ハッシュタグをお勧めしてくれる「ハシュレコ」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今朝の横浜は、まるで台風のような春の嵐です。

Instagramではハッシュタグをたくさんつけて、
多くの人に見てもらおうと努力している
中小企業は多いと思います。

ハッシュタグは、数個だけなら簡単に
思い浮かぶのですが、
それを超えると思い浮かべるのに
時間がかかることもあります。

そんな時に役立つサイトとして
ハシュレコ」をご紹介します。
https://hashreco.ai-sta.com/

ハシュレコ.jpg

人気の投稿者が使っている
ハッシュタグを教えてくれるサイトです。

サイトにアクセスして
例えば「梅」と入力すると、

#季節 #日本の風景 #花 #ザ花部 #flower #立春

といったハッシュタグの候補を教えてくれます。

自分の投稿に関係ありそうなものを
そのまま選んでコピーして
貼り付けることもできますし、
切り口をヒントにして、
自分で考えてもよいでしょう。

悩んだ時には便利です。
他人の発想は役に立ちます。

無料ですのでお試しを。

交通広告の特長を知って上手に使う

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は交通広告の話です。

先日、株式会社キンコー様でお話を伺いました。

キンコー様は横浜市営地下鉄や横浜市営バスの
広告代理店です。

kinko-ad02.jpg

ラッピングバスや電車内の中吊り広告が有名ですが、
その他にもホームドアや駅に貼りだすポスター、
電車ドア付近のモニター広告など、
目にしている広告は多いと思います。

kinko-ad03.jpg

電車内の広告でも10種類もあります。
いろいろ教えていただきました。

どの場所にどのような広告を出すかは、
結構なノウハウです。

スペースの大きさや見る時間、
視認する人数が異なりますから、
広告の訴求内容やビジュアルも変えるべきです。

kinko-ad01.jpg

駅のポスターも、よい場所に貼りたいものです。

優秀な広告代理店の営業担当者に
いろいろノウハウを聞いて、
できるだけ良い場所に広告を出せると
地域密着型の事業は伸びると思います。

交通広告には接触頻度が高い特長があります。

通勤客へのアプローチには、
折込チラシやポスティングより向いていますし、
インターネット広告で検索してもらう手前の
広告としても有効だと思います。

認知度はブランド・エクイティのひとつの要素です。
良い商品、サービスができたら
認知させていくことを考えましょう。

ビジネスチャンス・ナビ2020

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日は社長や営業部門の方は必見の情報です。
ビジネスチャンス・ナビ2020」のご紹介です。
https://www.sekai2020.tokyo/bcn/

ビジネスチャンスナビ2020.jpg

「ビジネスチャンス・ナビ2020」は、
東京都や国、オリンピック・パラリンピック関連、
民間企業の発注案件、調達情報を
まとめたポータルサイトです。

中小企業が仕事を受注できます。

東京2020オリンピック・パラリンピックの
開催を見据えて、今年4月に開設したサイトです。

開設したばかりなので、
発注、入札案件が800件以上あるのに対し、
登録企業数が2500と少なく本当にチャンスです。

サイトの使い勝手の良し悪しや受注できた企業の事例、
に関する情報は持っていないのですが、

企業が受注を希望する内容を登録しておけば、
入札や調達案件の情報がメールで通知されるそうなので、
便利だと思います。

東京都内の中小企業だけでなく、
全国の企業が登録できます。
(登録には審査が必要で数日要します。)

発注側でも登録できます。

サイトは、中小企業世界発信プロジェクト推進協議会事務局
(東京都中小企業振興公社)が運営しています。

東京都内の中小企業には、プロジェクトが他にも
さまざまな売上拡大の機会につながる支援をしていますので、
チェックしてみてください。

ブルーボトルコーヒーは広報のうまさが光る

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日から大型連休ですね。

今日はブルーボトルコーヒーについて先週からの続編記事です。

日本では以前からある喫茶店のスタイルに似たところもある
BLUE BOTTLE COFFEE(ブルーボトルコーヒー)」の
人気が続いている理由は、広報とデザインが
優れているからだと考えています。

今週は広報についてお話しします。

ブルーボトルコーヒーは、
2015年2月の清澄白河ロースタリー&カフェの
開店5か月前からプレスリリースを打っています。

開店前にはレセプションパーティーをメディア向けや
地元の住民向けにも開催したようです。

以下の点を伝えて、他の喫茶店との違いを強調して
イメージを作っています。

・焙煎して豆を一番おいしくなる良いタイミングで、
コーヒーを提供していること

・焙煎所やコーヒーを淹れているところを
積極的に見せていること
(「手打ちそば」と同じイメージ。
また、メディアが好きな「絵」になる点でも価値がある。)

bbcoffee02.jpg

・店員が一杯ずつ淹れること
(おもてなしや物語性を強調している)

・環境やコーヒー豆産地のサステナビリティ
(持続可能性)に配慮していること

・上のようなことが投資家に評価され、
多くの資金調達に成功したこと
(シリコンバレーのようなイメージ)

・アメリカで成功していること
(「欧米で流行っている」に
日本人は興味をもちやすい)

プレスリリースを見ると
「サードウェーブコーヒー」という単語は
意外にも使っていません。

下手に流行らせると一過性で終わってしまいますし、
そうした流行やグループとして扱われるのは
店の理念と違うので避けたいのかもしれません。

旗艦店としての焙煎所は大きな魅力です。

焙煎所がある清澄白河に比べて、
青山店の方が混雑していないようです。

(青山は清澄白河より座席数が
多いからかもしれませんが)

創業地のアメリカにおいては、
丁寧に一杯ずつ淹れる日本の喫茶店の
コーヒーは目新しかったでしょう。

逆に日本ではアメリカで流行っている、
がポイントです。

どこの国でも異国で流行っているものに
興味があるのかもしれません。

従来とは違う、アメリカで流行っている
コーヒーショップを
うまくメディアにアピールできたと思います。

清澄白河の来店客には、
コーヒーの味にこだわる層もいましたが、
そうではない客層(特に若年層)もいました。

私の前に並んでいた学生のグループでは、
エスプレッソとアメリカンはどっちが苦いか
という話をしていました。

コーヒーにうるさい客の会話ではないですよね。

コーヒーにミルクや砂糖を入れる客も結構いました。
(浅煎りで酸味の効いている味がわかる?)

さきほど挙げた要素を上手にアピールしてメディアに取り上げられ、
口コミになり、話題になっているから行ってみる、
新しいから行ってみる、客層もまだ多いと言えます。

私がもうひとつの成功要因と考えるデザインは来週に。

グリコCheezaのCM訴求力が素晴らしい

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
富士山の世界文化遺産への登録決定、嬉しいです。

この2日間で環境、景観保全に地道に取り組んできた方々を
たくさん知りました。敬意を表します。

さて、今日は江崎グリコのお菓子「Cheeza(チーザ)」の
テレビCMの話題です。

「Cheeza」は、チーズをそのまま焼いたような味がする
スナック菓子で、ビールのつまみに合うお菓子です。

私は味だけでなく、きちっと封ができるパッケージが、
ちょっとだけスナック菓子を食べても、
残りを取っておける点でとても気に入っていて、
何年か前から食べています。

テレビCMには、以前は小栗旬さんが出ていましたが、
確か1年ほど前から吉高由里子さんに変わりました。

今月からの新作CMの訴求力に惹きつけられました。

CMはこちらです。
http://www.glico.co.jp/cheeza/cm.html

吉高由里子さんが出ていることは変わりませんが、
BGMはスターダスト・レビュー「今夜だけきっと」で、
1986年発表の曲です。

特にアラフォー世代が喜ぶ選曲だと思います。

一方、天真爛漫な雰囲気をうまく演じる吉高由里子さんは
若い世代に人気があり、女性からの支持も厚いです。

こうして20代から40代の自宅でお酒を飲む
ターゲット層をカバーしています。

CMでは吉高さんがこちらを向いて話しかけます。

人は、人の顔に意識が強く反応する性質があるので、
広告で人を使うのは王道です。

画面いっぱいに吉高さんの顔が映って話しかけられると、
彼女の魅力とも重なって、画面を見続けてしまうでしょう。

BGMで惹きつけられて、ふと画面を見た40代も、
若い世代も吉高さんの話を聞くうちに
商品名が頭に刷り込まれていきます。

「ハイ、チーズ、カシャ。ハイ、チーザ。
ハイ、チーズ、カシャ。ハイ、チーザ。ハイ、ビール。」

当然、ビールと合う印象も残ります。

そして窪田等さんが
「チーズのうまさに、まいっチーザ。」
とナレーションを入れて、最後にブランド名で終わります。

落ち着いた声でダジャレまで入れて、
もしかして50代以上も取り込もうとしているのではないか
と思える構成なのです。

吉高さん、スターダスト・レビュー、窪田等さん、
それぞれの強い個性を、軽やかにうまく組み合わせて
まとめたと思います。

幅広いターゲットを対象に、
王道なつくりでしっかり訴求できているCMです。

ネットを調べたら
CMの演出をしたのは箭内道彦さんのようです。
さすがですね。

BGMでは「明日になれば忘れられるのに」と流れますが、
明日になっても忘れられないパワーのあるCMです。

事件・事故時の広報のポイント

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は危機管理広報についてです。

もし、あなたの会社が何か事件・事故を起こしてしまったとき、
会社を取り巻く関係者や社会全体へ発するメッセージの出し方を
間違えると、会社は大きな危機に陥ってしまいます。

事件・事故そのものでも信頼を失いかねないのですが、
起きてしまった後の対応や姿勢がよくないことの方が
不信を決定的なものにしてしまうケースが多いです。

ブランドをつくるには大変な努力と期間が必要ですが、
ブランドが壊れるのは一瞬です。

事件・事故にどのように対応すべきかは学んでおくべきです。

7月26日に東京都中小企業診断士協会中央支部研修部で
「実践!謝罪会見 危機管理広報とメディア対応
不祥事対応で会社を潰さないために」
というセミナーがあって、参加しました。
http://www.rmc-chuo.jp/home/mt/archives/2012/05/post_239.html

講師は株式会社エイレックスの平野日出木さんでした。

私の支援先では、不祥事でメディア対応に追われたことは
ありません。しかし、クレーム対応と共通するポイントも多く、
参加させていただきました。

セミナーでは記者会見の失敗例と見習うべき例が紹介され、
たいへん参考になりました。

外部には次の姿勢が示すことが大切ということでした。

説明責任を果たそうとする姿勢
問題解決に向けた断固たる姿勢
被害者・生活者への配慮ある姿勢

また、対応へのスピードも問われます。

決して、論理や法律論だけで押し切ろうとしてはいけません。

記者会見のやりとりの背後には、この会社は何のために事業を
行っているかが透けて見えるのでしょう。

会見を見る側にとって、会社の都合だけが感じ取られると、
対立が生まれてしまうのだと思います。

最後に、危機管理(リスクマネジメント)には、
「危機が起きてからの対応」だけでなく、
「危機を起こさないようにする」視点もあります。

日頃からの予防ももちろん大切です。

中身の詰まり方が違う!山梨県笛吹市八代町の桃!

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は山梨県笛吹市の桃についてです。

笛吹市は桃やブドウの収穫量が日本一の街です。
おいしい果物がたくさんあって競争も激しいです。

ですから、勝負はセールスポイントをどう伝えるかになります。

先日、販売促進とPOP(Point of Purchase)の
コンサルティングで笛吹市に伺いました。

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桃のシロップ漬け「おとなのぴぃーち」と
「ぴぃーちひめ」をそれぞれいただきました。

「おとなのぴぃーち」にはワインがわずかに入っています。

両方とも果肉がしっかりしていて、歯ごたえがあります。
中身の詰まり方が違うんですね。

おいしくて家でも家族であっという間に食べてしまいました。

桃の味がしっかりしていて、外国産缶詰の桃のように
シロップに負けることがありません。

おとなのピーチ.jpg

秋ナスの佃煮「うまいじゃんけ」は、
最近の味覚の好みの変化にあわせて作っているので、
塩辛すぎず食べやすい味です。

ジューシーで生姜が効いています。
ご飯にもあい、酒の肴にもなるので、よく売り切れるそうです。

他にもブドウのロザリオや巨峰ジャムなど素材の味が
生きていて、普段食べる製品とは違いがはっきりわかります。

いろいろアドバイスさせていただいたのですが、
八代特産品研究会の皆様は、作るだけでなく、
特産品を開発して自分たちで売るまで取り組んでいて、
とても前向きで勉強熱心な方々でした。

セールスポイントはたくさんあるので、
上手く伝えることでこれからの売上増加が期待できますね。

ご紹介した商品は八代グリーンファームで買えます。
http://fuefuki-syunkan.net/yatusiro_chyokubai.html
http://www.city.fuefuki.yamanashi.jp/kanko/shisetsu.php?id=194

八代グリーンファーム.jpg

サントリー「歌のリレー」が見せた広告の形

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

今日の話題は、東京アートディレクターズクラブ
優れた広告・デザインを表彰するADC賞です。

今年の受賞作品がADC展として28日まで
ギンザ・グラフィック・ギャラリーと
クリエイションギャラリーG8で展示されています。

2011ADC.jpg
2011ADC賞.jpg

今年のADCグランプリはサントリーの「歌のリレー」でした。

サントリーの広告に登場している総勢71名が
「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」を
歌っているCF(コマーシャルフィルム)です。

私もテレビで見ましたが、そのパワーに胸を打たれました。

今年は広告に携わる人も大震災を受けて、
何を届け、伝えるべきか悩んだでしょう。

本作品は、企業が何をできるか考え、企業の姿勢や気持ちを
伝えるCFとして、素晴らしいものでした。

出演者の気持ちも伝わるものでした。

このCFを評価しない方もいらっしゃいますし、
ブランドや広告論とからめて、
サントリーのマーケティングをうまさを指摘する人もいます。

しかし、私は混乱や自粛ムードの中で行動を起こしたことは
称賛しますし、ブランドやマーケティング面のプラスを
第一義的に考えたCFではないと考えます。

結果として、サントリーの好感度が増したかもしれませんが、
それは副産物でしょう。

あのCFは純粋にメッセージを届けようと思わなければ、
できないと思います。見る人も気づくでしょう。

経済は重要ですから、私も経営コンサルタントをしていますが、
人への純粋な気持ちと経営上の利益をはじめから結びつけて
考えるべきではないと思っています。

コーポレートシチズン(企業市民)という言葉もありますが、
ブランドにおいても、あくまでも「思い」を大切にしましょう。

サントリーの他にも優れた広告・デザインが展示されています。
楽しむ気持ちでご覧になってはいかがでしょうか。

「上を向いて歩こう」は月曜日のNHKでも特集番組がありました。
多くの方が強い思いで作って広めた歌なんですね。
私も大好きな歌です。

検索連動型広告は小規模企業にピッタリの販売促進

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はインターネットの検索連動型広告についてです。

ヤフーリスティング.jpg
グーグルアドワーズ.jpg

検索連動型広告とは、インターネットの検索エンジンで検索した
結果の画面に検索キーワードに関連した広告を載せるものです。

リスティング広告とも呼ばれますし、広告文のクリック回数に応じて
広告費用が発生するしくみのため、
PPC(Pay Per Click)広告と呼ばれてもいます。

検索連動型広告を見たことがある、クリックしたことがある方は
少なくないと思います。

ところが、検索連動型広告を導入している企業は
まだ多くありません。

SEO(検索エンジン最適化)に熱心な企業でも
検索連動型広告を行っていない企業は結構あります。
もったいないです。

検索連動型広告はSEOに比べて、次のようなメリットがあります。

1.早期に成果が出る
2.キーワードを多く設定でき、集客しやすい
3.テストマーケティングが容易である
4.大企業に勝ちやすい

Yahoo!リスティング広告は3000円から、
Google AdWords(グーグルアドワーズ)は
開設費用500円で始められます。

クリック単価は30円くらいで十分運用できます。
中小企業でも十分支払える広告費用です。

ただし、キーワードによってはクリック単価が数百円になります。
したがってキーワード選びは重要です。

また、クリックされる広告文の作り方に工夫が必要で、
ネット上で出稿するための管理画面が分かりにくいです。

そのため導入初期のご相談が多いです。

検索連動型広告は、クリック率が高いと、
クリック単価を安くても広告欄の上位に掲載されます。

インターネット広告はこれからどんどん伸びる市場です。
ライバルが少ないうちに始めた方がよいでしょう。

「思い」は見えないけれど・・テレビ広告の力(2)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
テレビ広告の力について昨日の続きです。

まず、定量面から見ていきます。

電通が2月23日に発表した
「2010年(平成22年)日本の広告費」によれば、
2010年のテレビ広告費は1兆7321億円です。

テレビは最も広告費が使われている媒体で
日本の広告費全体の29.6%を占めています。

インターネット広告費は7747億円で2番目に大きく、
以下、新聞広告6396億円、折込広告5279億円と続きます。

先の資料を元に、テレビ広告とインターネット広告をグラフにしました。

日本の広告費グラフ.jpg

こうして見ると、確かにインターネット広告は成長していますが、
2010年でもテレビはインターネットの2倍以上の
広告媒体であることがわかります。

テレビ広告の減少幅は、ネットの伸び幅よりも小さいです。

定性面で言及すると、昨日の記事につながりますが、
ACの広告の認知度は極めて高いです。
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える
私の周りでも知っている人ばかりです。

総理大臣の名前より認知度は高いかもしれません。
(総理大臣の名前が答えられない大人もいますよね・・)

子供からご年配の方まで、
これだけ幅広く認知される媒体はないでしょう。

インターネットや新聞、雑誌、ラジオには偏りがあります。

これらの媒体には偏りがあるから、
ターゲットに絞った広告ができる魅力があります。

しかし、とにかく多くの人に伝える力において、
テレビの強さは2011年の今も絶大で健在です。

twitterやfacebook、ネット広告の力は認識しつつも
テレビ媒体の力も的確に認識しましょう。

「思い」は見えないけれど・・テレビ広告の力(1)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

「思い」は見えないけれど「  」はだれにでも見える

あなたはカッコ内に何が入るかご存じですか。

この文章は、宮澤章二さんの詩「行為の意味」の引用です。
カッコには「思いやり」が入ります。

ACジャパンがこの詩を用いたテレビ広告を流して、
とても有名になりました。
「こころ」はだれにも見えないけれど「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど「思いやり」はだれにでも見える

と詩を紹介した後に、
やさしい気持ちを行動にすることを訴える広告です。

他にも、子供にあいさつの良さを伝える
「こんにちワン」「ポポポポ~ン」のCMや、

金子みすゞさんの詩を取り上げたテレビCMが
印象に残っている方も少なくないでしょう。

東日本大震災で企業がテレビCMを自粛した結果、
ACジャパンのCMが大量に放映されたからです。

これらのメッセージ、日本中のかなり多くの方に届いています。

多くの方にメッセージが届いたことを
当たり前と思われた方もかもしれませんが、

私はテレビ広告の力が絶大で変わりないことを
再認識させられた一件になりました。

私は中小企業のマーケティング戦略支援で、
インターネット広告、特に検索連動型広告、
PPC広告の導入のお手伝いすることがあります。

ネット広告は数十円から始められるのに対し、
TVCMは数百万円はかかるので、
まだ導入を勧めたことはありません。

また近年は、テレビ視聴時間や視聴率が下がった原因に、
インターネットが挙げられています。

インターネットの影響力が強まっている話題の中で、
テレビの影響力は埋没しがちです。

大震災でツイッターが役立ったなどの報道はありますが、
テレビ広告の力を再確認した報道はなかったように思います。

今のテレビ広告の力について、
定量・定性の両面から明日述べます。

音楽で販売促進しよう!「そして持病がある」

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

ここ数日で一気に鹿児島から東北まで梅雨明けしましたね。
よい天気です。

さて、アメリカンホーム保険会社(アフラック)の保険
「新やさしいEVER」のテレビコマーシャルを
ご覧になったことはありますか。

「僕にはゆめ~がある、希望がある、そして持病がある」

という歌のCMです。

ご覧になったことがない方は、
アフラックのTVCMサイトからご覧ください。
http://www.aflac.co.jp/duck/cm/index.html

「持病の歌」と名付けられたこの歌を、
俳優の北村総一朗さんが朗らかに歌っています。

私は最初に聞いた時は耳を疑ってしまいました。
「持病がある」と聞こえたけれども本当かと。

それくらいに意外性のある歌です。
ギャップがあって笑えます。そして覚えてしまいます。

程度は別にせよ、人は何らかの病気を抱えながら生きていく
わけですから、明るく笑って病気とつきあっていくことも、
その人の心の強さでしょう。

それにしても、アメリカンホーム保険会社のTVCMは
よくできています。

「猫とアヒルが力を合わせてみんなの幸せを~まねきねこダック」

「アヒルンルン、アヒルンルン、僕た~ちは一生一緒さ、
アヒルンルンルン、クウェ、クウェ、クウェ、クワッ、
クワッ、クワッ、アヒルのワルツ」

といった意外性のあるキャラクターと歌を使ったり、
がん保険のCMでは、ゆったりしたナレーションと
ピアノのBGMを使ったりしています。どれも記憶に残ります。

音楽は、テレビ・ラジオにおいて
見た目を超える強い宣伝効果をもたらすことがあります。

音は無意識に耳から聞こえてしまうからです。
ぜひ中小企業も音の活用を検討してみましょう。

「おさかな天国」(さかな、さかな、さかな、魚を食べると・・)
のように店内に流すだけでもよいでしょう。

作曲できなくても文明堂や
ヨドバシカメラのような替え歌もあります。

挑戦してみてはいかがでしょうか。
費用対効果に優れた販売促進策です。

ユーキャンTVCFの変化が映し出す不安心理

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日から2月ですね。

正月は「生涯学習のユーキャン」の
CF(コマーシャルフィルム)をTVや電車で多く見ました。

ユーキャンは広告宣伝に力を入れており、
新年に新たな挑戦をしようという消費者をつかまえています。

今年のユーキャンのTVCFのキャラクターは、蒼井優さん、
貫地谷しほりさん、はんにゃさん、佐藤隆太さん、富田靖子さんです。

起用されている方は、20代半ばの方が多いです。

そしてCF内容には、就職や転職、現在の生活への危機感を
訴えるものが目立ちます。

かつては年齢がもっと上のタレントを起用していました。

内容もボールペン字講座や書道などの実用講座の宣伝が
多かったように記憶しています。

実用講座でも、申し込む動機には趣味的な気持ちが
半分くらいあったのではないでしょうか。

多少ゆとりがある人が申し込む実用・趣味講座から、
危機感・不安感をやわらげる資格取得講座へ、
宣伝する内容が変化しています。

そして今年のCFキャラクターは、高校生や大学生にも
とても人気があります。

ユーキャンのメインターゲットが中高年から20~30代、
さらに高校生や大学生へにシフトしていると考えられます。

ここ数年CFを見る限り、実用・趣味講座から資格講座へ、
そして受講生の低年齢化という傾向は続いています。

おそらく消費者ニーズが変化しているのでしょう。

若年層の不安心理が高まっていることを
ユーキャンのTVCFの変化は映し出しています。

中小企業経営者の皆様、広告宣伝のターゲットや
コンセプトは明確になっているでしょうか。

資金的にTVは無理かもしれませんが、実施する広告では
ターゲットやコンセプトを大企業よりも明快に伝えましょう。

大企業との競争に勝つためには必要なことです。

OTONA GLICO(オトナグリコ)

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。

昨日ご紹介した「TCC広告賞2009」の話の続きです。

グランプリとなった
江崎グリコの「オトナグリコ」のCMをご紹介します。
受賞されたのは東畑幸多さんです。

ご覧になった方もいると思いますが、このCMは、
マンガ「サザエさん」のキャラクターを題材に25年後の
カツオ、ワカメ、タラちゃん、イクラちゃんが登場します。

成長した彼らを見せて

「あ、大人になってる。OTONA GLICO」

のコピーで締めます。

マンガ「サザエさん」の雰囲気、人間味を壊さずに、
人が成長していく様と大人の生活シーンに寄り添う
チョコレートを伝えています。

オトナグリコ」のWebサイトです。CMが見られます。
http://www.glico.co.jp/otona/

「TCC広告賞展2009」には、
この「オトナグリコ」のCMの企画書も展示されています。
長谷川町子美術館へ提出したものです。必見です。

サザエさんは国民的マンガですから、
このCMは一歩間違えば、日本中から非難を浴びたでしょう。

しかし、サザエさんの世界に真正面から向き合っています。
CMの企画書からも、そのことを感じられます。

CMでは、大人として生きる中での
「うまくいかないこと」や葛藤が表現されているのですが、

礒野家の人たちの愛情や、
まっすぐに正直に生きる姿がすがすがしいので、
CMを見る「成長した大人」の気持ちを揺さぶるのでしょう。

「オトナグリコ」や昨日紹介したコピー以外にも
心に響くコピー・CMが目白押しです。

プロが紡ぎだす言葉の力を感じられます。

中小企業でプロに依頼することが仮に難しい場合でも、
商品の魅力をとことん考え抜いて、
顧客の気持ちをつかむ意識は持ちましょう。

あなたの商品は、どんな人のどんな場面で、
どんな気持ちに応える商品でしょうか。

考え抜くから、あのようなコピーが生まれます。

「TCC広告賞展2009」は、汐留のアド・ミュージアム東京にて
6月13日まで開催されています。入場無料です。

アド・ミュージアム東京.jpg

TCC広告賞2009

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は「TCC広告賞展2009」のご紹介です。

TCC広告賞2009.jpg

TCCとは東京コピーライターズクラブの略称で、
コピーライターやCMプランナーの団体です。

TCC広告賞はコピーライターが選ぶ優れたコピーの賞です。

この展示会では、本年度応募のあった6978点の中から
選ばれた受賞作品を見ることができます。

今年のTCCグランプリは、
江崎グリコの「オトナグリコ」のCMでした。

大変高いレベルの共感と仕事ぶりが感じられる作品で、
「オトナグリコ」については明日のこのブログで書きます。

ただ、CMなので画像や音楽の影響も大きく受けます。

純粋にコピーだけで考えたら、グランプリにはならなかったものの、
私はTCC賞を受賞した次のコピーのポスターが印象に残りました。

「どんなに不便な乗り物か、笑いながら話している」

「話せない時間のほうが長いのに、みんなで走りたくなる。」

何の広告かわかりますか?

オートバイの販売、修理などを行っている
レッドバロンの新卒採用の広告コピーです。

私はオートバイに乗りませんが、
オートバイ好きの共感を呼ぶコピーです。
(受賞者は漆畑陽生氏と日野貴行氏)

また、年賀はがきのCM

「出す年賀状の数は、僕を支える人の数です。」

も私は好きですね。

2008年の「年賀状は、贈り物だと思う。」に続いて
TCC賞を受賞しています。
(両年とも受賞者は岩崎俊一氏と岡本欣也氏)

明日はグランプリとなった「オトナグリコ」のCMをご紹介します。

未曾有の買い時!?

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日は軽めの話です。

私はセーフティーネット保証融資の認定窓口や
東京都商工会連合会の仕事をさせていただいていますが、
現在は景気が悪く、中小企業の経営状況は苦しいところが多いと
実感しています。

特に昨秋より不動産、建設業は業界全体が厳しいと感じています。

そんなときに見た、
次のバナー広告のキャッチコピーを見て笑ってしまいました。


ミゾユー
未曾有の買い時!?


このキャッチコピーの下に小さく文章と家の写真があり、
最後に「モデルルームへ」と。

これは不動産情報・住宅情報の検索サイト
ホームプラザ」のバナー広告のキャッチコピーです。

参りました。

未曾有(みぞう)に、麻生首相が言い間違えてしまった
「ミゾユー」と仮名を振っています。

以下は、よくできていると感じた点です。

「みぞゆう」ではなく、カタカナで仮名をふって
軽い感じを出したこと

苦しい不況を笑い飛ばす感じがあること

未曾有の世界的経済危機を
不動産価格が今までになく安いことに結びつけたこと

買い時に「!?」がついているのか、
読み間違えに「!?」がついているのか、
わかりにくくしていること

「歴史上最大の買い時です!」
と断定したら面白くないし、誇大広告かもしれませんよね。

私は広告を見て笑い、そしてバナーをクリックしました。
(家を買うつもりは全くありませんが)

不況を逆手にとり、
首相の言い間違えも利用して、笑いに転化して
たくましく自社のビジネスを伸ばしたいものです!

センスがすばらしい。

揚げ足を取っていると、まゆをひそめる向きもあるでしょうが、
たくましい商魂とセンスは見習いたいと私は思います。

サービス業が売るための情報

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はサービス業が売るための情報についてです。

サービスには、財(生産されたモノ)と比べて次の特性があります。

無形性:形がなく見えない
同時性:サービスの提供と同時に消費される
変動性:まったく同じ品質を提供することが困難である

サービスは見えませんし、
買う側が事前に手にとって確かめることもできません。

そのため、サービスを売るには、買い手にサービス品質の水準や、
その効果などを伝えなくてはいけません。

ここで買い手が重視している情報とは何か考えましょう。

興味深い調査結果をご紹介します。

「中小企業白書2008年版」56ページに、
対事業所サービスに関する情報提供について、
サービスを提供する企業側と、サービスを利用する企業側が
それぞれ重視する内容の調査結果が載っています。

サービスを利用する企業が重視する内容は、回答の多い順に

商品・サービスの価格
個々の商品・サービスの具体的な内容
商品・サービスの目的や効果に関する水準
苦情や問題等への対応体制
商品・サービスを提供するスタッフ
商品・サービスのメニュー
商品・サービスを受けた顧客の声
キャンセル規定、途中解約規定等

と挙げられています。

一方、サービスを提供する企業は利用企業と異なり、
重視するとの回答が多い順は

商品・サービスを受けた顧客の声
苦情や問題等への対応体制
商品・サービスの価格
商品・サービスを提供するスタッフ
(以下省略)

となっています。

(提供企業が)力を入れて伝えている情報と、
(利用企業が)重視している情報にギャップがあるわけです。

サービスを販売する企業はまず、
サービスの価格具体的な内容
サービスの目的や効果に関する水準の情報
について、不足していていないかチェックしましょう。

もちろん上記の調査結果を参考に、
その他の内容もできるだけ多くの情報を伝えましょう。

そういう私のホームページも充実させねば!

「猿の選挙演説」CM中止

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
今日はイー・モバイル社のテレビCMの中止についてです。

放映を中止した携帯電話会社のイー・モバイルのテレビCMは
次のようなものです。

猿が選挙演説シーンのようなシチュエーションで、
新しい携帯電話を勧めるのものです。

ただ、そのシーンでは「Change」というカードを
多くの聴衆が持っており、
アメリカ大統領選挙に立候補予定のバラク・オバマ氏を
強く意識させるものでした。


そのため「黒人を猿に見立てている」「人種差別」
というような批判が視聴者から提起され、
放映を中止したということです。


この問題については、
特に外国人からの意見が多かったようです。


私はテレビ放送されていたそのCMを見たことがありますが、
その時は、そのような問題が潜んでいることに
私は気付きませんでした。

イー・モバイルは、報道によると
「人種差別の意図はなかった」とコメントしているようです。

しかし、やはり配慮不足であったと思います。

企業や作り手は
見る人に不快な思いをさせない広告づくりを
考えなくてはいけません。


人によって考え方や、事情や環境が異なるわけですから
受け取り方も異なります。

本意ではないメッセージが伝わることがないよう、
企業ブランドを守る観点でも、
多くの人のチェックが欠かせません。

あのCMが人種問題などを感じさせるということまで、
私も考えが至らなかったのですが、私の自戒も含め、
中小企業経営者、クリエイターの方は気をつけましょう。

バナー広告の効果

おはようございます。中小企業診断士の山口達也です。
横浜は梅雨空です。

今日はインターネットのバナー広告効果についてです。

4月21日に株式会社ビデオリサーチインタラクティブが
インターネット広告のブランディングに関する調査結果を
発表しました。

レポートは広告の知識がないと理解に苦労する内容ですが、
かなり有用な情報ですのでご紹介します。


調査結果から、私が認識した点は以下の通りです。

・・・・・

webサイトのバナー広告には、
バナーがクリックされなくても、露出しているだけで
興味関心や購入・利用したいと喚起する効果がある。


フリークエンシー(対象者と何回接触したかを示す値)が
多いほど、商品認知、商品好意度などは上昇するが、
フリークエンシー1回でも、それなりの広告効果がある。


広告が表示された画面に到達した者の29.1%が広告を認知し、
認知した人の34.4%がサイトへアクセスしたい意向をもった。

また、認知した人の30.4%が商品購入・利用を喚起された。

(上記の数字とは別に同調査では理論値として、バナー広告を
1000万回画面に露出した場合、広告を認知するのは130万人、
商品の購入・利用を喚起されるのが38万人と算出している)

・・・・・

ヤフー、MSN、gooのバナー広告なので、
大手企業が作りこんだバナー広告と思われますが、

広告を見た人の約8.8%、また画面表示回数の約4%の人が、
商品の購入・利用を喚起されたということは、
広告の効果として知っておいて損はないでしょう。


調査では、バナー広告のブランディング効果が検証された
としています。


中小企業では、検索キーワード連動型広告が
よく使われていますが、ビジュアルで訴えるバナー広告も
一定の効果はありますね。



上記は調査結果を大雑把に紹介し、さらに私の感想も
含まれますので、正確な言い回しでの調査結果、
詳細データは下記リンクへアクセスしてご覧ください。


ビデオリサーチインタラクティブのwebサイト
http://www.videoi.co.jp:80/release/20080421.html
(ブランディング効果における5つのヒントも掲載されています。)

落ちないメガネ・お守りメガネ

昨日と今日は大学入試センター試験です。
受験生にちなんだ話題を。

ビジョンメガネ
「落ちないメガネ・お守りメガネ」を発売しています。

同社が開発したズレ落ちないメガネと、
「安倍文殊院」で祈祷した「学業成就」鉛筆を
セットにした商品です。

3月までの期間限定販売です。

(参考)ビジョンメガネプレスリリース

同社の「MyDo(マイドゥ)」ブランドのメガネは、
独自の構造デザインをもつ「ズレ落ちないメガネ」です。
スポーツを行う時などで特に役立ちそうです。

構造・機能面が光る商品ですが、
「落ちない」ことから、受験生向けに
学業成就の鉛筆とセットで販売したのは面白いですね。


験担ぎによる販売促進の手法は、「キットカット」などで、
かなり世間にも浸透したように思いますが、

祈祷してもらった鉛筆をセットにして、
実効性と話題性を高めた点は、良いと思います。


デザインの良さからはじまり
ネーミング、販売促進まで工夫がされています。

また、この商品が「MyDo」ブランドや
同社のPRの役割を果たしている点も着目したいですね。


貴社の販売促進でも参考にしてみてください。