、
すべての作品を見るのは困難です。

オーディオガイドの対象も注目の作品だけですが、
すべて聞いて鑑賞したら丸一日かかるでしょう。

素晴らしい作品ばかりなので、駆け足で見るよりも
気になった作品をじっくり鑑賞した方がよいと思います。

約800年間の西洋絵画の粋を集めており、
歴史や表現手法の幅や厚みを感じます。

ヘロニモス館がビリャヌエバ館(本館)に隣接しており、
企画展が行われていました。

ヘロモニス館の展示は小さく、
ビリャヌエバ館と一緒に無料で見られますので
時間が許せば立ち寄るとよいでしょう。

カフェとミュージアムショップもあります。

グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館の展示作品を見ましょう。

夜のグッゲンハイム・ビルバオ美術館も美しいです。
夜20時まで開館しています。
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展示は20世紀後半以降の現代芸術です。
世界の芸術家の作品が並びます。屋外から見ます。

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美術館の左にある赤い橋脚・アーチは
ダニエル・ビュランの「Arcos rojos」です。これも作品です。
2007年に美術館開館10周年で作られたそうです。

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上の写真は、ルイーズ・ブルジョワの「Maman」(ママン)です。
六本木ヒルズにもある作品です。
蚊を捕まえる蜘蛛に母を重ね合わせているようです。

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右の花の犬は、ジェフ・クーンズの「Puppy」(パピー)です。
パンジーが彩り、季節によって見え方が変化します。

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同じくジェフ・クーンズの「Tulips」(チューリップ)

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アニッシュ・カプーアの「TALL TREE & THE EYE

館内展示を見ましょう。
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平日の11時前、入場券の購入に列ができています。

入場料は13ユーロです。
オーディオガイドを無料で渡してくれます。
日本語がないので英語を受け取りました。
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観光客は外国人が多く、世界から集まっています。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館では、
日本人を夫婦2人しか見ませんでした。

この美術館で一番有名な作品は
リチャード・セラの「The Matter of Time」です。
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大きさは約100メートルあるらしく、高さも4メートルあります。
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巨大な鉄の彫刻の中を歩くと、
他には味わえない独特の感覚がありました。

ビルバオは鉄の街ですから、ふさわしい作品ですね。
この作品のためにこの展示室が用意されたらしいです。

まるでペトラ遺跡の渓谷のような、
両側に迫る崖の間を歩くような感じです。

鉄ですが建築物の中を歩く感じではなく、
どこかにわずかに温かみを感じました。

展示室の入口には、撮影禁止、作品に触らない、
作品に近づきすぎない、という注意事項がありました。

中で写真や動画を撮りたいし、彫刻も触りたいですが、
彫刻の中は狭いところもあってぶつかったり、渋滞しそうですし、
鉄が錆びそうですから仕方ないですね。

1階の他の常設展示を紹介します。

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ジェニー・ホルツァーの「Installation for Bilbao

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オノ・ヨーコの「Wish Tree for Bilbao」(ウィッシュツリー)

2階と3階で展示されていた企画展は撮影禁止でした。

私の訪問時には
「Art and China after 1989 Theater of the World」
と「Chagall」が行われていました。
天安門事件以降の中国の芸術と、シャガールの展示です。
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3階の常設展示らしき部屋には、
マーク・ロスコやアンディ・ウォーホルがありました。
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バスク地方の作品もしっかり展示されています。
これらの作品も撮影禁止でした。

ミュージアムショップもあります。
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スミスキーが売っていました。
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バスク地方は美食で有名です。
グッゲンハイム・ビルバオ美術館はレストランも充実しています。

ミシュランで星を獲得している高級レストラン「Nerua」(ネルア)と、
ビストロ「Bistro Guggenheim Bilbao」があります。
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昼食をビストロで思ったのですが予約で満席でした。
ビストロもきちんとしたレストランで良い雰囲気でした。写真右です。
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写真左のバルは気軽に食べられます。こちらも昼は並んでいました。

半日でも楽しめますが、1日じっくり楽しめる美術館です。

ビルバオはマドリッドから特急列車で5時間、
バルセロナからは6時間半かかります。
飛行機でもそれぞれ約1時間かかります。遠いです。

夜はバル巡りしながら宿泊して、
ゆったり滞在しながら現代芸術を楽しむところです。

グッゲンハイム・ビルバオ美術館は川岸の豊かな建築

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
この夏にスペインを訪問しました。
スペインのデザイン・アートをレポートします。

今日はグッゲンハイム・ビルバオ美術館のレポートです。

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グッゲンハイム・ビルバオ美術館は
スペインの北部、バスク地方の都市ビルバオにあります。

ビルバオは港湾・工業都市として発展しましたが、
1980年代に衰退してしまいました。

都市の再生計画プロジェクトの一環で
グッゲンハイム美術館を誘致し、
フランク・ゲーリーの建築で1997年に開館しました。

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チタンで帆船のような複雑な曲面をもつ建築です。

いまはこの美術館目当てに世界から観光客が集まり、
年間100万人が訪れるそうです。
都市の再生モデルとして世界に知られています。

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グッゲンハイム・ビルバオ美術館は、
展示作品もよいのですが、
この建築デザインそのものが最大の見どころでしょう。

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建物内部3階から撮影した天井です。
吹き抜けの高さは50mあるそうです。

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真ん中の作品、Joana Vasconcelosの「Egeria」に目がいきますが、
外から建物内に差す光や、建物の形状、
ガラスから透けて見える壁やエレベーターや空は変化に富み
まるで回遊式の庭園のように歩くと風景が変わり、
美術館内を歩く楽しみがあります。

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この建築に合わせて芸術作品や、
触発された作品も多く生まれたと思います。

建物の形と大きさの迫力、
うねる曲面が反射する豊かな光は
川岸の立地を生かしています。

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ビルバオは曇りや雨が多いです。
晴れた日に行けたら幸運ですね。

次週は展示作品などをご紹介します。